10月4日~8日までの会期で幕張メッセで行われていたCEATEC JAPAN 2011、ローム(ROHM)ブースは「Power&Smart」をテーマに半導体製品を最終製品を姿を意識して分かりやすくデモ展示していました。
思わず足を止めて見入ってしまう有機ELパネルを40枚使って製作された光のオブジェ、時間によって色彩を変化させる演出をしていました。これからの季節にはクリスマスイルミネーションによさそうです。
有機ELの薄くて曲げられる性質からOUGI、Lighting Braceletと名づけられた製品も展示されており、未来の明かりの形が、もうそこまで来ていると感じました。
ワイヤレス給電と組合わせた薄型有機ELでは、好きな場所に有機ELルミオテックを貼り付けて点灯させるデモが行われており、用途としては店舗のディスプレイなどすぐにでも利用できそうな印象です。
量産されて一般への利用が広がっているのがLED照明です。蛍光灯形のLED照明は住宅や工場をはじめ、既存の機器に取り付けて使用できることから、節電の実施と共に急速に伸びている分野です。
AGLEDブランドでLED照明のランプ・照明器具類を販売するロームグループの丸善電機は2011年10月1日よりアグレッド株式会社に社名変更したそうです。
抽選のプレゼントでいただいた電球形LEDランプ(485lm)LDA6N-G-Aは消費電力5.5W、発光面が広く約270度と白熱電球のように周囲に大きく光が広がるとのことで、早速、お家の白熱電球と交換して使用させてもらっています。
形も電球に近くて、とてもいい感じです。
そのほか半導体メーカーであるロームは、発光体であるチップLED、パワー半導体・電源モジュール、ドライバICといった基礎製品を生産していますので、チップに関しても多数展示されていました。
省エネ、環境の意識の高まりでもっと大きく伸びそうな分野です。
もう一つ面白かったデモを紹介します。
センシングソリューションをテーマとしていたコーナーでは、センサを搭載したラジコンカーを走らせてバーチャルドライブを楽しむという趣向です。
ラジコンカーにはカメラとセンサーが搭載されており、スマートフォンでカメラの映像を見たり、車体状況を確認することもできます。
ワイヤレス・センサネットワークモジュールは近接・照度センサ、温度センサ、3軸加速度センサを標準搭載しており、2.4GHz帯の無線通信をサポート。モジュール一つで、センシング+無線通信+制御が可能です。
■関連ページ
・ローム株式会社
旧URL http://www.rohm.co.jp/index.html
・ローム株式会社 ROHM シーテックジャパン2011
(旧URL http://www.rohm.co.jp/exhibition/ceatec2011/index.html)
日本がリードするテクノロジー・イノベーション インテル 吉田社長の講演
CEATEC JAPAN 2011 「新しいエネルギー、EV」 日産・三菱 トップが語る
CEATEC JAPAN NECブース LifeTouchが多数展示
https://www.ceatec.com/ja/
旧URL http://www.ceatec.com/2011/ja/index.html