グルメ関係のブログが続いて、今日はアメリカにおける中華料理のお話です。

 

お付き合いいただいているブロ友さんたちには明かしてるんですが、私は副業兼趣味でブログやコラム、エッセーなどの代筆をしています。多忙な方や、実際にはニューヨークにいない人のために、あたかもその方々がニューヨーク生活を満喫してるかのような現地ネタで書いてあげたり、取材してあげたりするケースが多いですが、アメリカ生活全般もカバーしています。

 

旧正月の前に、アメリカの中華料理のレポートというお題で依頼がありました。世界の中華料理に関する書籍を読んで、それに沿った形でアメリカで食べられている中華を食レポをする、というもの。だけど労力をかけた割には、書評だけが使われて、ニューヨークネタや写真はあまり使われませんでした。お蔵入りするのも勿体無いので、大雑把ですが当地の中華料理事情を紹介していきます。

 

 

読んだ本は上の2冊。どちらも面白い本でした。地球上の至る所に中華民族が住んでおり、彼らが持ち込んだ中華料理も現地化しながら各地でそれぞれの発展を遂げている、というお話です。アジア各国は当然のこと、中華系の人たちはアフリカ大陸にも、中南米にも、移住してるんですね。今でこそ和食が世界中でトレンドになっていますが、それでも中華には到底及ばないと実感する内容でした。このブログでは、書評はしませんが、ChatGPTに聞いたらアメリカにおける中華料理店の数は推計3ー4万店。一方日本食の店は1−2万。数に幅があるのは、日中両方扱うアジア料理などの分類が難しいためです。しかし、一つ言えるのは圧倒的に中華料理の方が普及しています。

 

アメリカでは、スーパーマーケットがある規模の街であれば、どこへ行っても大抵中華料理屋が1軒はあります。ほぼ100%中華系の人が経営してます。白人や黒人のスタッフがいるのはハイグレードなお店や全国チェーンのお店くらい。日本の中華に麻婆豆腐、回鍋肉、青椒肉絲、エビチリ、油淋鶏など定番があるようにアメリカの中華にもいくつか定番があります。代表的なのは、「General Tso's chicken (ゼネラル・ツォー・チキン=左宗棠雞)。」揚げた鶏肉に、甘辛いソースで味付けした料理で、大体のアメリカ人はこれが大好きです。特に野菜を食べないおデブさんがすごい量を食べてるのを見かけます。ご飯入れて一セット1500カロリーはあると思います。名前の由来は「宗(Tso)さん」という将校が好んで食べたからというもの。うちの旦那もこれが大好き。実家の義父、義兄家族も中華といえばこれを頼みます。

 

General Tso's chicken (ゼネラルツォーチキン=左宗棠雞)

 

あとは「ブロッコリーチキン(またはビーフ)」も人気です。半分ブロッコリーなので、ゼネラル・ツォー・チキンよりはカロリー低め。店によって味付けが違いますが、ブロッコリーを茹でないでそのまま炒める店が多いので、たまに芯が残っていることがあります。どちらも甘ったるくヘビーなソースなので、私は自分では頼みません。旦那が頼んだ時に一シェアするくらい。私が好きなのは「モンゴリアン・ビーフ(蒙古牛肉)」です。細切れにした牛肉と青ネギや玉ねぎを海鮮醤、醤油、唐辛子、生姜、ニンニクなどで炒めた料理。モンゴルとは全く関係なくて、台湾人が持ち込んでアメリカで独自の発展を遂げた料理とされています。醤油ベースから離れることがないので、ハズレがないです。甘くないのと、アメ色玉ねぎと焦がしネギの風味で日本人好みのする味です。

 

 

モンゴリアンビーフ(蒙古牛肉)は私の好物

 

私と旦那で2人で中華に行くと、大体私がモンゴリアンビーフを頼んで、旦那がゼネラル・ツォー・チキンを頼むパターンです。大体食べきれないので、残りは持ち帰り。結局2食分賄えることになります。

 

でも、やっぱり中華は大人数で行って円卓囲むのが楽しいのは世界共通です。自分で行く時にはハズレが怖くて頼まないような料理を試せますし、スープに始まり、野菜、点心系、魚、肉と一通り中華のコースを体験できるからです。そして、何より、お得。大体一皿15−20ドル程度で、飲み物もせいぜいビール。割り勘でチップ込み一人当たりで30ドル、高くても40ドル程度。グループで食事したいけど、あまり金かけたくない時には重宝します。日本料理や他の料理で同じ量食べたら多分倍の金額はして、それぞれ値段が違ったりするので会計も面倒。中華円卓だと、誰が何飲んで何食べたかなんて気にしないので、割り勘会計で納得です。そういう面倒から解放される利点があります。

 

アメリカ人と行くと、大体ゼネラル・ツォー・チキンとかオレンジ・チキンなど揚げ物系が被る感じ。野菜は大体グリーンビーンズ(サヤインゲンの炒めモノ)かボクチョイ(青梗菜)あたりになります。5−6人以上で行くと大抵、辛いのや甲殻類がダメな人が1人はいて拒否権を発動するので、意外にもバラエティーに富むことはないです。

 

アメリカ人と行くと円卓でもこんな感じになる

 

ヘルシー志向の人がいるとやや野菜系の割合が増える

 

やはり中華は、中華系の人たちと行くのが一番いいです。本物を知ってるし、白人、黒人、ヒスパニック系アメリカ人が好むような甘ったるい味付けから解放されます。中華系の人で魚介甲殻ダメな人はあまりいないので拒否権発動がないので、シーフード系料理にも果敢に挑戦できるのがいいです。下の写真はあるチャイニーズ・アメリカン同僚のお別れ会で行ったお店。マンハッタンはミッドタウン、ブラインアントパークの南、36−38丁目あたりには中華系の人が認める本格中華の店が何軒かあります。彼が送別会の主役なので、彼の行きつけのお店に行きましたが、うちの旦那や日本人の友人と一緒だと絶対に頼めない料理のオンパレード。帆立と香菜の紹興酒蒸し、魚丸ごと1匹蒸し焼き、八宝飯(デザートの一種=甘いご飯にフルーツと餡かけ)など、中華料理の奥の深さを実感できます。同僚がネタでカエル料理もオーダーしてたけど、流石に中華系の同僚以外は誰もそれには手を出しませんでした。

 

 

魚の旨味を最大限に引き出すシンプルで繊細な料理

 

マンゴーが入った八宝飯。程よい甘さ

 

中華の全米チェーンもあります。特に人気の中華レストランチェーンは、「P .F .Chang’s」と「Panda Express」でしょう。「P .F .Chang’s」は日本でいうとバーミアンをやや高級にしたようなお店。マンハッタンにも1軒だけあるけれど、アメリカ本土では主に郊外に展開してる印象です。一番日本から近いところでホノルルに支店があって、年末年始に行くとハワイで過ごす芸能人との遭遇率が高いそうです。学生の時にアルバイトしてた日系アメリカ人の知人によれば、日本の有名人の何割かは、チップ支払い忘れたり渋ったりするのに、食べ終わってから長居したり、近くのテーブルに日本人一般客を通すな、と不当な要求したりするなど態度がでかいそうです。(これで、店から顰蹙買ったり、要求が通らない時に「人種差別」だと日本に帰ってから騒ぐ芸能人が必ず毎年いる😆)

 

「P .F .Chang’s」は人気チェーンの一つ

 

私がよく行くのは「Panda Express」です。エクスプレス、と名の通りファーストフード寄り。主食(白米、炒飯、焼きそば、野菜炒めから選ぶ)とカフェテリア形式のショーウィンドーに並んだおかずの中から2−3種を選んでコンボにして15−20ドル程度。テキサスに住んでた頃、職場の近くのショッピングモールに店舗があったのでよく行ってました。郊外ロードサイドやショッピングモールの中にお店を出しています。長年マンハッタンには進出してませんでしたが、近年ついにオープン。忙しいニューヨーカーにこそ便利な業態だと思っていたので、予想通り繁盛しています。ゼネラル・ツォー・チキンなど定番のメニューのほか、季節のスペシャルもあって、飽きさせないのが成功の秘訣でしょう。中華ですが、照焼きチキンもメニューにあって、やみつきになる味です。主要空港にも出店しているので、乗り継ぎの時などチャンスがあればぜひ試してみてください。日本にはこういう形態のお店少ないけれど、東京にできたら人気になると思います。

 

「Panda Express」は自分で指差して好きな料理を選ぶ方式

 

ゼネラル・ツォー・チキンはここでも定番

 

私は大体野菜中心でチョイス

 

なお、マンハッタンにおける中華料理屋のイメージといえば、長いことポジティブな印象はありませんでした。人気TVドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」でキャリーがテイクアウトしたクィックチャイナを下着姿で友人や恋人と食べるシーンがよく出てきました。中華は華やかな集まりで行くところというより、日常食という位置付けでしょう。

 

中華料理屋の持ち帰り電話オーダーとる女性の態度が無礼で、ミランダが店まで怒鳴り込んだエピソードが懐かしいです。またキャリーと婚約者(ナターシャ!)がいたミスタービッグが薄暗い中華料理屋で密会するエピソードで、「愛人とこそこそ隠れて食事するのは中華レストランが定番だ、」とキャリーがモノローグするシーンもありました。

 

こんな感じで、大体中華料理はネガティブな文脈で出てきて、基本チャイニーズという概念を小馬鹿にするトーンと言おうか。今だったら全米華人連盟などのチャイニーズ・アメリカンコミュニティーから猛抗議が来るんじゃないかと思います。

 

ミランダとクィックチャイナで夜食するキャリー

 

 

電話先の中華料理屋の対応が無礼だと憤るミランダ

 

最近ではハイエンドな中華料理レストランもどんどん登場してきました。ちょっと前ゲイ友Zhaoの誕生会で行ったヘルズキッチンの中華は、タイムズスクエアの夜景が見える素晴らしいロケーションでした。日本でいう高級中華のカテゴリーに似た感じのメニューで、雰囲気も後宮風の個室でした。我々が住む郊外の街にも、王朝様式の建物で、凝ったコース料理を出す店がオープンしました。高級路線の中華は新しいトレンドとも言えるでしょう。

 

趣向を凝らしたハイエンドな中華レストランも出現

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マンハッタンにおいて、Sushiは「寿司、日本食」という概念を通り越して、もはやファーストフードから高級江戸前鮨まで選択肢の幅のあるメインストリーム、そしてヘルシー思考の人にとってはソウルフードみたいになっています。よって会社の近所でも、家の近所でも、毎月のように新しい寿司屋がオープンしています。

 

先週末、友人がうちの近くまで遊びにきた時、近くにオープンしたある寿司レストランに行ってきました。Googleのサイトでカスタマーレビューが4.8だったので、レベルの高いお店のはず。そこで、「Tuna Lover (マグロづくし丼)」を頼みました。中トロ、赤身、ネギトロが豪快に乗ったチラシ寿司風で、その店の看板メニューだそうです。

 

中トロ6切れ乗って30ドルはお得といえばお得

 

でも、中トロが馬刺しみたいで、本当のマグロなのかな?と疑念。食べてみてますます疑念。これ中トロじゃないような。それとも、解凍に失敗したのか何とも不思議な食感。マグロっぽいけれど、本当は別の種類の魚なのか?またもしマグロだとしても、何の種類のマグロなのかもわからない。赤身の魚、というだけで謎の魚。ウェイターさんに一応聞いてみたけれど、これは「Fatty tuna」です、というだけ。英語で「Fatty tuna」、日本語表記で「中トロ」とメニューに書いてあるので、店員さんもそういうしかないんだろうけど。なお、店員は皆東南アジア系。調理はキッチンでやっているようで、席からはどんな魚を使ってるかはわかりませんでした。日本語表記は日本人のお客さんのためというより、Cool Japan的お飾りだと思います。

 

 

これ、本当に中トロでしょうかね。

 

質のいい中トロだったら、見た目弾力性がありそうでも、口の中でとろける感じがするもんだけれど、この謎のトロは、ネットリと舌に絡みつく食感で、新鮮な魚の風味もない。生臭さもない。何だかグロテスクな感じがして、半分残しました。写真付きでChatGPTで聞いてみたら、この食感の違いは①中トロといえば本マグロだけど、これはキハダやメバチかもしれない、②マイナス60度以下の超低温での冷凍と、丁寧な解凍が必要だが、普通の冷凍庫で雑な解凍をしているのかもしれない、③美味しい寿司ネタや刺身には不可欠な「熟成」の技術がないまま店を運営してる、なのだそうです。

 

餃子や唐揚げもメニューにあって前菜にオーダーしましたが、どれも冷凍食品を温めてるような感じで、見た目からして絶対に手作りじゃないだろうとわかりました。サービスはフレンドリーで、家賃の高いこの辺に苦労してオープンに漕ぎ着けたのだろうから応援したくなるけれど、日本食人気に便乗しただけでメニューにこだわりがないのが何とも残念。一緒に行った友人はスパイシー海鮮手巻き(Spicy kaisen handroll)3点セットをオーダーしましたが、海鮮というより、スパイシーマヨで和えてあるのでシーフードサラダ。それぞれのネタは何の魚なのかは謎。カニは、カニカマでした。一巻き8.5ドル。3点セットで24ドル。

 

これはスパイシー海鮮手巻き3点セット

 

私のブログでは特定のお店の評判を落とすようなネガティブキャンペーンはしないようにしてるで、レストラン名や場所は控えますが、これが、ニューヨーク郊外のカスタマーレビュー4.8(5点満点中)の日本食レストランの現実です。もしかすると、レストラン関係者や知り合い総動員でみんな5点満点つけてレビュースコア押し上げてるのかなと疑ってしまいます。寿司に福神漬けがついてきたり、餃子のタレにブルドックソースがかけられたりしてるので、多分日本人は経営やキッチン運営に関わってないと思われます。家から近くて便利ですが、リピートはないですね。店員さんも店舗マネージャーも見た東南アジア系でしたが、いっそのこと寿司屋じゃなくて、タイかラオス料理レストランでもオープンすればよかったのにと思ってしまいます。

 

下の2枚の写真、私がよくいく日本人経営の老舗ジャパニーズレストランのマグロやお刺身。ネタは豊洲から直送の本マグロで、ちゃんとした仕入れルートを持っているし、長年の経験で解凍技術や熟成技術もしっかりしてそう。写真からでも、上の謎マグロ風とは見た目の違いがわかります。やっぱり新しいお店への浮気はやめて、こちらの老舗に戻ります。

 

 

この本マグロ、ほんとに口でとろけた

 

あんな変な生魚食べたらもうしばらく寿司も刺身も食べたくなくなる人もいるかもしれませんが、私の場合、逆にリベンジがしたくなります。昨日はオフィス出勤日でしたので、ちゃんとしたお魚を出すミッドタウン「Wuokuni」さんでランチしてきました。いつもの私の定番、刺身定食にしようかと思ったのですが、カウンターの目の前で準備してたバラチラシがすごく美味しそうでボリュームもあったので、初オーダー。美味しゅうございました。やっぱり前の日に行った店の魚の質とは比べ物にならないです。バラチラシなんて言うと、学生街居酒屋バイト経験のある私からしたら、前の日の刺身の残り使った居酒屋のランチメニューという印象でしたが、こちらのバラチラシは新鮮。

 

と言うことで、寿司や刺身が食のチョイスとしてメインストリーム化しているかに見えるニューヨーク付近での現実のお話でした。たまに、ニューヨークは日本食において東京を抜いて世界最先端をいっている、、などのメディアの論調を見かけますが、そんな日が来るのはまだまだ遠いでしょうね。

 

これでもか、ってくらいの量で29ドル

 

いくら載せオプション(9ドル)にしました

 

 

 

 

 

先週旧友マーガレットの部屋探しを手伝った話をしましたが、それに関してもう一つネタがあります。

 

マーガレットとは、彼女が住まいの最終候補地に選んだ3つの地区、ミッドタウンイースト、フラットアイロン、ウエストビレッジを回りました。しかし私の一押しで、最初に案内したのは「アッパー・イースト・サイド」でした。でも、私の想いとは裏腹に、物件を見る前に界隈自体が彼女の候補から外れてしまいました。

 

アッパーイーストサイド、略してUESなどと言うこともある

 

アッパーイーストサイドはマンハッタンの中でも不動産価格の最も高いエリアとして有名です。タウンハウスや高級コンドミニアムが並び、最近では超高層タワマンの建設が相次いでいます(タワマンには反対運動も起きてますが)。高級物件ばかりではなく、ワンルーム(Studio)や極狭物件もあり、セレブしか住めない街、というわけでもありません。治安は比較的良好。グランドセントラルの地下を出発するメトロノース鉄道が地上に出てくる97丁目あたりからちょっと怪しくなるけれど、私が住んでいた数年間犯罪に遭遇したことはありません。

 

私がテキサスからマンハッタンに越してきたときに最初に住んだのもここ。部屋が狭くても、セントラルパークにアクセスができるので、それほど苦にならず、朝な夕なに散歩したものでした。そんなもんだから、マーガレットにもアッパーイーストサイドに住むことを勧めて、久々の再会でブランチした時はレキシントン街と87丁目の交差点のデンマークカフェ「Ole&Steen」で会いました。

 

 

 

しかし、ブランチの後、付近を散策してあらかじめネットで目星をつけてた物件を外から見てみようとなった時に、マーガレットが犬のフンを踏んづけてしまい、滑って転倒してしまうという悲劇に見舞われました。幸い怪我もなく、犬のフンで衣服が汚れることはありませんでしたが、彼女の靴底には犬のフンがねっとりとくっついていてしまっていて、仕方なくセントラルパークの中にあるボートハウスの横のトイレで洗い流しました。このボートハウスはセックスアンドザシティはじめ、マンハッタンを舞台にする作品に頻繁に登場するスポットです。皮肉にもそんな場所に犬のフンまみれで行くことになってしまったマーガレット。ほんと、申し訳ないです。久しぶりの再会で話に夢中になっていて、放置された犬のうんちに気がつきませんでした。

 

彼女は、「あなたは悪くないわ。飼い主が悪いの」といってくれましたが、カフェ「Ole&Steen」にいる時から元々イケすかない場所だとこのあたりの印象は悪かったようです。隣のテーブルに座ってた、近所に住むと思われる裕福そうなマダムが、マーガレットのジャケットを勝手に押しのけて、自分の連れを座らせたりしてて、「Excusme meくらい言えないの?」とややその時点で怒り気味。

 

そんなこんなで、彼女の中でのアッパーイーストサイドの印象は最悪。彼女にとって、セントラルパーク至近という条件は重要ではなかったようで、この地区は早々に彼女のチョイスから消えることになりました。物件見ることもなく、この日は解散。

 

セントラルパーク内のボートハウス

 

私は合計5年アッパーイーストサイドに住んで、特に嫌な経験はありませんでしたが、確かに犬のフンの被害は3回ありました。一番ひどかったのは、92丁目あたりをジョギングしてる時に、踏んづけていたのに気が付かず部屋に戻り、玄関のカーペットに悪臭が蔓延する羽目になった出来事。何食べさせてるんだろうというくらい、フンが弾力性があって匂いも強烈、簡単に水で洗い流せませんでした。気持ち悪いので管理室に洗浄をお願いしてもなかなか来てくれず、一週間放置されました。加えてその物件の退去時に清掃費$300ドル請求されました。また、当時マディソン街と80丁目あたりに住んでたゲイ友Zhaoも自分の犬の散歩をするときに、何度か当時飼ってたわんこが、他の犬のフンに触れてしまったりしたのは一度や二度ではないと言ってました。

 

 

正確な統計的は手元にないけれど、アッパーイーストサイドは、セントラルパークに近く、金持ちが多いので、他の地区に比べて犬を飼ってる人が多いそうです。セントラルパーク内には非公式ドッグランみたいな区域があって、首輪を外して散歩させてる飼い主も見かけます。マナーを守る人が多い印象ですが、どうしてこんなにフンが散乱してるのかというと、私の推測では、①ドッグキーパーが多頭で散歩させているので、フンの処理しないで立ち去る、②お年寄りが犬の散歩させている時に、犬がフンをしてることに気が付かないで放置している、③若者がスマホに夢中で、やはり自分の犬がフンをしてるのに気が付かないで放置してるケースが関係していると思います。③は他の地区にも見られる傾向だけど、①と②は高級住宅街であるがゆえの現象。そして、これは勝手な想像ですが、金持ちが多いがゆえに、家も広く、その分大型犬が多いから、フンも巨大なのかなと思います。

 

自分の犬じゃないから、その辺に💩放置するのかな?

 

15分の散歩で1匹40ドルが相場だそうです

 

また、犬のフンに関連して、アッパーイーストサイドの、特に金持ちが住むタウンハウス付近は結構な確率で粗大ゴミが放置してあることが多いです。使わなくなった家具やら、ホームパーティーやった後の装飾品やら使い捨て食器類。アパートやコンドミニアムにはきちんとゴミ回収場所や決められたルールがありますが、タウンハウスは基本一軒家と同じような扱いなので、敷地内に粗大ゴミを保管する場所がないからだと思います。そういえば、マドンナとか、どこだか産油国のアラビア王子が、自分のタウンハウスの周りの駐車スペースを違法に占拠して、恒常的に粗大ゴミを放置するので、近隣の住人が一致団結してNY市に集団で苦情を申し立てたなんてことがありました。

 

いつもの月曜朝の風景。週末に出た大量のゴミが放置

 

あと、アッパーイーストサイドは、護衛が必要な要人がしばしば知人を訪問する際に、付近が閉鎖されることがあります。数年前のある夏の日、たまたまセントラルパークにいたのですが、当時の大統領だったバイデンさんが、90丁目付近にある知人宅を訪問するということで、数時間にわたって付近の通りが閉鎖されたことがありました。私は86丁目の駅から地下鉄に乗ってグランドセントラル方面に戻るつもりでしたが、セントラルパークの横を南北に走る5番街が閉鎖されていてバスも来ないし、そもそも周辺を横切って地下鉄方面に行けないので、仕方なく蒸し暑い中セントラルパーク内を延々と歩いて戻ったことがありました。大統領が個人的に訪問しにくるような人たちが住んでいるのがアッパーイーストサイドなのです。

 

バイデンが旧知の友を訪問した時の様子

 

犬のフンの話からは外れてしまいましたが、何を言いたかったかというと、高級住宅地としてアッパーイーストサイドは、金持ちやセレブに振り回される街でもあるのです。犬のフンがその辺に転がっているのもそういう背景と関係してると私は思っています。と、なんだかアッパーイーストサイドをディスりまくったブログになってしまいました。私はそれでも大好きなエリアで、もしお金に余裕があって、今住んでる郊外の家と同じくらいの広さの物件に住めるなら、戻ってきて住みたいとは思っています。一方、マーガレットみたいに、自分が住む街じゃない、と感じる人もいることも知って面白い体験でした。

 

なお、南北に長いセントラルパークの中で、アッパーイーストサイド付近は桜の名所でもあります。今年もあと1−2週間で見頃です。懲りずにマーガレットを誘ってピクニック予定です。少しは印象良くなるかな。

 

写真は昨年の様子

 

 

 

 

 

先週のある日、旦那がどうしても行きたいというので、久々にTrader Joe's(トレジョ)に行ってきました。面倒だな〜、1人で行ってくれよ、と思いましたが、どうしても私の手伝いが必要だと。なぜかというと、今大人気のトレジョの新作パープルカラーのバッグをできるだけたくさん買いたいかららしい。

 

そういえば、ちょっと前に、NY近郊の日本人コミュニティー向けのフリー紙「DAILYSUN NEW YORK(デイリーサン ニューヨーク)」 で取り上げられてました。デイリーサン・ニューヨークが読者に新作ラベンダーカラーへの関心を調査したところ、「今回のパープルカラー、欲しいですか?」との質問に300人以上の人が回答し、73%が「欲しい」と答えたそうです。

 

 

 

 

トートシリーズの人気の高さを裏付けるエピソードはいくつもありますが、開店前から100人もの客が並んであっという間に売れ切れるとか、転売サイトで10倍くらいの値段で売られてるとか。そんな話を聞くと、私は敬遠し、旦那には絶対コレクターになって欲しくないと思っていました。家に使わないトートバッグが大量に何年も放置されることが目に浮かびますから。だから、トレジョに行きたいと言ってきたときには、嫌な予感がしました。

 

でもトレジョの私のお気に入りの「ひじき炒飯」を切らしていることを口にしたら最後、結局私も同行する羽目になり、家から車で便利なコネチカットのトレジョに行きました。旦那はすでに色々下調べしていて、入荷のタイミングを入手し、まだ在庫がある時間帯を狙ったようでした。しかし、我々が着いたときにはすでに争奪戦が始まっていました。このお店は混乱しないように、トートバッグの売り場には少人数しか入れないようになってました。店内のトートバッグ専用の列に並んで、商品確保したらさっさとレジに出向く方式。

 

 

私たちが入ったグループはアジア人ばっかり。駐在員と思われる日本人家族2組、コリアン母娘、あとは中華系っぽい人たち。1人8個まで買えるので、たとえば夫婦と子供2人の4人で合計32個買えることになります。私は、圧に押されてしまい、旦那に任せて争奪戦から脱落。アジア系各組の行動が面白くて色々観察してしまいました。

 

コリアン母娘は2人なのに豪快にそれぞれ20個くらいガバッと抱えてました。どうするんだろうと観察してましたが、男手を呼んだみたいで、会計のところでティーンエイジャー風の男の子と、白人のおじいちゃんが手伝いにきてました。あの白人のおじいちゃんは再婚相手だろうか。高齢白人男性と再婚したコリアンの中年女性を何人か知っていますが、こういう家族構成は結構見かけます。

 

中華系の人たちは最初列に2人しかいなかったのに、店内の別の場所にいたおばさん数人が逆流で合流。これって横入りと同じ。世界中のどこにいようとも、チャイニーズという人種は相変わらずのマナーやモラルのない人が多いようです。(全員ではない←念の為強調)

 

そして日本人。2組の日本人駐在一家、お互いガン無視。視界に入ってるはずなのに、存在してないかのような振る舞い。海外の日本人同士にありがちな光景です。2組のうちの1組の駐妻さん、ピンクのバッグを取ろうとしても手が届かなかったよう。ピンクのバッグの近い方にいたもう1人の駐妻が手渡してあげるのかと思いきや、それもガン無視。どうなることかと観察してたら、うちの旦那が取ってあげてた。

 

私たちが会計終えて店を出る時、旦那が買い忘れたものがあるというのでしばらく待ってました。トートバッグ待ちの列には、日本人夫婦1組と、日本人ママ友グループが隣同士で並んでてました。ママ友グループは日本語でかい声で何か話してる。日本人は一度親しくなると急に気が大きくなる傾向があります。その隣の夫妻は隣のママさんたちの会話が全く耳に入らないような風情でスマホに没頭。でもみんな日本で買った服着てるからなのと、独特の日焼け対策してるので、一発で日本人とわかり、そこだけイオンモールのお買い得コーナーみたいな雰囲気。さすが「デイリーサン・ニューヨーク」に何度も取り上げられてるだけあって、ウエストチェスター郡に住んでる日本人総出じゃないかくらいの勢いでしたね。

 

以上、ちょっと趣味は悪いけれど、日、中、韓、とアメリカに住むアジア系それぞれの行動があまりに典型的で面白いのでブログにしてみました。私みたいに、ゲイでアメリカ人男と一緒という超マイノリティーだと、アジア系コミュニティーでは、目立つどころか、逆に可視化されないみたいで、超浮いてしまっていましたが、それで逆に心ゆくまで近くで観察できました。

 

 

さて、うちの旦那は、そんな小柄なアジア人女性たちに混じって奮闘して、各色(ピンク、水色、パープル、薄緑)2個ずつ、私と2人分で合計16個を確保しました。「そんなにたくさん買って、何に使うのさ」と聞いたら、日本に住んでる友人たちにプレゼントするようです。「あんた、そんなに大勢日本人の友達いましたっけ?」と突っ込みたくなりましたが、いつの間にかトレジョ個人バイヤーやってたようでした。マンハッタンの日本人にも、日本にいる友人やNYから帰国した日本人のためにバイヤーしてる人が結構いますが、まさかうちの旦那までそんな活動してたとは、、、。うちの旦那は人がいいので、こちらで送料負担してあげちゃって、しかも商品代金も受け取らないでタダであげそうで怖い、、、。

 

ちなみに、2年前にこんなブログ書いてました。本帰国したママ友の依頼で個人バイヤーやってる気の弱い駐在員妻さんの話。

 

年末に参加した日本人の集まりで久々にこの方とお話ししました。あんなに、おやめなさい、と忠告したのに、いまだに代理でお買い物してあげてるそうです。旦那さんはそろそろ本帰国のはず。ということは、この駐妻さんはニューヨーク滞在の数年間、気の強いずーっとママ友に日本から支配されてしまったのね、と残念に思ってしまいました。うちの旦那みたいに、本人が楽しんでやってるならいいけど、その方は相変わらず「時間もとられるし、嫌なんですけど(要求の高いそのママ友が)可哀想だから」と明言(いや、迷言の域)してました。なんで嫌と言えなんだろう。私の人生じゃないからお節介ですがね。

 

いずれにしても、こうしていろんな人々を魅了してやまないトレジョ恐るべし、と思ってしまいました。アジア系冷凍食品メニューもさらに充実していて、いつものお気に入りアイテムをゲット。アジア人が集まるのもわかるし、値段の割に量が多い商品が充実しているので、環境とかエコとかの意識高めの割に胃袋調整には緩い系のアメリカ人にもファンが多いし。

 

と、トレジョで買ってきた16個のエコバッグがリビングに放置してあるのを眺めながら、今日は皮肉っぽいトーンのブログになってしまいました。

 

 

このクッキー、美味しかったです。お買い得

 

アジア系の冷凍食品はますます充実

 

これはうちの旦那のお気に入り

 

 

 

 

テキサス時代の勤務先の同僚で、友人でもあったアメリカ人女性マーガレット(仮名)がマンハッタンに引っ越してきました。ここ数年友人たちがNYから流出する一方でしたので、嬉しい限り。マーガレットは、私がアメリカ生活の初期にカミングアウトさせてもらった信頼できる姉御(私より2歳年下だけど。笑)です。

 

元々NY州の出身であるマーガレットですが、生まれ育ったのはロチェスターという車で数時間離れた北東部で、ニューヨーク市内に住むのは人生初だそうです。ヒューストンに住んでた時はとてもお世話になったので、今度は私の番と家探しの手伝いを申し出ました。おせっかいかと思ったけれど、喜んでくれて恩返しができた気分。何せ私は、マンハッタン島内引越し7回の経験者。だいたいの地区は把握しています。

 

先月の話。マーガレットは自立した女性なので、すでに自分で何軒かは内覧してたみたいですが、これといった物件とは出会っていない様子でした。不動産価格の手頃なテキサスに住んでいたので、初めはマンハッタンの賃料の高さに驚いてたようですが、だんだん現実が見えてきたようです。

 

 

ちなみに、気になる物件が見つかったけれど、ちょっと建物が古いかな〜と躊躇しつつ別の候補見て2日後にアパート管理会社に電話したら埋まってた、というマンハッタンの部屋探しの洗礼はすでに受けてました。それ以降は内覧したその場で決めないといけないのかな、と結構急ぎがちだったようです。確かに回転の速いマンハッタンのアパート事情、できるだけ早く決断することは必要ですがその場で即決すると後々後悔することが多いのも事実です。1度契約すると最低1年は取り消しできないので要注意です。なので、マンハッタンで部屋を決める時には、自分にとって絶対に譲れない条件を明確にして、それをクリアする物件と出会ったらオファーをする(決める)というルールを課すことが大切です。

 

マーガレットにとって、安全と静けさが譲れない優先事項だというので、私は自分自身の経験から、まず内覧日の前日の夜か、その日の夜に物件の周辺の雰囲気をチェックすることを薦めました。なぜなら、マンハッタンの各地区は昼と夜とで街の様子が違うところが多いからです。安全・静寂重視のマーガレットはその提案に納得したようでした。どんな感じだったか、2人で足を運んだ3つの地区を紹介します。

 

ミッドタウン・イースト界隈

まずはマーガレットの職場のあるクライスラービル徒歩圏内のミッドタウン。このアパート、数日前にも内覧していたそうで、勤務先から徒歩5分ということで気に入っているそうです。大きい建物でなので空室が何室かあり、まずは保留中とのこと。

 

 

 

このミッドタウンの物件の難点は、通りを挟んで隣のアパートが丸見えで眺望が無く、プライバシーが気になるそうなんです。これ、私もテキサスから引っ越してきてはじめに直面した悩み。ただ眺めのいい部屋なんてマンハッタンにそう多くないので、妥協が必要なポイントではあります。下の写真、マーガレットが内覧の日に空室から撮った写真。確かに、隣のビルが近いですね。広々とした眺望のいい部屋に住んでたマーガレットにとって、大きな環境の変化でしょう。

 

 

しかし、この地区の売りは安心安全。夜も人通りが多いし、国連本部が近く外交官など要人が住んでいて、地区全体のセキュリティーがしっかりしています。彼女の職場からアパートまでの途上には交番もありますし、通勤に地下鉄に乗らなくてすむのはポイント高いです。行きは職場であるクライスラービル、帰りはエンパイアーステイトビルを眺めながらの徒歩通勤。初日からニューヨークで働くプロフェッショナルの仲間入りです。

 

レキシントン街・40丁目付近の様子

 

監視カメラや交番もあります

 

エンパイアーステイトビルも見える

 

ウエスト・ビレッジ界隈

次に訪問したのは、ウエスト・ビレッジ地区。ディープなニューヨークを楽しめるエリアです。先述ミッドタウンは、キャリア女子的生活にはいいかもしれないけれど、プライベートで色々楽しむにはやや無機質すぎるかも、ということで、文化面、娯楽面含めた総合的にニューヨーク的な生活を楽しむにはいい界隈です。

 

 

 

様々なタイプのレストラン、バーがあり、アート関連、古着からハイエンドブランドまで服飾関連の個性的なお店が並んでいます。私がよく通ってるIFCセンターなどミニシアターがあったりして、ニューヨーク的サブカルの中心地ともいえます。やはり一度は憧れる場所。私のゲイ友も何人かここに住んでいます。私も過去にこの辺でアパートを探したことがありましたが、低層の物件が多く供給が少ないので、タイミング的にいいお部屋と巡り合うことはありませんでした。

 

マーガレットが翌日にアポ入れてる物件のある付近に行ってみました。物件自体はすごくいい感じ。高層のアパートではなく、個人所有のタウンハウス一棟の中にアパート数世帯がある、セックスアンドザシティでキャリーが住んでたようなアレンジメントだと思います。実際、撮影に使われた場所はこの付近。タウンハウスには共用部分もあって、完全に1人で閉じこもる訳でもなく、社交的なマーガレットにはいいかも。家賃水準で住人がふるいに掛けられているので、共用スペースで若い人が酒盛りするような心配は低いと思います。

 

 

しかし、この付近、マーガレットの優先事項である静寂という基準からすると近所の雰囲気にやや難ありなのです。この辺、散発的に飲食店があって、同じ通りの端もバー街なっているのです。私もつい数週間前にここで友達と飲んだりしてました。雪の残る寒い日でしたが結構な人混みで、私が帰った夜10時頃からが夜の本番どんどん広が増えてた印象。訪問したのは水曜日でしたが、週半ばだというのに、各バーとも若者でごった返していました。週末はもっと人出が増えるでしょうし、これから日が長くなると、酔っ払いが朝方まで滞留する可能性があります。かといって違法ドラッグの売人がウロウロするとか、拳銃発砲事件が頻発するような治安が悪い、というほど危険な場所でもないです。

 

いい感じですよね。私がずっと憧れてる界隈

 

なお、マーガレットの物件付近を探索してたら、COVIDを機にメリーランド州に引っ越したゲイ友カップルが住んでいたアパートをたまたま見つけました。当時、彼らの家に遊びにくる時は、なんとなく心浮たった感覚が蘇ってきました。いかにも自分はニューヨーカーだ!みたいな。文化的な発信地としてのこの界隈が持つ魅力は侮れないものがあります。マーガレットが、この地区の活気を生活音として許容して「自分が属するコミュニティー」と思えれば住んでも後悔はしないだろうと思います。

 

親しいゲイ友が住んでたアパートに遭遇(最上階角部屋)

 

フラットアイロン地区

次に向かったのは、フラットアインロンと呼ばれる地区。私自身はこの界隈で家探しをしたことはないので個人的には印象が薄い場所。しかし、今の会社の同僚や部下がこの辺に住んでいて、住みやすい場所だと聞いています。前述のミッドタウンやウエスト・ビレッジには古い建物が多いのですが、この辺は再開発がしやすかったようで、2000年代以降の比較的新しい建物が多く、洗濯機が自室内に完備されるなど設備の整ったアパートが多いです。マーガレットの職場からはマンハッタンのど真ん中を南北に走る101系統のバスで一本。このバス路線は数分に一本走ってるので便利。

 

 

 

マーガレットが見つけてきた物件はドアマンがいるモダンな物件でした。周囲は、夜も静かで安全そうでした。暗くなってからバスで帰ってきても大通りからすぐなので安心でしょう。私が仮にマンハッタンに戻るとしたら。こういう物件に住むかな、とイメージできます。スーパーマーケットも近くにあって、確かに同僚たちが言ってた通り、住みやすそうな場所です。少し南下するとイースト・ビレッジの大歓楽街があるので社交的にもいい位置にあります。

 

ただ、消防署が真向かいにあるという一つ大きな問題がありました。付近は比較的新しい建物が多く、防災設計になっているんでしょうけど、この消防署はイーストビレッジなど、古い建物が密集する地区も管轄しているので、消防の稼働率が高いのかなと思います。ということは、夜中にサイレンで叩き起こされる可能性があるということ。こればかりは仕方ないけれど、翌日の内覧時にアパートの管理事務所にチェックする確認事項に入れました。

 

ドアマン付物件は一人暮らしの女性には安心

 

どんな頻度で消防車が出動するんだろうか

 

この夜の翌日、私は付き合いませんでしたが、マーガレットは無事に上記の物件の内覧を終えました。そして、彼女が下した決断は、、、。

 

ミッドタウン・イースト!

 

転職してきて初めての住まいは職場に近い方がいいという判断だそうです。ミッドタウンは、基本ビジネス街で昼は活況、夜や週末は比較的静かです。飲食店もありますが、夜中まで若者が屯してるような街ではありません。治安は比較的よくて、マーガレットの譲れない条件をクリアしていると言えるでしょう。日系の片桐をはじめ、スーパーマーケットも数軒あります。唯一の難点だった隣のビルが近すぎて眺望が悪いという問題に関しては、そのことを管理事務所に伝えたら、エンパイアステートビルが見える部屋にも空室が出た、という耳寄り情報。エンパイアステートビルが見えない部屋より$300ドル追加と言われたそうですが、即決すれば、その追加分は免除という交渉。もう十分に準備してあったので、その場で1年契約即決したそうです。

 

こうして、マーガレットの初マンハッタン部屋探しは無事終了したのでした。私の職場とも近いので、ハッピーアワーでカクテル飲んだり、ご飯一緒にできる友達が近くに来ることは嬉しい限りです。これから日が長くなるので、連れて行ってあげたいところが色々あります。また一つ、仕事帰りの楽しみが増えました。

 

ありがとう、マーガレット、そして「Welcome to New York!」

 

ミッドタウン。こういう通勤光景です。

 

マーガレットが契約した部屋からの眺め

 

プライバシーは心配したほどでもなく逆に新鮮だとか

 

窓越しにこんなお友達も

 

追記:治安については、地区ごとの犯罪件数などの統計があります。