みなさん、こんにちは❗️

前回は、「1単位時間の授業の組み立て方① ー4つの柱編ー」ということで、1単位時間の基本的な構成について説明させていただきました❗️


👇🏻詳しくはこちらをご覧ください👇🏻



さて、今回は、「1単位時間の授業の組み立て方② ーControlled Practice編ー」ということで、3. Controlled Practiceに焦点を当てて詳しく解説していきます!


海外派遣研修では、Controlled Practiceの定義について以下のように学びました!

~ Controlled Practice ~

1. Teacher/book decides what students say.

2. Purpose: Practicing the grammar or vocabulary in a very "safe" and easy way.

3. Authentic? Maybe not- often not real life language use.

4. Focus: On a practicing a very small set/group of new phrases or vocabulary.

上記4点をまとめると、Controlled Practiceという言葉自体は、

「教師または教科書が選択した、児童に学習させたい必要最小限の表現や語彙を練習させることに焦点を当てた、実生活における英語の活用の在り方とは離れた学習活動」

を示します。

それでは、具体的にどのような学習活動がControlled Practiceに該当するのか、例を挙げてみましょう!

~ Controlled Practiceの例 ~

・教師の後やデジタル教科書の後に続いて単語や表現を発話するドリル系の学習活動。

・キーワードゲーム、ポインティングゲーム、ミッシングゲームなどの各種ゲーム。

・児童に決まったフレーズをリピートさせるチャンツ

上記の例はどれも、単語や表現を機械的に「練習」する意味合いが強く、実生活における英語の活用の在り方とは離れた...つまり実践的ではない学習活動です。

「実践的ではないなら、やらなくていいのでは?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、Controlled Practiceは、新学習指導要領の考え方に当てはめると、「知識及び技能」を身に付けることに特化した学習...教師視点ですと、「言語材料について理解したり練習するための指導」と捉えることができます。よって、学習指導要領が示す言語活動に円滑に接続するための素地となる、重要な学習なのです。

👇🏻以下上記の補足説明です👇🏻


※新学習指導要領では、言語活動は「実際に英語を活用して互いの考えや気持ちを伝え合う」活動を意味する。したがって、外国語活動や外国語科で扱われる言語活動がすべて言語活動かというとそうではない。言語活動は、言語材料について理解したり練習するための指導と区別されている。実際に英語を活用して互いの考えや気持ちを伝え合う言語活動の中では、情報を整理しながら考えなどを形成するといった「思考力、判断力、表現力等」が活用されると同時に、英語に関する「知識及び技能」が活用される。
(小学校外国語活動・外国語 研修ガイドブック 2017年 文部科学省)


スポーツ、例えばサッカーに例えると、Controlled Practiceは、パスやドリブル、シュート練習などの基本的な練習に当てはまります。基礎練習を疎かにすると、試合(言語活動)は当然成り立くなる...このように考えると、Controlled Practiceがいかに大切かが分かりますね❗️


さてみなさん、今回は3. Controlled Practiceについてお話しさせていただきましたがいかがでしたか?


次回は「1単位時間の授業の組み立て方③ ーMeaningful Practice編ー」ということで、4. Meaningful Practice について説明いたしますね🤘🏻

本記事もご一読いただきありがとうございました✨