新年度が始まり、自身の職務と修士2年生の両立のハードさを実感しております💦

新年度が始まって以来、睡眠時間を満足に確保することができた日がほぼなく、職務、学業の両立…、いや、父親業含めて「三立」?はこんなにも大変なのか、と毎日感じています😭
(修士一年目も同じくらい大変でしたが、今年度は今年度ならではの大変さを感じています)

その類の話はまた今度にするとして、今回は前回の続き

「英検1級受験レポート...2023年度第二回の一次試験当日の模様」

について綴ってまいります📝

前回の記事「一次試験準備編」は👇🏻よりご覧ください😃

 

 
 
🚴🏻‍♂️それでは早速、記してまいります💨
 
2023年度第二回 一次試験 当日
 
試験開始前
まず、英検に限らず、その他の試験についても同様ですが、早めに会場周辺に待機することを意識しています😃

2023年度第二回一次試験当日も、集合時間の1時間前には試験会場敷地内のベンチに座り、軽食を食べながら単語帳を確認していた、と記憶しています📚

自分の場合は、軽食には腹持ちのよさよりも胃や腸への負担を優先して栄養機能食品?としてよくあるタイプのゼリーなどを選んでいます🥣

一次試験の会場の座席ですが、自分の場合、来場順に自由に座れたと記憶していますが、リスニングの音源が聞こえ、かつ周りの人がなるべく視界に入らないよう、1番前の席を確保しました💺
自分の集中力を削ぐような余計なファクターがない座席を選ぶこと、とても重要かと思います☝🏻

「お手洗い」ですが、試験開始直前までは許可してくれた記憶があります😃

「お手洗いに行きたい」という雑念は、試験に必要な集中力の維持にとってマイナスでしかありませんから、「トイレタイムの確保」は座席の位置と同様、試験で最大のパフォーマンスを発揮するために、とても重要な要素だと思います🙂
 
試験開始後
前回の記事にて記述した時間配分を基にして、ライティング→リーディングの大問1から順に、という順序で試験に取り組みました📝
 
ライティングセクション
トピックに対して理由を3つ記述する必要がありました😃

3つのうち2つの理由はどちらかといえば客観的に、1つの理由は主観的に、自分の経験に基づいて記述しました🤔

ところどころ1級レベルの単語や学術的文書に使われるようなディスコースマーカーを挿入した覚えはありますが、基本的には中学校の基本的な文法+英検2級程度の語彙で文を組み立て、読み手が分かりやすい文章に仕上げるように意識したかと思います😃
 
ただし、単語の言い換えなどは、意識をしました😃
例えば「難病」に対して"intractable disease"という表現を用いたあと、再度「難病」と書く必要があった場合は、"incurable disease"と記しました✍🏻

構想メモはほとんど取っていません。3つの理由を端的に表す言葉を問題用紙のMEMO欄に書いたくらいです🙂
 
ちなみに、問題用紙のMEMO欄に記載していた言葉は、下記の通りでした👇🏻
 
・agree
・子育て
・難病
・税率 tax rate
・政府にやってほしい

事前に計画した時間よりも5分オーバーしたため、見直しができませんでしたが、上述したように小難しい文章を書かなくても素点で28点を取ることができました👍🏻

 
リーディングセクション① 語彙
前回の記事にて記述したように、複数の単語帳にある程度取り組んでいる状態でした📚

私はリーディングとリスニングに苦手意識がありますが、先程記述したライティングと記憶力には自信があったため、自分にとって単語の暗記で対応できる本セクションは数少ない得点源であるとともに、できる限り点数を落としたくない箇所でした🔥

素点は21点で、分からなかった問題以外は確実に当てることができたのでよかったです😌

準備期間に取り組んだ過去問二回分の語彙問題はどちらも20点以上の得点でしたから、前回の記事で紹介したような単語帳を2、3冊回せば、ある程度安定した点が取れるのではないか、と推察します🤔
(違う表現をすれば、2、3冊単語帳を回した程度では、語彙問題で満点を狙うのは難しいでしょう)

 
リーディングセクション② 空所補充
対策として行った過去問二回を通して、リーディングセクションの中では1番得点率が低く、苦手とするセクションでした😫

英語資格試験等で有名な一ノ瀬先生の本セクションに対する取り組み方の解説動画を視聴する機会があり、そのように取り組んだところ、一問間違い(素点は5/6点)ですみました(一ノ瀬先生の動画のリンク先は前回の記事にて紹介しております)😌
 
リーディングセクション③ 読解
過去問を解いた際は、先述した空所補充に比べ、読解の問題三題はどれも得点率は高かったのですが、試験本番では最初の二つの読解問題において、解答を一つに絞り込めない問題が何問かあり、正直動揺しました😅

解答を決めたものの、修正し直した問題で数点落とし(どれも修正前が正解でした)最初の二題は失敗に終わりました😩

時間も見積もりよりオーバーし、メンタルが厳しかったです😭

事前の計画では、最後の長文、つまり三題目に最低限20分は残しておきたかったのですが、ライティング及び長文二題で見積もり時間をオーバーした影響で、残り時間既に15分を切っていました💦

よって最後の長文読解はスキミングと運に任せることにしました👀
最後の長文は運良く1問落としたのみで、他の長文の失敗を少しだけ取り返すことができました😅
 
リスニングセクション
結果的にはリーディングセクション最後の長文でぎりぎり挽回できたものの、試験中はその結果なんて分かりませんから、失敗を引きずった、煮え切らない状態でそのままリスニングに入ってしまいました😭

しかも、過去問ではリーディングよりも得点が伸びず、TOEFLでも1番苦手感が強いのがリスニングであったことに加え、リーディング及びライティングで時間をフルに使い選択肢の先読みができていない、という事実からメンタルがやられそうになりました😩

気持ちをどうにか切り替え、とにかく集中して聞く、速く解答できた場合は次の問題の選択肢を先読みするという普通のことを普通に実行することに努めました🫡

選択肢を見ながら聞くか、目をつぶって聞くかは個人の特性によるかと思います😌

なぜなら視覚情報の介入により「聞くこと」に支障がでることも、学習者によってあり得るからです👂🏻
例えば、Wilson(2008)はリスニング中に学習者が得る視覚情報によって気が散ってしまうことへのリスクについて言及し、リスニング活動においてあえて視覚情報を遮断する手だてを指導者や教材の視点からいくつか紹介しています。

私の場合は、選択肢を先読みできた場合のみ目をつぶって聞いていたと記憶しています👀

また、聞くことに最大限集中したいため、そして、TOEFLのリスニングと比較しても個人的には英検1級の方が発話のスピードが遅くスクリプトの文章量も短い、と感じていたことから、内容を聞き取ることができれば、自身の記憶力のみで解答できると考え、メモは一切とりませんでした📝
 
 
一次試験の結果

合格基準…2028

一次スコア…2131/2550

英検バンド…G1+4

Reading…686

Listening…702

Writing…743

 

でした😃

 

過去問では8割以上は取れていたReadingで失敗しましたが、Writingと、一番苦手なListeningに助けられました🙂

 

 

一次試験の全体的な反省
⭕️見積もりより5分多く時間をとってしまいましたが、ライティングセクションから始めたことにより、「あとはリーディングに集中すればよい」という安心感が生まれ、個人的にはよかったと思います
明確な答えが存在するリーディングから取り組んでいたら、絞り切れなかった選択肢に悩み、時間を無駄に使い、ライティングに回す時間がなかったように思います

⭕️語彙問題がテンポよく解答できよかったです
英検1級の単語は難易度が高いと言われますが、個人的には「センス」ではなく「努力」で1番賄いやすい、重要な得点源となるセクションだと思います

⭕️準備の段階から戦略的に試験に取り組めたことは一次試験突破にかなり寄与しました
私の場合、大学院の諸々に終われ、中々準備時間が確保できなかったので、するべきことを、過去問2題分のリーディング、リスニングに取り組み、適正な時間配分を見積もること、ライティングの模範解答を2題分写経し、書くべき行数やパラグラフの構成を把握すること、でる単を回すことにのみ、短期で集中をしました
ライティングは前回の記事で述べたように、上記の内容以外の対策は特に講じていませんでしたが、得点率が一番高かったです
自己分析ができていたからこそ、ライティング対策にかける時間をリーディングとリスニングの過去問に費やすことができました
 
⭕️過去にIELTSやTOEFLの受験をしていた経験があったおかげで、1級の難易度や時間的な辛さに耐えることができました
特にTOEFLは2年程前に、大学院の出願条件を満たすために複数回週間隔で受験した経験があります
個人的な体感としては、TOEFLの方が英検1級よりも難しく、体力的・精神的に辛かったので、このような苦しい経験を英検1級の受験に先駆けてしていたことが、当日プラスに働いたかと思います


❌affective strategy(感情のコントロール)が上手くできず、「動揺」が冷静な思考を奪った感は否めません
TOEFLでも感じましたが、安定したメンタルやレジリエンスはこの類の試験で重要だと思いました

❌これはある意味1番重要かもしれませんが、「マーク」という行為にかかる時間を、過去問に取り組んだ段階で見積もっていなかったことです
過去問に取り組む際は、印刷した問題用紙の選択肢の番号に◯を付けるだけで、マークという行為を省略していましたが、「マークすること」は、自分の予想以上に時間がかかりました
総計5分はかかると思っていた方がよいでしょう
過去問等を通して、「実施時間マイナス5分」という時間配分に慣れておくことをおすすめいたします

全体を通した率直な感想ですが、英検1級の一次試験は、それまで培ってきた英語の力が試される試験ではあるものの、先述した"affective strategy"及び「試験自体のストラテジー」が合否の鍵になるかと感じました🔑

今の時代、特に後者のストラテジーについては、本記事でも言及しました、一ノ瀬先生をはじめとしたエキスパートの方々の解説動画等がたくさんありますから、試験勉強と並行してそのような映像を確認しておくことも合格に向けた一助になるかと思います👍🏻

最後に、こちら👇🏻は試験終了後のポストですが、「確実に落ちた」と思ってのつぶやきでした😃


しかし、結果は幸い合格でした💦

何事も、結果が出るまでは何が起こるか分かりません😃

今年度より、英検の一次試験(1級から3級でしょうか?)が変更になるとのことですが、この経験談が少しでも参考になりましたら嬉しいです☺️
 
今回も長文にお付き合いいただき、誠にありがとうございました🙇🏻‍♂️
 
次回は二次試験について、触れようと思います😃

参考文献
Wilson J.J. (2008). How to teach listening. Pearson Longman.
 

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