鑑賞後に、身動きが取れなくなるほど衝撃を受けた映画を観たのはいつだろうかと思います。いや、多分ここまで衝撃を受けた映画は人生初かもしれません。悲しさ、怒り、無力感、絶望、不安、おどろおどろしさ、、そんなすべての感情。

 

2025年のヴェネツィア国際映画祭で審査員大賞を受賞し、今年のアカデミー賞にもノミネートされている「The Voice of Hind Rajab」をユニオンスクエアにあるQUAD CINEMAで観てきました。

 

 

QUAD CINEMA。ロビーは感じのいいカフェバーになっている

 

この映画は、2024年1月に、イスラエル軍の攻撃の続くガザから避難しようとしていた二人の子供、ヒンド・ラジャブを含む7人家族と、救助に向かったパレスチナ赤新月社の二人の救急隊員がイスラエル軍の戦車に殺害された実際の事件を映像化した作品です。

 

2024年1月、イスラエル軍による民間人無差別攻撃の激化するガザから避難するため車で移動していた家族が、イスラエル軍の戦車の襲撃を受けました。大人を含む5人は最初の銃撃で即死したとされ、破壊された車の中に残された従姉妹同士の二人、ハマデとヒンドが、ドイツに避難した叔父を通してパレスチナ赤新月社に電話で救助を要求した3時間に及ぶ音声が公開されたことで発覚し、イスラエル軍による民間人無差別殺害が明るみに出たのでした。この映画はその時の実際の音声を使いつつ、当時の緊迫した3時間の様子を再現しています。

 

パレスチナ赤新月社に電話で救助を要求した音声によると6歳の女の子ヒンドが「(イスラエル軍が)撃ってきているの。私たちは車の中です。戦車はすぐそばにいます」と救急隊に救助を求めてきます。ドイツに避難している叔父から国際電話を通して緊急電話がかかってきているという状態。しかし、ガザはあまりにも危険なため、現場まで救急車派遣の許可がおりません。ガザでは赤十字に交渉を依頼しイスラエル軍の許可が出ないと緊急医療の救助活動すらできないのです。

 

https://www.imdb.com/title/tt36943034/

 

結局、たった10分ほどでつけるはずの現場まで救急車を派遣するのに3時間以上を要し、二人の子供のうちハマデは緊急センターの職員との電話の途中で、マシンガンの音と叫び声と共に死亡します。そして唯一生存していたヒンドは、パレスチナ赤新月社と電話がつながった状態で車内に身を隠します。その間、職員はあの手この手でヒンドを慰め勇気を与えようとします。ついに、パレスチナ赤新月社は、長時間にわたる交渉の末、救急車を指定ルートで派遣する許可を獲ますが、救助に向かった救急隊もイスラエル軍による砲撃で殺害されます。映画の中で使われた当時の映像によれば救急隊員の遺体は原型をとどめないほど分解損傷しており、またヒンドも行方不明となっていますが死亡したものと思われています。

 

ハマデとヒンド・ラジャブが救援を求めた時の音声記録が赤新月社により2024年2月3日に公開されたことでこの事件が発覚します。確かにこのニュースはイスラエルによるガザ虐殺の事例としてアメリカでも報道されていました。しかし、その後も学校爆破、助産婦施設、人道支援施設破壊などあまりに惨劇が続き、記憶の彼方へと消えようとしていました。アメリカのラジオニュースで聞いたとこはわずか数分の解説だったと思います。そんなニュースの裏側にこんな衝撃的な事実が隠されていたとは驚きです。

 

映画は実際の音声を使用しており、また当時の緊急センター内の様子を忠実に再現しています。90分ほどの映画ですが、上映後は、あまりに衝撃、そして悲しさ、無力感、怒り、いろいろな感情で身動きが取れませんでした。他のお客さんたちも同様、ほとんど皆黙り込んでいました。エンドロールが終わってもその場に居続けるお客さんたちもいました。

 

「The Voice of Hind Rajab」はアカデミー賞国際映画作品部門でノミネートされています。平和ボケした日本ではこういう作品は興行成績が振るわないので上映されない傾向にあるそうですが、もし機会があったらできる限り多くの方々に見てもらいたい作品です。これほど魂を揺さぶる映画に出会ったのは久々です。

 

 

奇しくもあれから2年経った2026年現在、トランプとネタニヤフによるイラン攻撃で中東情勢はさらに混沌としています。そんな中ガザの復興は気の遠くなるような状態でしょうし、各地でヒンドのような被害者が出ていると思われます。1日も早い平和の実現を希求します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先日ゲイ友Zhaoと、支配と服従の関係で結ばれたゲイカップルを描く映画「Pillion」を観た話をブログに書きました。観終わった後に色々話してたら、Zhaoが離婚した元夫Mの話を始めました。Mくんはこの映画の主人公のように支配的な性格だったそうで、Zhaoに対してDVやモラハラをし続けていました。

 

モラハラ気質のMくんとの生活でZhaoの方が精神的にやられてしまったことは知っていたので、これまで私の方からは一切Mの話はしませんでしたが、奇遇にも映画がZhaoとMくんとの婚姻関係とその破綻を想定させたのでZhaoの方からその話をし始めたのでした。

 

なんと、そのMくんと12月頃に再会したのだそうです。しかも、出会い系アプリで。オンラインでマッチングして実際会ってみたら別れた夫だった、というドラマ的な展開ではなく、アプリでZhaoを見つけたMくんの方から「久しぶり〜」とコンタクトしてきて、Zhaoもホイホイ出て行ったというのが正確なところ。

 

あんな別れ方をした二人の7年の時を経た再会がどんな感じだったのか興味津々でしたが、映画見た日は遅くなってしまったので、話を聞く機会はお預けになってました。その数日後、Zhaoがコロンバス・サークル付近にある中華点心屋さんに連れて行ってくれる約束をしていたので、まだ雪が少し残るセントラルパークを散策しつつ話を聞くことができました。

 

アジア系の中年男を専門に探すアプリもあります

 

Zhaoは、いくつかのゲイ出会い系アプリに登録していることは聞いていましたが、最近はアジア人と白人の出会いのための専門サイトを重用しているそうです。そこで、昨年12月登録後いきなり元旦那のMくんからメッセージが来たそうです。マンハッタン広しとはいえ、年上アジア人男を好きな白人ゲイ(Rice Queenと呼ぶ)はフェチの部類に入るので、Mくんがアジア人男漁りをしている中でZhaoを見つけてもそんなに奇跡的なことではないのです。それで会うことになって、Mくんの住んでるクィーンズで飲んで、そのまま彼のアパートへという流れになったそうです。どんな気分だった?と聞いたら、全く懐かしさとかはなかったとのこと。

 

7年前に別れた日からの続きのように会って、たいして近況報告もせずに、やることやって、終わって、帰ってきたそうです。その7年ぶりの再会の日から二週間後にもアプリにメッセージが来て、それでまた会って、やったそうです。2回目の時は一応、7年の間何してたのかとMくんに聞いたら、Zhaoと別れた後は3人のボーイフレンドがいて、最後に同棲してた台湾人は台北に帰省したのを最後に戻ってこなかったとか。Mくんのモラハラ気質の本性が現れてきたので、その台湾人は帰省を口実に逃げたんだろうというのがZhaoの見立てです。この再会時でも、水すらオファーしてくれないとか、行為後は自分だけの分だけティッシュとるとか、さらにはコンドームとローションは自分で用意せずZhaoに持参させようとするところとか、やっぱりMくんは他人に気遣いのない俺様ぶりは7年経った後も全く変わっていなかったそうです。

 

この話聞いてZhaoあっぱれと思いましたね。確かにMくんは、カッコ可愛い系のワンコみたな雰囲気で、分厚いエロい体していて、セックスアピールがある男です。それなので、モラハラに遭ってもDVされてもなかなか別れなかったみたいですが、やっと別れてそれで7年経った今、逆にその彼を感情なしに、性欲溜まった時に会う都合の相手として利用している。これは「コイツのカラダは好きだけど、精神的には絶対に元に戻らない、」と吹っ切れて、エロだけを楽しめてる境地に達したということです。

 

Zhaoが離れられなかったのもわかる気がする

 

日本人ゲイにはモテモテでしょうね

 

現在のMくんの様子は、Zhaoを通してしか伺い知れませんが、私がMくんにはじめて会ったのはもう10年以上前。当時彼はまだ20代でした。その彼ももう40代突入。一応SNSで繋がってはいるけれど、この10年でそれほど外見の変化はなく童顔でいいカラダしてるから若く見えます。性格を知っているからひいちゃうけど、それを知らずにこんな男に言い寄られたら、かぶり付きたくなりますね。

 

Zhao曰く、MくんはNYでの日本ブームに乗っかって、日本にはこの3年で2回も行ってたとか。その度にアプリで現地の日本人や在日アジア人見つけてはやりまくってたようです。一晩に10人くらいからアプローチがあったとかで、よりどりみどりですね。もう、セックス・ツーリズムじゃないのかとツッコミを入れたいくらいです。前回行った時にホテルに呼んで会った日本人が、Mくんのカラダに溺れたらしくNYに来たいとか言ってしつこく連絡が来るんだそうです。笑

 

と、最近ネタ切れ気味なので、ゲイの生態について生々しく解説してしまいましたが、せっかくこの記事読んでくださったみなさんのために、Zhaoが案内してくれたコロンバスサークル近くの地下街にある中華点心(Dumplings)のお店を紹介します。

 

NYは地下鉄が発達してる割には、東京みたいに地下鉄駅に併設するような地下街はあまり見られません。Zhaoが案内してくれた点心の店がある「Underground Market」は、東京だと新橋にあるような地下駅から直結した商業施設で、なんとなく懐かしさを感じます。点心店だけでなく、屋台のような雰囲気の中華料理屋が何軒か並んでいました。

 

 

 

我々は「Lisa's Dumplings」というお店に行きました。派手さはないけれど、その場で皮に餡を包んで蒸してくれる方式で、本格的でした。味もさすがZhaoが推すだけある味でした。席が空いていなくて、しばらく立って待ってたら、子連れのイケオジが「You guys can join us, if you want. We are about to go(僕たちそろそろ食べ終わるから、もし良かったらここ座っていいよ)」と相席をオファーしてくれました。すぐに終わるから、と言ってた割には娘さんと思われる女の子がなかなか食べ終わらなくて、結局私たちの方が先に食べ終わってしまいました。食べてる間中ずっとそのイケおじなパパとZhaoが会話してました。この点心は自分の故郷が発祥なんだとか、Zhao氏、話の引き出しが多い多い、、。本当か嘘か知らないけど。なんか口説きモードにも聞こえちゃいます。

 

でもそのイケおじパパも意外に強者で、娘連れてあちこちのアジアンレストランを紹介するYouTuberでした。娘に味を解説させたり、相席の客も登場させるという番組構成。アジア人男二人組の我々を見て相席に誘い、どんな点心選ぶんだろうと取材モードなのがアリアリでした。自分がわりとイケメンなのを知った上で、娘を出しにしてアクセス稼ぐあざといタイプと見ました。NYには色々なタイプの人間がいるものです。一方のZhaoも父娘とセルフィー撮って、イケおじパパのSNSアカウント聞いてアクセス。さりげなく連絡先交換。お見事です。

 

 

お目当ての「Lisa`s Dumplings」。Zhao好みのイケオジが

 

あとでZhaoに「あのパパ、タイプでしょ?」と言ったら「だから相席で座ったんだよ。中国から養子迎えてる白人男にはゲイが多いんだよ」と分析までしてて、Zhaoってやっぱりたくましいなと思って眺めていました。Zhaoは基本男に飢えた狩猟モードがデフォルトなんですが、元彼Mとの再会話といい、こうして街角のいい男を狙おうとするところとか、常に戦闘態勢。私と二人の時とは別人モードです。個人的にはあのイケおじパパさんは自己顕示欲が強いだけで、ゲイだとは思いませんでしたが、こうして、獲物と見たいろんな男に声かける姿には彼の逞しさを見ました。

 

ランチ終わってセントラルパークを二人で散歩しました。上着がいらないくらいの気候で、早速上半身裸の男たちがちらほら見受けられました。花の蕾が膨らむように、気温が上がってくるとガタイ自慢のイケメンたちが脱ぎ出すのがセントラルパーク。Zhaoも私もそんな風景を期待した暗黙の期待があったのは確かですね。

 

とZhaoを登場させると男談義満載の内容になってしまいますが、一応グルメに話を戻すとZhaoが案内してくれた店が点心のお店がある「Underground Market」は地下鉄1−3番線の59番街・コロンバスサークル駅改札出たすぐそばです。地下鉄コンコースで食事をちゃちゃっと済ませるのはあまりアメリカ人の行動様式にあっていないのか、あまり混んでいない様子なので、もし近くにいらした時には覗いてみてください。

 

「え、ここは日本?」と思うような光景でした。

 

暖かくなったNY。セントラルパーク名物の上半身裸男が出没し始めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先週末は、旦那が留守だったので久々にゲイ友Zhaoとマンハッタンデートしてきました。旦那がいない時だけ付き合ってもらう都合のいい男化してるZhaoですが、忙しいはずなのに大体いつも誘ったらOKしてくれる、ほんといい奴です。

 

SOHOのアンジェリカ(Angelika Film Center & Cafe )で香港映画の名作「花様年華〜In the Mood for Love」が25周年記念で再演してるのでZhaoと一緒に行きました。私と同年代のZhaoですが、オリジナル上映当時の中国では香港映画にアクセスが簡単ではなく、ウォン・カーウァイ作品には馴染みがなかったそうです。


なお、私、20周年4K版リリース記念にもブログ化してました。そんな感じで花様年華はもうトータルで10回以上観てますが、何度観てもまた再び見たくなる名作。Zhaoも喜んでくれて、連れてきた甲斐がありました。自分の好きな映画は、共感してくれる人と一緒に見たいですから。

 

上映してたら観ないわけにはいかない名作

 

「花様年華」終わった後、映画館で上映されてたある別の映画のポスターに私もZhaoも一瞬で引き込まれました。それが下の映画「Pillion」。そうとは明記されていないけれど、ゲイ臭漂う絵図と、俳優さんたちの雰囲気、特に左の俳優さんの裸で、観なくちゃいけない映画と判断。「花様年華」のあとSOHOかWest Houston通りあたりに飲みに行く予定でしたが急遽予定を変更して「Pillion」の次の回のチケットゲット。意外にも混んでいて、いい席が取れなかったです。どんな客層なんだろうと興味津々で上映会場に行ったら若い女性が多くてびっくり。プレビューには「過激な(男同士)の性交渉シーンがある」と注意書きがありましたが、彼女らはそれでもチケット買って見にきてると言うことです。

 

まるでZhaoと私のためのラインナップでした

 

ストーリーはゲイのバイカー(オートバイ愛好家)であるレイに一目惚れして、レイに”弟子入り”する主人公コリンと、レイの支配と服従の関係を軸に進みます。これを恋愛と言ったらいいのかわかりませんが、DOM(支配)とSUB(服従)の関係で結ばれているゲイカップルの世界もあるので、私としては興味津々でした。ゲイカップルには色々なタイプがいるけれど、DOM/SUBをテーマにした映画は初めて観ます。DOMとはDominationからくる略語です。

 

ストレートの人たちには想像し難いかもしれないけれど、私の周りにもDOMとSUB関係の婚姻生活を20年以上続けているゲイカップルがいます。それほど親しい関係ではないので詳しくは聞きませんが、たまに彼らのインスタには、レザー(革のジャケット)姿のマッチョ男が、鎖に繋がれて飼い犬のように4つんばいのパートナーを従えている姿などが載っています。アメブロで許可されるかわからないので写真は貼りません。DVとは違って、基本的に当事者間の性的嗜好に基づく合意の上に成り立っている関係なので、周りがとやかく言うことでないというか。

 

ゲイパレードなどに行くとDOMとSUBのカップルがその主従関係を公に見せる光景を生で見られます。サンフランシスコのプライドでこういう集団を初めて見た時はびっくりしましたが、今は慣れました。ちなみに映画のタイトルの「Pillion」とはバイクの後部座席という意味です。まさに、レイが運転するバイクの後ろに乗っけられてるコリンが主人公。

 

支配(DOM)と服従(SUB)で結ばれた関係

 

コリンは服従の証に南京錠を付けられる

 

さて、背景知識はこのくらいにして、この映画のストーリー。コリンとレイの服従関係的恋愛?生活は初めこそ順調に進んでいるように見えましたが、コリンのお母さんが末期癌で余命いくばくもない状況になり変化していきます。もとも服従願望が強く性的な要求も含めてレイからの過激な奴隷的扱いにも従順に応じていたコリンですが、母の死をきっかけに、鬱積したストレスが爆発します。そこがこの映画のハイライトですが、やはりDOMとSUB関係は難しいな〜と納得してしまいました。映画の途中、母を亡くし傷心のコリンがレイに、少しでも優しさを見せてほしいと言うとレイが「この生活が嫌なら、(他に代わりはいくらでもいるんだよ)」とシーン、なんかほろ苦さを感じてしまいました。

 

 

ご主人様のレイは、ルックス・腕力・精力とも、服従する側のコリンに対して圧倒的な支配力を持っています。DOMとSUB関係においては、SUB側が何かを要求するなど許されないのかもしれません。でも、これって、DOMとSUB関係でなくとも、ゲイの世界にありがちな構図。マテリアリズムなゲイの世界では、20代は顔のルックス、30代は筋肉やガタイ、40代以降は財力とか、物質的な価値で”格上”の男に恋したら不幸になる大原則があります。格上の男は色々な場面で「選択肢」の多さを武器に格下の男を都合よく侍らせることができるからです。そういう私も、若い頃、見た目の良さでは私より数段格上のブラジル系アメリカ人の男に恋して、そして捨てられた(というか、一方的に消えられた)ことがありました。ちょうど3年前に、そのことをブログに書いてました。

 

 

そんな経験を味わったからこそ今は、色々な点でコンパチブルなパートナーDに出会い、私なりに幸せになったわけですが、カップル内上下関係、主従関係に振り回されて人生破綻させるSUB傾向のあるゲイは多いです。


一方で個人的にはDOM(支配)側のゲイの成れの果ても惨めです。DOMの傾向をもつ男にはこの映画のように、顔も筋肉も見事なゲイが多いような気がしますが、加齢は誰にでも平等に訪れます。完全服従してくれるSUB(服従側)を見つけるのはとても難しいので、どこかで折り合いをつけないと、知らないうちに後期高齢者になってました、なんてことになります。

 

 

映画の中でも、抑圧され続けることに感情が爆発したコリンがレイに「老いぼれ!」と反抗するシーンがあって、DOM側への現実を突きつけます。レイとコリンの関係は継続するのか、破綻するのか、、、ネタバレ防止でこれ以上書きませんが、ストーリーの行く末はどうなるか、ご興味がある方は映画を観てみてください。

 

さて、私とZhaoを一瞬でその気にさせたポスターの俳優、どこかで見たことあるなと思ったら2016年のターザンシリーズで主演を務めたAlexander Skarsgårdでした。スウェーデン人で身長2メートルくらいありそうな大男。若いコリンを支配するDOM役を見事に演じています。私と同じアラフィフですが、白人の大男にしては若く見えます。私がこのブログで度々述べているように、ハリウッドのイケメン俳優は顔も体もかなり人工的に形成されているのですが、彼の場合とてもナチュラルに見えます。若く見えるけど、年相応のシワはあるし、引き締まった身体も、ステロイド注入したような感じでもない。ハリウッドのアメリカ俳優と比べて、欧州の俳優さんたちの「素材で勝負」みたいなところが素敵です。そのルックスでバイカー軍団のボスみたいな立ち位置ですが、それでも、瞳の奥には優しさと翳りのある表情を見せるセクシーな俳優さんです。この日、前の回でどうやら会場では舞台挨拶があったようでした。ちゃんと下調べしてくれば良かった、、、。

 

Alexander Skarsgård。映画では怖い雰囲気ですが柔和そう

 

 

出演者や制作陣の舞台挨拶があったようです

 

 

同じ日に握手会があったのかな。惜しいことしました

 

映画の中のカップルに、モテ男を好きになってそして傷づいた過去の自分を投影した私ですが、自身がモテ男であるZhaoにはどう映ったのかはとても気になりました。


バイカーのレイを演じたAlexander Skarsgårdが格好良かったよねという点では一致していましたが、ストーリーに関しては、振り回される側のコリンに感情移入した私に対して、Zhaoは親方気質のレイの方に親近感を抱いていたようでした。Zhaoも結構な俺様気質なので、DOMとSUBどちらかと言うとDOMの方に近いのだろうと思います。

 

話の流れで、Zhaoの離婚した元旦那Mの話になりました。彼もDOMの気がありありな男だったので、映画に関連した話題から始まったわけですが、なんと最近Mと再びコンタクトを取るようになったのだとの事実を知らされました。なんでも、出会い系アプリでマッチングしたのだとか。😆


毎回毎回男関係の話題を提供してくれるZhaoですが、離婚した元夫と出会い系アプリで再び繋がるとは、加齢とともに選択肢が狭まっている証拠でしょうか。MからのDVやモラハラが離婚の原因だったので、ZhaoはMの消息について、どこで何してるかすら知らなかった間柄のはずでしたがなんとも不安です。

 

別れて6−7年経って嫌な記憶は忘れて懐古主義に陥っていなければいいのだけれど、と余計なお世話ですが。今週またZhaoと会う予定なので、もし彼が詳しく話してくれたらまたブログ化したいと思います。

 

最後に、レイ役を演じたAlexander Skarsgårdの写真を何枚か。久々に心ときめく俳優さん発見して嬉しい気分です。

 

 

 

 

 

 

 

 

あっという間に今年も3月に突入。この冬のニューヨークは何度も大雪にも見舞われました。非常事態宣言が出されること数度、いつ春が来るのかとヤキモキさせられましたが、クリスマスプレゼントとしてゲイ友カップルから頂いたアマリリスがついに開花、我が家では春の到来を感じています。

 

12月の中頃に箱で届いて、最初はチョコレートの詰め合わせだろうと思い放置していたのですが、年明けに義実家から帰ってきたら、箱の上が膨らみ出したので、開けてみたらアマリリスの球根が入った鉢だったのです。部屋の中が暖かかったからかいつの間には発芽が始まっていたのでした。段ボールの厚さの箱を突き破ろうとする自然の力には驚きです。

 

アマリリスは半日陰の場所を場所を好むので、直射日光が当たらないキッチンの窓辺に置いたところ、二週間であっという間に30センチほどに伸び、1月の末にはすでに蕾をつけ始めました。

 

発芽から1ヶ月目くらいの様子(1月27日頃撮影)

 

「サカタのタネ」のウェブサイトによれば、原産は元々アメリカだそうです。どおりで、こちらではいろいろな品種を見かけます。18世紀後半にヨーロッパに原種が移出され、様々な交配が始まり、日本にも江戸時代の天保年間には入っていたそうです。その後交配や改良が行われ今に至るという感じです。頂いたアマリリスは薄紫の淡い色合い。2月になったら、あっという間に50センチほどに伸び、バレンタインデーの週末には、蕾の先っぽの方から花片が見え始めました。

 

 

 

バレンタインデーの週末(2月16日撮影)

 

植物の生命力の脅威。一週間でこんなに成長(2月22日撮影)

 

毎日の成長を記録に残すうちの旦那

 

お花大好き男のうちの旦那Dは毎日記録していますが、このアマリリスの成長の速さには驚いているようです。そして、先月末仕事に行って帰宅したら見事に最初の二つの花が開花していました。まるで3月の到来を待ったかのように。花の盛りもそんなに長くないだろうから、夕食後はリビング鉢植えごと移動させ、寝る時は寝室に移動して、アマリリスの盛りをエンジョイしています。

 

仕事から帰ってきたらこんな見事に開花(2月26日撮影)

 

朝にはまた違った表情を見せてくれます(3月1日撮影)

 

場所によって見せる表情が違って不思議

 

 

家の中で一番綺麗に見える場所を探してあげた

 

最後に、知る人ぞ知るWinkの初期の名曲「アマリリス」。サビは「窓辺のアマリリス、春まで咲いてたら、切ない恋心、あなたに優しく届けたいの🎵」

 

ということで、窓辺のアマリリスで感じる春の足音。あたたかい季節はもうすぐそこまでやってきているようです。

 

 

春はもうすぐそこまで。近所を早朝散歩

 

 

 

2026冬のオリンピックは感動シーンが目白押しでした。特にフィギアスケート。リクリュウペアの劇的金メダル、坂本花織さんの有終の美。また、アメリカに住んでいるものとしては、輝く笑顔のアリサ・リウの活躍にも興奮しました。フィギアスケートというと、華麗な舞とは裏腹にドロドロした印象がありましたが、今回のオリンピックはなんと爽やかだったことか。

 

日本のメディアでは、日本人選手が多く活躍してるスケートとスノボが取り上げられていると思いますが、アメリカでは、当然アメリカ人選手が活躍する競技が話題になることが多いです。その中でも、私が注目してるのはボブスレーです。そもそも、皆さんはボブスレーというスポーツをご存知でしょうか。チームが専用のソリに乗り、スタート地点から全力で加速して氷のトラックを駆け降りる、スピードとチームワークが鍵となる競技です。

 

 

 

 

オリンピックでは1924年の第1回シャモニー・モンブラン冬季大会から正式競技として行われている伝統スポーツです。強固な鉄のソリで最大4Gもの重力加速度に耐えながら時速100キロ以上のスピードで氷壁を駆け抜ける、いわば「氷上のF1」とも称されるボブスレー。今回のミラノ・コルティナ五輪では、伝統の2人乗り・4人乗りに加え、女子1人乗りを含む全4種目が行われました。日本ではそもそも専用施設がないなど一般にはアクセスしにくいスポーツであるため、代表の出場も叶わなかったのが残念です。しかし、100分の1秒を削り出す技術の結晶と、世界各地のコースを攻略する各国の操縦能力は必見です。

 

アメリカでは、極限のスピードとチームワークが織りなす冬の華とも言われ、ボブスレーの試合をいくつかの主要なスポーツチャンネルやストリーミングサービスで観戦することができます。人気のあるスポーツであり、特に冬季オリンピックの時期には多くの人々が注目します。この種目、いかにもアメリカ人が好きそうな絵図が展開されます。宇宙船のような鋼鉄製のゴツいソリに、スーパーマンのようなユニフォームの選手が乗り込んで、ロケットのように氷上を駆け抜けていく、、、そんなビジュアルが子供から大人まで虜にしてしまうのです。

 

 

 

ちなみに、ボブスレーと似た競技にスケルトンとリュージュがありますが、これらの違いも興味深いです。ボブスレーでは、スタート時に選手がソリを押し、勢いをつけた上でソリに息を合わせて乗り込みます。そこから先はドライバーとなった選手が手でハンドルを操作し、コースに沿ってソリをコントロールしながらゴールを目指します。一方、スケルトンは選手が一人で専用のソリにうつ伏せになり、頭を前にして滑走します。このため、スケルトンの方が視界が広く、よりスリリングな体験を提供しますが、その分選手には高い集中力と技術が求められます。リュージュとはフランス語で「木ぞり」を意味し、元々は重い荷物を運搬するためのソリでしたが、スイスでスポーツ化されました。両脚を前にして仰向けに乗ります。ボブスレーは1924年の第1回大会から、スケルトンは1928年の第2回大会(サンモリッツ大会)から、リュージュは1964年の第9回大会(インスブルック大会)から、冬季オリンピックの正式競技に採用されています。最もスピードが出やすいのはリュージュで、コースによっては最高時速が150キロを超え、1000分の1秒単位で争われそうです。

 

左からリュージュ、スケルトン、ボブスレー

 

さて、このボブスレーを筆頭にソリ系三種目の選手陣は、ハリウッドも真っ青な超イケメン選手揃いなのは知る人ぞ知る事実。そして、重力に抗い超高速で駆け抜ける競技のため高度な身体能力や強靭な筋力も必要ということで、選手は皆素晴らしい体格をしています。子供の頃から始めるようなスポーツではないので、それぞれの選手の背景も興味深いです。基本的に別のスポーツからの転向組が多いと言われています。元陸上競技選手、元ラグビー選手、元体操選手などそれぞれのスポーツで培った強靭な体力と瞬発力がボブスレーでも活かされています。夏には別のスポーツで活躍する二刀流選手や、海兵隊出身者など元軍人の選手も多いようです。下の写真、何年か前のアメリカ・ボブスレーチームですが、顔採用ですかというくらい全員モデルさんか俳優級のルックスで、ポルノスター並みの、いやプロレスラー並みの体躯。

 

芸能事務所の写真ですか?ってくらいイケメン揃い

 

重力抵抗に耐えるための筋肉

 

今年のオリンピックに出場している選手も、またイケメン揃いです。私が注目していたのは2人の選手。一人目は、開会式でアメリカ選手団で旗手を務めたFrankie Del Duca選手。イタリア系アメリカ人の34歳。開会式の様子見た時、その愛くるしい笑顔に釘付けになってしまいました。髭面がデフォルトなアメリカ白人男の中では貴重な髭なし男。ますます魅力的です。なお、ボブスレーの選手が旗手に選ばれてることでも、アメリカにおけるボブスレーの立ち位置がわかります。

 

爽やかすぎて罪深い男。ややぽっちゃりがまた可愛い

 

髭を剃ってる白人男は希少価値です

 

そして、もう一人の推しはJosh Williamson選手。彼は元々ラクロス選手でしたが、アメリカのオリンピック協会が実施したボブスレー選手発掘のためのテレビ番組に出演し優勝。それでボブスレーに転向したそうです。元々テレビ番組に出るようなくらいなので、輝くオーラを放っています。引退したらすぐに俳優業もできそうな選手です。それにしても、テレビ番組でオリンピック選手のオーディションをするとはいかにもアメリカ的です。

 

 

ヒーロー物映画の主人公のようです

 

髪が短い方が似合ってると思います

 

FrankとJoshは4人乗りのチームメートで、他の2人と一緒に「NATIVE」というブランドの制汗剤やデオドラントのCMコマーシャルにも出演しています。惜しげもなく裸体を披露してくれているので、野郎好きゲイの間ではカルト的な人気を博しています。ハリウッド俳優のように、シックスパックに仕上がった腹筋ができてない限り脱がない姿勢とは違って、スポーツ選手は素のままの体を披露してくれているので嬉しいです。ジムとプロテインで人工的に作り上げられた肉体よりも、本物のスポーツで鍛え上げられたガタイほどセクシーなものはありません。

 

 

メンバー全員イケオジというボブスレー。右はDel Duca選手

 

 

Williamson選手はボディーソープのCMにも登場

 

と、ボブスレー競技の紹介に始まって、この冬の五輪で推しのイケメン選手の話になってしまいましたが、彼ら以外にも、いろんなタイプのイケメンが多く、目の保養になればと思い、節操もなく写真を貼り付けさせていただきます。

 

スター選手Ryan Rager。米女性視線で理想の旦那系ルック

 

ソチ五輪メダリストSteven Holcomb氏。熊愛好家に大人気

 

彼は選手施設で亡くなるという悲劇的な最後を迎えた

 

彼らの体を見るだけでボブスレーの過酷さがわかる

 

 

ということで、2026年冬のオリンピック総括と言うことで、スポーツ自体の迫力と男鑑賞視点から一番見応えのあったボブスレーを紹介してみました。ボブスレーUS代表オリンピックチームの選手プロファイルは以下から見られますのでぜひご覧ください。