えーん、えーん
おや?誰か泣いてるのかな?
えーんソウカイ、えーんソウカイ
ん?なんだって?
定期えーん演奏楽しかったよ〜
わぁ、そうだね楽しかったねぇ。
ということで今日は定期演奏会について解説していくぜ。
ところで定期演奏会ってそもそも一体なんなの?
定期演奏会っていうのは吹奏楽、ブラスバンド、管弦楽などの音楽団体が定期的に行う演奏会のことだぜ。
「定演」とも略され、学生の定期演奏会の場合、年に1回の特別な演奏の場になることも多く、1年間の集大成を披露する場になるんだぜ。
へー。特に大事なイベントってことなのね。
うちの場合は近場でやるから家族の方も結構くるんだぜ。
それは一層気が引き締まるわね。
新入生からOBまで、コンボもビッグバンドも様々な演奏が行われたんだぜ。総勢13バンドも出たんだぜ。
13!?それは多いわね、、全部見るのは大変だわ。何かおすすめのバンドを教えてくれない?
そうだな、コンボなら竹園がおすすめだぜ。NWにも所属する園くんが乗ってるんだぜ。ボーカル曲やフロントがトランペット1本の曲もありよりどりみどりだぜ。
園くんは上手だし、それは期待大ね。ビッグバンドでは何かある?
とりあえず、NWは後で詳しく紹介するから置いておくとして、私のおすすめはNew Game BB 2022だな。
ゲーム?ゲームの音楽をやるってこと?
おっ察しがいいな。その通り、アンダーテールなどのゲーム音楽を中心に演奏してたんだぜ。ちなみに2022がついているのは3年前にもNew Game BB を当時の定演でやったからなんだぜ。
実は歴史があるのね。
メンバーは基本的にF年のOB達だから実力は折り紙つきだぜ。しかもボーカルやピアノ、バリトンのゲストや当日飛び入りで永田右京さんがゲストで出演してくれたんだぜ。
それは楽しみね。聴くのが待ち遠しいわ。でも、そろそろNWのことも聞きたいわ。
そうだな。それじゃあ早速セトリ紙だ。
おお!相変わらず可愛いセトリ紙ね!フルートがとても上手だし、鳥もかわいいわ!
そうだな。フルートは今回、初登場だな。余談だが、右下の鳥は下ネタを聞くとカラフルになって踊り出すぜ。
え....
さて、まず一曲目はさっそく新曲Fancy Meeting Youだ。ピアノイントロから始まる完璧なオープナーだな。
この曲は私も大好きよ!最初から最後まで無駄なくかっこいいのよね。
そうだな。わたしのお気に入りポイントはピアノソロ中にリズムで合わせて3回叩くところだぜ。
全員ここが好きだからおんなじ動きをしててちょっと面白いんだぜ。
ふふ。それは面白いわね。
ピアノイントロは無いんだがNW2019が山野で演奏した曲でもあるからみんな擦り切れるほど聴いてて大好きなんだぜ。
それはみんな好きになるのわね。
さて、お次はLullaby of Birdlandだ。
テーマがキャッチーでいいわよね。この曲も好きだわ。サックスソリもかっこよくて大好きだわ!
子守歌というだけあって子供にもウケそうだよな。
バードランドっていうのはどこかの地名かしら?
いや、実はニューヨークにあるジャズクラブの名前なんだ。当時のジャズのメッカであり、名前はチャーリー・パーカーのニックネーム「バード」に由来してるんだぜ。
そうだったのね!多くの大御所ミュージシャンを輩出した登竜門みたいなものなのかしら。
ちなみにSAOの定番曲Birdlandもここのことなんだぜ。
へー!意外な共通点ね!
3曲目はFor Lena and Lennieだ。しっとりしたバラードの曲だな。イントロも以前と変えていて面白いんだぜ。
ララバイに続いて多聞くんのソロね。彼の音はとっても綺麗だから曲にピッタリあっているわね。
ベイシーの曲はゆっくりになればなるほどニュアンスが難しくなるんだ。前期からやってる曲だからなかなかいい感じになってきてるんじゃないか?
そうね。とってもいい感じだと思うわ!
4曲目はFright of the Foo Birdsだ。一転してカラッとした楽しい曲だな。
また鳥ね。この曲はトランペットのミュートをつけて軽快なリズムを奏でるからついつい踊りたくなっちゃうわね。
そうだな。ヘフティによるアトミック期の曲は本当に名曲ばかりだぜ。
私も好きな曲の作曲者を見るとヘフティなことが多いわ。さすが、黄金期と言われるだけあるわね。
おっと、この軽快なピアノイントロはStep Right Upだな。この曲はAfriqueというアルバムの中でもまだわかりやすい方の曲だな。
分かりやすいってどういうこと?
実はこのアルバムかなりベイシー後期の曲なんだが、なかなか難解な曲ばかりなんだ。いわゆるベイシーらしさがあまりない感じだな。
確かに、これは難しいわね...
ベイシー自身は気に入ってかなり売り込んでたみたいだがな。まぁその中でもステップライトアップはわかりやすくて楽しい曲なんだ。
そうね。でも、高橋さんのソロには驚いたわ。
ソロのマイナーチェンジにみんなが知っている曲のパロディを入れていて会場は大盛り上がりだったな。
自由にソロができる。ジャズの醍醐味の一つね。
さぁ、次はついにフルートの登場Late Dateだ。
ゆったりした曲ですごく心地がいいわ。そして、すごく上手ね!
MCで触れられていた通り、ゆったりと演奏できているな。フルートの音色が曲とピッタリマッチしていていい感じだな。また、ラストライブでもこれを聞く機会があるかも知れないぜ。
それは楽しみね。
いよいよ最後の曲、Half Moon Streetだな。
えー残念だわ。
ちなみにえーの声はデカければデカいほどいいぞ。
えーーー
よし、それじゃ解説するぞ。この曲も楽しい曲だな。そして、D年男2人のソロだな。
2人とも頑張ってるしいい感じね。
そうだな。テンポも早めで音数も多いのに頑張っててえらいぜ。そしてこの曲は最後の最後にブレイクしてトランペット1本で高音を当てなければいけない箇所があるぜ。
うわぁ。絶対に緊張しちゃうわね。
心臓はバクバクだな。なんとか音は出ていて耐えてはいるな。
良かったわね。ラストライブでも当ててほしいわ。
あまりプレッシャーをかけないでやってくれ、、
もっと綺麗な音で..おっとアンコールだぞ!
あら!まだ聴けるのね!何をやるのかしら。
やっぱり最後は定番のApril in Parisだ。
やったー!あれ最後に叫ぶのちょっと恥ずかしいけど楽しいのよね。
そうだな。特に今回は身内が多いから一体感がすごかったぜ。
あら、トランペットソロがあまり聴いたことのないバージョンね。
あぁ、そうだな。あまりメジャーではないし、そもそもベイシー楽団の演奏からコピーしたソロじゃないしな。
へーそうだったのね。
実はD年の頃から譜面はあったんだが、難しくて放置していたのをようやく出せたんだ。師匠の小倉さんにレッスンでみてもらったりもしてたぜ。
なるほど。なかなか感慨深いわね。
おっOne O'clock Jumpが始まったぜ。
あらこのイントロということは?
そうだ。今回は特別バージョン。D年達によるソロだ!
おお!激アツね!一応この子達も現役引退の年だし、集大成といった感じね。
しかも、基本的にアドリブソロでやってるんだ。
アドリブ!難しいのにすごいわね!
コピーの部分がある人もいたと思うが全員少しはアドリブをしてたはずだぜ。
魂のアドリブソロね。響くわ。
ついにいつものサックスソリに入ったな。
この部分を過ぎてMCが喋り出すともう終わるんだと思って寂しくなっちゃうわね。
そうだな。残すライブももう少ないし余計に寂しくなるな。
もう次のライブは12/28のロイヤルホースで行われるラストライブかしら。
そうだな。3/4にNW2020との対バンはあるが区切りとしてはラストライブになるだろうからな。
もう2022も終わっちゃうのね。寂しいけど私もやる気が湧いてきたわ!ちょっと練習してくる!
おいおい、今何時だと思ってるんだ、、まぁいいか。私も最後までやり切って終われるようにしないとな。
最後まで読んでいただきありがとうなんだぜ。またゆったりしていってくれよな。
脚本:Lead Tp 森園