モバイルノートパソコンはデスクトップパソコンと比べて、限られたサイズ、要求される軽量性と相反するユーザの要求する高性能・長時間稼動、堅牢性といったさまざまなポイントから、特にメーカーの個性が出やすいといえます。
早くからノートパソコンとしてコアなユーザーの心をガッチリ掴んできたThinkPadに新製品 ThinkPad X200シリーズが登場しました。今日は、今月発表と販売開始されたばかりのThinkPad X200の実機に触れる機会と本体の分解写真を撮る機会に恵まれましたので詳細レビューを書きます。
まずは、この機種を簡単に言うと・・・
ThinkPad X200の特徴
・B5モバイル
・フルサイズキーボード搭載
・Intel Centrino 2を採用
・ThinkPad X61シリーズの後継機
・軽量・ロングライフバッテリ
・SSD搭載モデルあり
同系列のThinkPad Xシリーズとしては、13インチワイド液晶採用のThinkPad X300シリーズもあります。
それでは、写真と合わせてThinkPad X200の詳細レビューをお届けします。
<ThinkPad X200 B5タイプモバイルノートPC>
この写真は、左手でパソコン本体を持って、右手でデジカメのシャッターを切って撮影しました。B5ノートとしてはとてもホールドしやすく、移動しながらの利用にも適していると思います。
なお、キーボードのタイプ感は、従来のThinkPadユーザーも納得の秀逸の出来と感じました。
ThinkPadらしさを特徴付けているといわれる、あのおなじみ赤いトラックポイント(ポインティング・スティック)も健在で、本体が小さいためキーボードのポジションを崩さずに、マウスカーソルを操作できるので、電車移動中やマウスの使えない狭い場所でも利用しやすくなっています。
今回、同時期に発売中の大きいThinkPadには、トラックポイントとタッチパッドを両方搭載している製品がありますが、ThinkPad X200に関しては、トラックポイントのみ搭載です。
すっきりとした天板が特徴です。Panasonic Let's NoteシリーズやNEC UltraLiteシリーズのようなボンネット構造でデコボコしていたりはしません。角ばったデザインでとてもシンプルです。黒地にLenovoとThinkPadのロゴが映えますね。
ThinkPad X200はACアダプタの接続は左側です。
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モバイルPCは移動中に盗難や紛失のリスクが高くなりますので、PCのセキュリティとして指紋認証の機能が付いています。写真は、指紋センサの部分をズームアップして撮影しました。みてお分かりいただけると思いますが、指紋センサ部分があまり深く凹んでいないので、さっと指をなぞるだけで指紋認証しやすく出来ています。
奥側がやや厚く、手前側が薄くなっているので傾斜が出来てキーボードを打ちやすいです。
左側面には、電源入力、ディスプレイ出力、ネットワークが集められています。
排熱は左奥側から行われるようになっており、銅製の排熱機構があるのが分かります。
<ThinkPad X200の側面>
右側側面にはUSB、ヘッドフォン・マイク端子、セキュリティロック(盗難防止ケーブル接続用)があります。
普段はなかなか見ることが出来ないパソコンの中身、分解した状態の展示もありましたので、バッチリ写真を取ってきました。
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メーカーさんが主催で展示しているイベント時に、分解した状態や内部構造が分かるようなスケルトンケースの展示をしている訳は、たいてい中身にとても自信があるということだと思います。
キーボードを支える力が直接基板にかからないようにネジ受けが出来ていること、基板の集積度が高いこと、各パーツに簡単にアクセスできるようになっていることなどとても優れた構造です。
<パソコン内部 右側>
無線LAN用の部品などがあるのが分かります。
<安定稼動を支える特殊ファン>
ノートパソコンの排熱を一手に引き受けているファンの写真です。ファンの羽はフクロウの羽を参考に研究開発した特殊な形状だそうです。今回、羽の部分は反対側ということで見ることは出来ませんでしたがここに秘密がありそうです。このファンはケースで覆われている部分が比較的多く、この形状も稼動時の静穏性に役立っているのではないかと思います。
<ThinkPad X200キーボード 表>
他のキーサイズと比べてスペースキーのサイズが大きめなので、スペースキーを使って漢字変換の操作をする人にも使いやすいと思います。あと、写真をクリックして拡大してもらうと分かりますが、キーボードの周りはぐるっと囲まれていて、こぼれた液体を一時的に受けておいて、この後紹介する排水穴へ流す役目があるそうです。
裏面は防水シートで覆われています。キーボードへの液体こぼし対策です。3箇所の排水用の穴はパソコン本体側の排水穴の位置と合うようになっています。
<ThinkPad X200 排水穴>
これは裏面にあった排水穴の一つです。ネジ穴とは別に四角い穴が、キーボード上にこぼれた液体を裏側に排水して、基板やその他の部品が水に浸かるのを防ぐ仕組みです。
この排水構造からすると、もし水などをこぼしてしまったときは、キートップからふき取れる水分を取るとともに、しばらくそのままにして水が切れるまでは水平を保ったほうが良いと思います。
今回の分解版の展示では、日立製のハードディスクドライブ(HDD)が使用されていました。
マザーボードとの接続は黒いフィルムケーブルとコネクタで行われます。
ハードディスクを保護するラバーと金属性のハードディスクケースです。ケースには大小の丸い穴が規則的に並んでいます。この穴は放熱を考えてのことでしょう。
ThinkPad X200のバッテリは長時間稼動を可能にするリチウムイオンバッテリを使用しています。
本体の外装と一体となったバッテリパックです。B5モバイルノートなのでバッテリをはずして常用することはないでしょうから、こういう形状でも問題ないですね。
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