前回のブログで、ニューアーク空港の各ターミナルを結ぶエアトレインが故障し車中に閉じ込められた話をしました。

 

その時、機械の復旧のために来たエンジニアのおじさんと、狭い車内に30分近く2人だけになったのですが、その時、心温まるささやかな交流がありました。

 

私が乗ってた無人運転のエアトレインが急停止、微動だにしなくなりました。最初に若い担当者がやってきたものの直せなかったのか、次にもっとベテラン風のエンジニアがやって来ました。若い方の人は結構恭しく「急いでるのにすみませんね〜」みたいな感じで去っていきましたが、代わりにやってきたベテランエンジニアは一切無言で黙々と作業を始めます。私はバッテリー🪫が気になっていたので、スマホいじりはやめて、手持ち無沙汰に彼の作業を眺めていました。

 

 

10分を過ぎた頃から、どこかでに無線で話しつつも、なんとなく怒っている雰囲気。そしたら、彼、自分のスマホで音楽をかけ始めました。私、公衆で他人のスマホ・スピーカーの音楽を聞かされるのあまり好きではないので、少しイラッとしたのですが、流れてくる音楽を聞いていると、クラシック音楽でした。主にピアノ。多分ショパン。有名なノクターンが聞こえてきたところで、私も一緒に聞き入ることにしました。ショパンばかり。

 

空港施設内で故障で停まったエアトレイン車内で、聴くショパン。黙々と作業を続けてるおじさん。(いきなり俗っぽくなるけど)割と好みのタイプかも。筋肉質でガチむち系、元イケメン風で今もその雰囲気が残る燻し銀。ゲイの世界ではまだまだ結構需要がありそうなおじさんでした。指輪してるからきっと幸せな結婚して老後を楽しみにしてるのかな〜、ゲイではないだろうな〜、などと妄想に包まれて、彼のスマホから流れてくるショパン聞いてました。

 

 

 

そのうち、故障修繕の目処がついたのか、それまで無言だったのに「もう少しです」と背中を向けたまま私に言ってきました。それで私からも会話の糸口ができました。

  • 私「ありがとう。ずっとこのままかと思いました」
  • 彼「もう少し。書類手続き終わって、それでGo」
  • 私「ところでショパン、いいですね。好きなんですか?」
  • 彼「そう。よく分かりましたね。私の妻は元ピアニストなんで、何百回と聞いています。」
  • 私「へえ、奥さんが弾いてる録音?」
  • 彼「(笑)違うよ。でも、若い頃からずっと2人ともショパンが好きなんだ」
  • 私「こんなエアトレインの車内でショパン聴けるとは思いませんでした」
  • 彼「この仕事はストレスがかかるから、何かリラックスが必要なんだよ。俺はタバコも吸わないし、コーヒーも飲まないから」
  • 私「Wonderful!(素晴らしいと思います)、もしかしてポーランドの出身ですか?」
(↑ちょっとプライベートな質問だったけど、向こうも奥さんの話を出してきたので、聞いていいかと思った。)
  • 彼「なんで?」
  • 私「若い頃からショパンが好きって、アメリカ人にしては珍しいなと思ったから」
  • 彼「妻も私もチェコ出身。だからニアミスだね。なんでポーランドだと思ったの?」
  • 私「大学の時の留学生にワルシャワ出身の友人がいて、さっきの曲を弾いてくれたんです。もう20年以上前だけど。でもそれからはずっとショパンといえばポーランドが連想されます。」

と、話していたら、彼は無線で呼ばれ、ついにエアトレインも動き出しました。彼は前方安全確認しなくれはならず、スマホの音楽も止めて仕事モードに戻ります。その間も、「飛行機大丈夫なの?」と聞いてくれたりと、ささやかな会話がありました。こんな経験もないから写真撮っていい?と聞いたら「どうぞご自由に」とオープンでした。多分50代後半から60代前半だろうけど、なんかかっこよくて可愛いおじさんでした。偏見になってしまうけど、こういう現場で働くおじさんは、彼がいうようにタバコとかカフェインでストレスを発散してる人が多い印象。でも彼からはなんとなく違った雰囲気を感じました。チェコから移民してきた一世代だろうか。奥さんは元ピアニストで、、、彼はもしかしたら、将来を嘱望されたロケットプロジェクトのエンジニアだったけど、共産主義から逃げるようにしてアメリカにやってきた、、みたいなストーリーを想像したります。

 

 

 

また、上の会話に出てきた、私の学生時代、ショパンのノクターンを披露してくれたのは、ポーランドからの交換留学生。それでショパンのノクターンシリーズは今も大好きなのです。若い頃に聞いて印象に残った音楽は後々人生のお供になりますよね。

 

ゲイブログのお約束だけど、その交換留学生、当時もゲイ的好奇心満々で彼を見てました。東欧出身の学生と聞いて連想するような、青い瞳で金髪サラサラのイケメンというよりは、丸顔でガッチリぽっちゃり系の熊さん系でした。風貌に似合わないピアノの腕前が印象的で、お友達になりたかったけれど、あまり機会もなく記憶の彼方に。

 

その後一歳音信もなく今何してるかわからないけれど、今目の前にいるチェコ系のエンジニアのおじさんくらいの年齢になっているはず。同じ西スラブ民族なので、なんとなく2人が同一人物かのような錯覚に陥りながら、色々妄想し駅に着くのを待っていました。

 

やっと次の駅に着いたら、そこで運転は打ち切りになりました。エンジニアのおじさんにお礼の一つも言いたかったけれど、駅で待ってた別の職員がすぐにドアが開くと同時に乗ってきて話を始めたので、彼の後ろ姿を見ながら1時間近く閉じ込められたエアトレインを後にしました。このニューアーク空港の貧弱なエアトレインはいつになったら改善されるのだろうと思っていたら、35億ドルの予算がついてプロジェクトが始まるようです。

 

35億ドルかけて改修するそうです

 

と、そんなこんなで、ニューアーク空港のエアトレインの中の出来事でした。ショパンの音楽を通じて、見知らぬおじさんと何気ない会話を楽しみ、30年も前に私にショパンのピアノの美しさを教えてくれた留学生の顔がぼんやり浮かんできて、なんとなく温かい気分になった午後でした。

 

音楽は時の河を越えるのだなとしみじみ。

 

この曲も「時の河を越えて」生稲議員がセンターだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

先日、長期出張から帰ってくる旦那を迎えにニューアーク空港に行きました。ニューヨーク付近にはJFK、ラガーディア、ニュージャージー州のニューアークの3つの空港があり、一長一短あるけれど、一つ言えるのは、どこも意外にアクセスが不便ということ。特に我々が住んでいる街からはどこへ行くにも不便で、特にニューアークは車で1時間半(渋滞なし)、電車だと乗り換え3回で合計2時間以上かかります。日本の成田空港が都心から遠くて不便という話を聞くけれど、私的にはNYの3空港の方が成田より公共交通機関でのアクセスが面倒だと思います。

 

 

ということで、旦那は出張の時は車で空港まで行って、そのまま空港に停めておきます。でも今回は、行きがラガーディア空港発で帰りがニューアークという変則スケジュールだったので、行きは私が送っていって、帰りは旦那が空港でレンタカー片道で借りて自宅近くまで運転してくることにしました。

 

旦那が帰ってくる日は、仕事を早めに切り上げて、ニューアークの空港ゲートで出てくるところで旦那を待っていてハグ、するみたいなアメリカ的光景を画策。スーツケース一緒に運んであげて、私もレンタカーで同乗して帰ってくることにしました。

 

しかし、そうは問屋が卸さないがアメリカの日常。

 

前置きが長くなりましたが、今日はトラブルが重なりマンハッタンからニューアーク空港到着ゲートにへ着くのに4時間かかった話。

 

マンハッタンからニューアーク空港までは、東京駅から横浜駅に行くくらいの距離感ですが、いくつか関門があります。以前のブログにも愚痴書いたことありますが、関門で何かトラブルに引っかかると大変なことになります。

 

まずマンハッタン・ペンシルバニア駅からの電車。結構な確率でダイヤが乱れます。この日は、前日に駅構内で発生した通り魔無差別傷害事件の影響で間引運転。前の週は車内火災で何日か運行停止して、復旧したばかりなのに、、。念の為鉄道会社のアプリ見た時は通常運行を確認したはずですが、行ってみると乗ろうとしてた電車が運休というパターン。次は1時間半後という、空港アクセス鉄道とは思えない貧弱さです。

 

 

バスで空港まで行こうかと駅を出ようとしたところ、出発時刻過ぎてた電車がまだ発車していないことがわかりました。なんとなく嫌な予感がしつつも、飛び乗りました。運よく数分後に発車。しかし悪い予感が的中し100メートルも走らないうちに緊急停車。理由は一応アナウンスしてましたが、早口の英語なので何言ってるかわかりませんでした。別の乗客が誰かに遅れの報告の電話してる内容から推察するに、ハドソン川を潜るトンネルのところで、先行列車が渋滞してるようです。

 

旦那の飛行機が着くまで1時間ちょっと。間に合えば良いけれどと祈りつつ30分近く経過。出発便への搭乗手続き締め切りが迫っていると思われる若いカップルが、車掌が通るたびにいつ電車が動くのか聞いてましたが、車掌さんも「I don't know」を繰り返すばかり。私には「知らねぇ〜よ」に聞こえる。

 

やっと動き始めたかと思ったら、今度はトンネル内で停車。ここの区間、携帯の電波が届かないので、完全に閉じ込められました。待ってる間アナウンスは一切なし。20分待って静かに電車が動き出しました。旦那の飛行機が着く時間が迫っていました。

 

トンネルを抜けたら抜けたで、また前を走る電車が次の駅に停まったままなので、15分以上の停車。さっきの若いカップルは、少しでも乗り換え口に近い前の車両に移動して行ったけれど、このままだと完全に飛行機乗り遅れと思われます。

 

ニューアーク空港駅

 

同じようなことを繰り返しながら、普段20分程度のところ、2時間かかってニューアーク国際空港駅に到着します。列車ダイヤの乱れで、前後の列車に乗るはずだった客が集中してたので、結構な数の客がターミナルを結ぶエアトレインに乗り換えようとしていて、3つしかない乗り換え用の自動改札に長蛇の列ができています。乗るはずの飛行機に乗り遅れてしまった人たちもたくさんいるようで、改札出ずにアプリ操作したり、どこかに電話したりする光景が見えました。

 

この自動改札が曲者で、反応が遅いQRコード方式。読み取り感度がイマイチで、スキャンで手こずる人も多いです。人が集中するような場所で、短時間に大勢の客を捌くようにはできてないのです。また、空港駅まで無賃乗車で来た系の客はここで捕獲される方式になっているため、有人改札はそういう客が駅員と押し問答。列に並ぶ私の後ろには、飛行機乗り遅れ確定で、何したらいいかわからないようなアラブ人大家族。一家の主人みたいな大男が、私が持っていたiPhoneのモバイルバッテリー貸してくれとか言ってくる。その男の妻と思われる、目しか見えないブルカ被った女性が4−5人の子供をあやしているのが見えます。なんだか気の毒だけど、こんな状態でモバイルバッテリー貸してしまったら戻ってこない可能性が高いし、旦那との連絡のために自分のスマホも充電しなければならないので、残念ながら却下。なんかアラビア語で逆ギレしてたっぽいけど、アメリカってこういう時に自分を犠牲にしてまで親切にしても報われることってあまりないんですよ。

 

ニューアーク空港駅のこういうカオス風景、何度か遭遇しているので、我慢するしかないのを悟っている私は、とりあえず流されまま、辛抱強くエアトレインの列で待ちます。そんな時に旦那から飛行機2時間遅れとテキストが来ました。スターリンクWifi導入のおかげで、機内からでもリアルタイムでスムーズにテキストできるようになった恩恵です。レンタカーの時間も変更できたらしい。やや安心して焦ることもないかと、少しは余裕な気分で空港ターミナルを結ぶエアトレインのホームに向かいます。ちなみに電車の空港駅から空港ターミナルまでこのエアトレインで15〜20分くらいかかります。羽田や成田のように都心からの電車が空港の地下まで乗り入れているわけではありません。この分の時間を計算に入れないと搭乗ギリギリになってしまいます。

 

ニューアーク空港駅出口。写真は別の日だけど、この時もトラブル

 

だけど、、、エアトレインも空港への最後の難所。遊園地の乗り物みたいな安っぽさで、見るからに故障しやすそうで、実際今までにも何度も故障中やメンテナンス中の代行バスに乗る羽目になりました。そして代行バスの方が早かったりします。旦那の飛行機が2時間遅れと聞いて気が緩んだ私は、マンハッタンからの電車からの乗り換え客が一気にやってきて混雑したエアトレインを一本やり過ごし、次に来る便を待つことにしました。これが運命の分かれ道になるとも知らずに、、、。

 

次の便が来て早速乗り込みます。一番前の車両は景色が良く私のお気に入りで、この日も先頭を陣取ってました。3分くらい走行したところでガックンという不気味な音で急停車。自動運転なので、運転手はもちろん、車掌もいません。この1本やり過ごして優雅に座って行こうとしたのが運の尽き。車両故障で完全に閉じ込められてしまったようです。エアトレインは空港敷地内を走っているので、勝手に出て歩いていくわけにもいかないです。

 

遊園地の乗り物みたいなニューアークエアトレイン

 

しばらくしたら若い技術者が線路伝いに歩いてきて、私のいる先頭車両のドアを開けてに乗り込んできました。私には救世主に見えました。先頭の機械のカバーを開いて何やらチェックしていましたが、何か無線で誰かと話してるだけで、直そうとしている様子はありませんでした。自分では直せないと思ったのか、ただ原因究明のために来ただけの人なのか不明ですが、すぐに帰っていきました。この時点で30分近く経過。

 

程なくして、年配のベテラン風の技術者が工具袋持って来てました。いかにも信頼できそうな手捌きで、心なしかセクシーに見える。彼こそまさの救世主で、どこかに無線で何か確認しながら配電盤みたいな機器を色々直し、エアトレインは無事動き出しました。でも結局、次の駅に着いたところででエアトレインのサービスはストップ。その後、全員代行バスでそれぞれのターミナルへ向かってくれと言われました。あの一本前のエアトレインに乗っていれば、、と後悔先に立たず。

 

旦那が到着する予定のAターミナルについたのは実にマンハッタンを出てから4時間後。普段順調であれば1時間もあれば着く距離を4倍もの時間がかかった計算になります。

 

散々な思いをしてたどり着いたニューアーク空港ですが、、、当の旦那の飛行機はというと、出発遅れでさらに1時間遅れて計3時間の遅れ。私が到着ホールに着いた時はまだ飛行中。出張先から帰ってくる旦那が、逆に私を待つというシナリオは避けられました。上に何度も書いたけれど、乗るべき飛行機に乗れなかった人たちはどうするんだろう。ニューアークはこの時間、欧州便が出発するので、国際線客も多いことでしょう。電車の中カップルとか、改札出口のアラブ人家族とか、どう対処してるのかなと思うと気の毒です。

 

ということで、なんだか、昨今のアメリカの交通行政の混乱を物語っている日でした。このトラブル、とりあえず愚痴を誰かに聞いてもらいたくてブログ化しましたが、ニューアーク空港使われる方に参考にしていただければと思います。同じニューヨーク近郊の空港でも、ラガーディアやJFKの場合、乗ってる電車が急に運休しても、街中を走っているので、線路上に停車したままじゃない限り、タクシーやUberにスイッチできます。しかし、ニューアークの場合、電車がトンネル、湿地帯、工場街を通ってくるので、それが難しいです。ということで、トラブルシューティングを織り込み済みで行くべき空港の代表格です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

40代を過ぎた頃からか、それまでは、特別なお祝いや飲み会の時にしかお酒を飲まなかった私ですが、家でアルコールを飲むようになりました。最初は自分へのご褒美的に初めて徐々に頻度が増えて、今はだいたい毎日夕食時に、ビール小瓶一本かワイングラス1杯。週に2回くらいは夕食後に夜ソファーでくつろぎながらウィスキーとかポルトワインを飲みます。

 

コロナ禍でずっと家に閉じこもっていた時には完全に習慣化した感じです。当時の巣篭もり需要でアルコール飲料の売り上げが爆発的に伸びたと聞いたけれど、私もそれに貢献した1人と言えるでしょう。お気に入りはブルームーン。オレンジピールとコリアンダーの風味を加えた香り豊かなホワイトエールビールで、オレンジスライスを入れて飲むのが通。または赤、白のワインを気分によって。

 

口当たりのいいブルームーンはオレンジを添えて

 

一番最近受けた人間ドックの結果で、お酒は控えるようにとレポートに書いてありました。人間ドックでは血液検査や超音波検査からお酒の飲みすぎ(アルコール性肝障害や脂肪肝など)が分かるそうですが、今のところ異常値は出ていません。きっと受診前自己申告で、週何回飲みますか?の質問に毎日と答えたからそういうレポートが出たのかなと思います。

 

しかし、体が毎日アルコールを欲しているのが問題。今日は飲むまい、と思っても、食事前の一杯がないと物足りなく感じてしまいます。

 

外食や知人宅で食事となると、1杯どころじゃ済まなくなります。アメリカは日本みたいに外で気を抜けないので、会社帰りに飲んでほろ酔い気分、ということはない一方、自宅近辺の外食で旦那と一緒だと安心し切って結構飲んでしまいます。旦那は一切飲まないので、車で出かける時など、ドライバー代わり。それにアメリカの家庭ってどこも酒が豊富に置いてあることが多くて、ご近所さんはもちろん、ゲイ友の家に招かれたりしたらほぼ飲み放題コース確定。こっちのゲイはよく飲むんです。こんな感じで、お酒を飲む環境が完全に整備されてしまっているのです。

 

外食ではモヒートがお気に入りです。最近は一杯15ドル位

 

果たして私はアルコール依存症、アル中路線一直線なのでしょうか。自分へのささやかなご褒美のはずが、健康を害するまでになってはいけませんよね。最近は外食時のドリンクの値段が上がってきているので、値段を気にしてしまって控える自分に希望を感じています。

 

そんなアルコールとの付き合いの葛藤の中、最近行きつけのスタバでたまに一緒になる50代後半くらいのアメリカ人女性のある行動が気になるようになりました。うちの近くのスタバは最近リノベされて、適度な距離で他人と相席になるような作りになっています。在宅勤務の午後など息抜きにそのスタバに行くとその女性とよく一緒になりますが、スタバのソフトドリンク買って、ジンかウィスキーかの小瓶をそっとハンドバッグから出して、そっとドリンクに注いで飲んでいるのです。

 

この日はチェイサー用の水までもらってた

 

これにウオッカ入れたら確かに美味しいかも

 

その女性は、こういうミニボトルを鞄の中に潜ませてる

 

サイズ感がわかるようにポッキーの箱を後ろに

 

ホテルのミニバーや飛行機の中で提供されるサイズの小瓶です。私が目撃しただけでも3回遭遇したので、実際にはもっと頻繁にやってるのだと思います。見た目はごく普通の、身なりもしっかりした白人女性。オーダーしたスタバのコールドドリンクに自分で持ってきたアルコールを入れたマイカクテルを飲みながら新聞読んだり、時にはラップトップで作業したりしてます。スタバといえど飲食店なので、外から持ち込んだ酒を飲んでよいわけもないのですが、酔っ払って迷惑かけるでもなく、小瓶は手のひらで隠れる大きさなのと、その姿があまりにも自然なので、私みたいに人間観察が大好きな人でないと誰も気が付かないでしょう。店員さんとよく話してるし、店員さんの1人をファーストネームで呼んでたので、きっと常連さんのようです。

 

ホットドリンクにも入れるのか観察

 

先週末の朝、旦那とブランチがわりにこのスタバに行ったら、また例の女性がいました。週末らしくラフな格好して、コーヒーか何かホットドリンク飲んでました。この日はアルコール持参してる様子はなく、なんとなくホッとした感じ。旦那にあの女性がいつもコールドドリンク買って、自分が持ってきた酒入れてカクテル作ってる人だと言ってみたけれど、そんな風に見えないけど、きっとアル中なんじゃない?とコメントしてました。真似しちゃダメだよ、と釘も刺されてしまいましたが、、、。

 

他愛無い話ですが、私も、スタバで見かける彼女もやはりアルコール依存症の気があるんでしょうか。私が拝見しているブロ友さんの中にも、宅飲みひとり飲みをされている様子が書いてあり、なんだか楽しそうだし、私だけじゃないんだと勝手に連帯感を持っていますが、そろそろ自制した方がいいのかなと思っています。

 

今年も夏のドリンクが登場。年々複雑化してる気が、。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう6月。2026年もあと少しで折り返しです。

 

5年近く前のブログで、世界で活躍する日系アメリカ人を紹介するシリーズを始めました。プロゴルファー、ジェームスボンド007映画の監督、ノーベル賞受賞者から始まり、セレブシェフ、起業家、大リーガー野球選手と色々な人を紹介してきました。最近は人材枯渇気味(←なんて日系人社会に失礼!)でしたが、今日はイケてる日系人シーリズ、久々の登場です。

 

みなさん、ブルックス・ブラザーズというブランドをご存知ですか?アメリカで創業された世界最古の紳士服販売店で、今もアメリカを代表するブランドです。アメリカン・トラディショナル・スタイルの代表ブランドと位置づけられており、リンカーンからケネディー、オバマ、トランプ氏に至るまで歴代大統領がブルックス・ブラザーズのスーツを着用してきたことでも有名です。なんと、そのブルックス・ブラザーズの現社長兼最高経営責任者(CEO)は日系アメリカ人のケン・オオハシです。

 

 

 

ブルックス・ブラザーズは、他の紳士服ブランド同様、コロナの時期にビジネスマンが在宅勤務になった影響でスーツ需要がほぼゼロになり苦境に陥りました。そして、2020年に経営破綻します。その後、米アパレル運営会社スパーク・グループ(SPARC GROUP)が3億2500万ドル(約497億円)で買収します。そして、再建を託されたのが、スパークの親会社であるオーセンティック・ブランズ・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP)のケン・オオハシです。2020年12月に就任し、2年足らずで黒字化を実現した凄腕経営者なのです。詳しくは:https://www.wwdjapan.com/articles/1803034

 

 

ボタンダウンシャツを初めて開発したのはブルックスブラザーズ

 

そんなケン・オオハシ。どうして私が呼び捨てで呼んでいるかというと、実は私の親愛なるゲイ友でもあるのです。世界的ファッションブランドのCEOが知人というと聞こえはいいけれど、ケンがブルックス・ブラザーズのCEOになる前から知っているので、友人がたまたまCEOになったというのが実際のところです。そんな背景もあるので、ブログにするのもどうかと思ったのですが、もう彼は公人同様、ゲイであることも公言しているので、今こうして記事を書いている次第です。

 

彼の経営手腕については、高く評価されていてネットで調べればいくらでも情報は出てくると思うのでここでは、彼のプライベートの一面を。暴露記事とかではなくて、対談やら講演やらで公になっていることですが、日本語で紹介してる記事はほぼないので、ケンの素顔を紹介したいと思います。

 

身長は172センチくらいだが、大きく見える

 

 

日系アメリカ人には色々なバックグラウンドを持った人がいますが、彼は日本から移住してきたご両親の元に生まれた日系2世です。ご両親はブルックリンでレストランを営んで、その背中を見て育ったからなのか、小さい頃からビジネスの才覚があったのでしょう。世界的ブランドのCEOを任されるくらいだから切れ者なのは当たり前ですが、彼のすごいところは、あんなに華やかな世界にいても、地に足のついた生活をして、付き合う人も特に変えず、昔からの友人や日系社会を大切にしているところです。

 

彼とは共通のゲイ友のホームパーティーでで知り合いました。ケンと私以外は全員白人という環境で、なんとなくウマがあって、その後旦那同士もかなり昔に仕事で繋がっていたことがわかって、、と偶然も重なり親しくなりました。常に連絡を取り合うような親密な仲ではないけれど、ブルックスのCEOになる前と同じくらいの頻度で会えるし、ゲイ友グループの集まりにも顔を出してくれます。

 

旦那のアダムさんと。中身がともなった自信がみなぎる

 

旦那のアダム氏は元日本の放送局でレポーターをしていたそうで日本語も話します。私と話すときは英語ですが、ケン曰く、アダムさんの日本語はケンの日本語よりもかなり上だそうです。地に足がついた2人とはいえ、彼らの放つ華やかなオーラの前では、同じアジア系x白人カップルの私とDでは太刀打ちできな感じです。ケン本人の前では言ったことありませんが、やはり、ケン自身とても惹き込まれる容姿してるし、2人でいる時もお互い本当に愛し合ってるんだなという仕草が微笑ましいです。

 

そんな彼らにはティーンエイジャーの男の子が2人います。他のセレブカップルみたいに公の場にあちこち連れ回したりはしないけれど、一度だけLGBTファミリーアワードのセレモニーに連れて行ったと言ってました。ある時、ゲイカップルの子育てってどんな感じなの?と聞いたら、特にストレートカップルと大きくは違わないと思う、と言っていました。出張が多い仕事なので、NYにいる時はどんなに忙しくても必ず毎日話すようにしている、と真っ当さが印象的です。休日にまとめてゴージャスなことをするとかの埋め合わせはあまり有効ではないそうな。また、できる限り家で一緒に食事を取る、と決めているとも言っていました。

 

去年、ある共通のゲイ友のパーティーに呼んだら来てくれて、ブルックス・ブラザーズのCEOということで彼とお友達になりたいゲイが彼に群がっていましたが、夜8時にはキッカリ帰宅しましたね。

 

子供を連れてイベントは初と言ってた

 

プライベートの友人なので、あまり仕事の話はしませんが、CEOインタビューシリーズみたいなポッドキャストに登場しているのを視聴したことがあります。言ってることも素晴らしい一流のリーダーでした。個人的に興味があったのは、ブルックス・ブラザーズのような伝統あるアメリカの会社でアジア人CEOとして、(白人でないことで)外様的な疎外感を味わったり、古参社員から抵抗にあったり、ハンディキャップを感じたりしないのか、という質問で、一刀両断。ない。気にしないと言ったら嘘になるけれど、と、業績で勝負する、と。日系とは言えアメリカ人であり、英語もネイティブの彼とは比較にならないけれど、アメリカ人の中で日々働いている私にとって勇気付けられる内容であったことはいうまでもありません。

 

このポッドキャスト、もし興味があれば。全て英語ですが、聞き取りやすい明快な口調で、誠実な彼の雰囲気がよくわかります。プライベートでもこのままです。最近は自分の母校とか、マンハッタンのファッションスクール、ビジネススクールなどでもレクチャーするなど、若者の育成にも貢献している模様。日系としてのアイデンティティを誇りにしつつ活躍する姿は、まさに日系アメリカ人の期待の星であり、自慢の友人です。

 

 

 

 

ということで今日は久しぶりの「イケてる日系アメリカ人シリーズ」、そして初の、素顔を知っている人の紹介でした。当地在住の方や、ニューヨークに訪問予定のある方はぜひマンハッタン・ウォール街にあるグローバル戦艦店を訪問してみてください。まるで美術館。また店舗の上階は本社機能があるので、ラッキーならケンに会えるかもしれません。下の写真は、閉店後にプライベートイベントに呼んでもらった時の写真。モデル風のイケメンがウェルカムドリンクで迎えてくれて、ケンのテイストが発揮されていました。

 

ブルックス・ブラザーズは日本でもブランド展開していますので、お近くのショップにぜひ訪問してみてください。日本はアメリカ国外での一番の売り上げの重要マーケットで頻繁に訪日してるそうです。紳士服の店、という常識を覆すように、ケン主導による多角化戦略で、現在ではカジュアルから婦人服まで幅広い展開をしており、スーツ専門店という様相ではなくなりつつあります。実際紳士服の売り上げは3割程度だそうです。なお、日本のブルックス・ブラザーズは法人的には別会社で、ショップの店員さんですら日系アメリカ人のケンがグローバルCEOであることを知らない人もいます。日系人としてのバックグラウンドで日本市場で自身のアピールもできるんだろうけど、そうしないところが彼らしいと思う次第です。

 

ショップというよりミュージアム

 

モデル風の兄貴たちが出迎え。ケンの好みだろうかw

 

帝国ホテルのロビーみたいでしょ、だって。確かに

 

ブルックス・ブラザーズのスーツといえばこういうシルエット

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は、ニューヨーク地下鉄事情・定点観測シリーズ2026年版です。

 

コロナが終息してから、NYの治安が悪化し、逃げ場の少ない地下鉄では、特に危険な事件が多発しているというブログを何度か書きました。

 

ここ最近は、ホームからの突き落としや、発砲事件の危険情報を以前ほど聞かなくなりましたが、それは客の方が自衛をするようになっただけで、実際には安全になったと言うわけではありません。先月など、男がグランドセントラルの地下鉄駅で、ナタを振り回し無差別に通行人を襲撃するという衝撃的な事件が発生しました。

 

襲撃された3人はいずれも高齢者で、命は助かったそうです。犯人が高齢者ばかりを狙ったのか、被害者の方々が高齢だったがために、異変に察知するのが遅れて犯人と居合わせてしまったのかは定かではありませんが、一つ言えることは、NYの地下鉄で、変人に遭遇する確率は、劇的に増えてます。今私は通勤は郊外電車でグランドセントラル駅まで来て、職場までは歩いているので毎日は地下鉄を使いません。でも、仕事後にどこかへ行くときや、週末にマンハッタンに遊びにくる時など、月に何回かは地下鉄に乗ります。そして必ずと言っていいほど、近寄りたくないような人たちに遭遇します。

 

 

一番多いのが薬物中毒と思われる人たち。少しでも察知したら、離れるようにしています。あとは、大声で絶叫してる人や口論してる人も多いです。口論が発展して発砲事件になることもあるので、流れ弾に当たったりしないように、離れるのが賢明です。正義感の強い人が喧嘩を止めようとして巻き添えになるケースなどもありますが、現在NYの地下鉄にはあちこちに警官が配置されているので、通報するのが一番です。

 

私がここ立て続けに遭遇したのは、原付バイクの持ち込みです。自転車の持ち込みは元々多かったけれど、エンジンのついたバイクの持ち込みを見かけることが増えました。主にデリバリー業の人たちのようです。地下鉄が駅に近づいてブレーキがかかり、持ち主がバランス崩して、エンジンかかったままのバイクが、座席に座ってる人たちの方に倒れた時にはゾッとしました。ヘルメット被ったままのドライバーもいて他の乗客も怖くて誰も何も言えません。

 

 

そして先月のある日、私自身も恐怖の体験をしました。平日夜、会食を終えて地下鉄に乗ってブルックリンから対岸のマンハッタン方面に帰ろうとしていたら、フード・デリバリー中と思われる人がバイクで乗ってきました。私はドア横に立っていたら私の行くてを阻むようにその電動自転車?原付?を停めました。そしたら、地下鉄がマンハッタンへのトンネルに入ったとき、そのドライバーがいきなりバイクのエンジンをふかし始めました。そして何やら呟いてます。

 

夜のマンハッタン行きの上り電車なのでそれほど客はいなかったけれど、周りの人はサーッと避けるように彼の近くを離れます。私ともう1人の若い女性が、彼のバイクと車両の端のスペースに閉じ込められるような状況になってしまいました。ニューヨークの地下鉄は車両間の移動ができないことが多く、あいにくこの電車もそういう構造で、隣の車両には逃げられません。

 

 

この距離でエンジンかけ始めた

 

若い女性が、するりと抜けようとした時、彼が突然意味不明の言葉で彼女を罵倒し威嚇しました。その若い女性はそれでも強行突破して車両の中間部へ移動し、残るは私だけ。彼が逆上して、私をターゲットにしてバイクで突進されたら困るので、こんな時こそ平静を装い、落ち着きを装っていました。そして犯罪に巻き込まれた時の証拠にでもなるか、一応証拠写真撮りました。それに気がついたのか、彼は私に向かって何か言ってます。生きた心地がしませんでした。とりあえず視線は合わせないようにしました。

 

この区間、イーストリバーの下を通ってブルックリンからマンハッタン島へのトンネルの中なので、駅間距離が長くて、なかなか次の駅に着きません。しかし、やや緊張が解けて、

 

彼「おいおい、スマホが使えね〜よ。電波がねぇじゃぇか?なんでだよ。あんたのは、 Bro?(兄さん、みたいな意味)」(←少なくとも敵意はないようです)

 

私「今トンネルだから」

 

彼「トンネル?俺はどこに向かってるんだよ。次の駅はどこだよ?」

 

私「ウォール・ストリート駅だよ」

 

彼「俺は%$#@^&**に行くんだよ〜。%*&#^%@(意味不明の怒りの絶叫)」

 

トンネルを走行中の車内の騒音で何を言ってるのかわかりませんでしたが、どうやらデリバリー先とは反対の方向に来てしまったようでした。

 

その間、その男はハンドルを持ってまたエンジンをビュンビュンとふかしてます。

 

振動の激しい車内で、エンジンがついたままのバイクが私に突進してきたら、ドアと挟まれてしまいますし、最悪ドアを突き破って車外に放り出されるかもしれません。まさに絶対絶命。

 

たった数分でしたが、永遠に感じました。

 

そうして恐怖の時間はすぎ、地下鉄は駅につきました。NYの地下鉄は雑なブレーキをかけるので、彼もよろめいてバイクごと倒れそうになりました。そしてまた絶叫してます。幸い、ドアが開いたのは私の立ってた側。助かった、、、。彼も降りるのかと思いきや、降りてはきませんでした。着いた駅で乗り込もうとした乗客は危険を察知し、私が降りたドアからは乗らないで別の車両に散っていました。デリバリーの仕事してるくらいだから、精神的におかしいのではなく、反対方向の電車に乗ってしまい怒りが抑えきれなくなっただけだろうと思いたいですが、走行中の電車にバイク持ち込んで、車内でエンジンかけるとは、やはり尋常じゃないと思います。

 

下りの電車はまだやや混雑してる時間帯。またバイクを持ち込んでブルックリン方面に戻るのだろうか。

 

NYの地下鉄はいろんな人たちが乗ってます。

 

 

子供もたくさん乗ってるのでバイク持ち込みは取り締まるべき、、

 

NYでは精神状態に問題を抱えた人物による通り魔的事件が散発的に発生していて、公共空間特に地下鉄駅構内や車内の安全性が脅かされているそうです。NY市では地下鉄での見回り強化や、メンタル危機にある人への福祉体制の拡充などを進めていますが、現実には多くの重症者が支援の網からこぼれ落ち、今回のナタ事件のように重大な事件に発展するケースは後を絶たないそうです。こうなると、もう自分で自分の身を守るしかないです。様子がおかしい人に遭遇したらできるだけ離れるとか、歩きスマホはしないで周囲の状況を常に把握するなどで、危機管理を徹底しましょう。