昨年のクリスマス前からだんだんと弱ってきて、要介護状態になった義父。基本的な日常生活は専門の介護士さんに頼っていますが、イレギュラーなことや休暇の時期には、義兄夫妻と交代で旦那Dと私も介護に参画しています。

 

感謝祭の休みは義兄夫婦が担当してくれたので、クリスマスはうちの担当。ということで、片道12時間かけて南部の実家までやってきました。できれば飛行機使いたいのですが、今回は色々持って帰ってくるものがあり、車の方が便利、ということでドライブ。変わらない景色が延々と続く退屈な道中ですが、今年はニューヨークとアトランタのちょうど中間地点のヴァージニア州にドライブインのチェーン店「Buc-ees」の店舗がオープンしていて、旅の楽しみができました。

 

 

 

「Buc-ees」はテキサスが発祥の地で、ヒューストンに住んでいた時には、ダラスやサンアントニオなど周辺の都市を訪問するときなどに必ず寄っていた私にとって懐かしのドライブインです。南部発祥のチェーンで、我々が住むNYなど北東部には進出していません。立地に関する環境問題、LGBTなどマイノリティー保護などの従業員の権利などのイシューで、アメリカ北東部とは政治的に何かと相容れないからと聞いたことがあります。新しくできた店舗があるヴァージニア州は、4−5年前に知事が共和党出身者になった時に免許がおりたとか聞きました。最近の選挙ではまた民主党の知事が返り咲いてリベラル路線に戻りつつあるので、ヴァージニアでさらなる展開があるかどうかは不明です。

 

そんな政治的なトリビアは置いといて、この新しい「Buc-ees」、テキサスでお世話になってたと同じアメリカ的なゴージャスさには、全く期待を裏切られることはありません。むしろ、しばらく行ってない間に進化してます。

 

懐かしいBuc-eesのサインが見えてきた

 

車2000台くらい停められそうな広大な敷地

 

見た目はスーパーマーケットみたいです

 

楽しみにしていたのは、テキサスバーベキューコーナーです。ビーフ、ポーク、チキンとなんでも揃っています。この新店舗では、でかい塊の肉を目の前でさばいてくれるオープンキッチンが目玉。ノリノリのカウボーイ風お兄さんたちが、大きな掛け声をかけながら次々とグリルした肉の塊を切り分けて行く姿が壮観で、常にギャラリーができています。しかも、ものすごいボリュームです。クリスマス前の週末なので、アメリカ東部を南北に貫く国道81号線は結構な交通量で、このドライブインも大混雑です。南部に帰省する人たちにとっては、懐かしの味。各種バーベキューサンドイッチは飛ぶように売れてました。

 

 

ライブキッチンの中のお兄さんも絵になる

 

グリルしたての肉でサンドイッチ

 

プルドポーク(豚肉をほぐしたもの)サンドイッチ。でかい。

 

出来立てが次々に並びます

 

また、嬉しいのは、パン生地の中にソーセージやらチーズ、卵などが詰まった「コラチ(Kolache)」というテキサス名物が売っていることです。ヒューストンなどテキサスの大都市にはコラチのお店があちこちにあって、朝食やランチによく食べていました。いつも行ってたお店のコラチはもう少し丸かった気がしますが、ここのはコッペパンみたいで巨大です。なのに値段は1個約3ドルと格安。ニューヨークでは6ドルくらいしそうです。

 

 

テキサスにいた時から進化した点といえば、食べ物以外にも様々なグッズが販売されていて、「Buc-ees」自体がブランド化しているのが明らか。なんとなくチープな感じがしたあの頃とは隔世の感です。もしかしたらヴァージニアでは珍しいだけなのかもしれませんが。

 

クリスマスの時期、アメリカでは家族や職場の集まりで「アグリーセーター(醜いセーター)」を着る習慣があって、奇抜なデザインを競います。それで、どこに行っても派手なデザインのセーターやトレーナーが売っています。Buc-eesのアグリーセーターは飛ぶように売れていて、きっとこれで家族の集まりで披露するんだろうなと微笑ましく観察しました。

 

さらには、ワインまで豊富に取り扱っています。アメリカ人がバンバン買ってて、飲酒運転などを誘発しないのかなと不安になります。

 

このトレーナーが飛ぶように売れてた

 

 

ドライブインなのにこんなにワインコーナー充実

 

難点は、イートインスペースのような食べる場所がない点です。バーベキューサンドイッチとかフライドポテトは、車の中で食べるとソースがこぼれたり、揚げ物の匂いが充満してしまいます。できれば、買ったものをそのままドライブイン内で食べ終えたい。テキサスは年中温暖なので、大体みんな駐車場やその辺で食べてましたが、ここヴァージニアは緯度的に東北地方くらいなので、この時期とても寒いのです。それでも、薄着で外で食べてるアメリカンはたくさんいましたが、寒がりな私たちは仕方なく車の中で食べました。ビーフのブリスケットサンドイッチはテキサスで過ごした頃の懐かしの味。まだあの頃私はは30代前半で、このサンドイッチはボリュームが足りないくらいでしたが、今こうして食べると半分でお腹いっぱいで、脂肪分で胸焼けして自分の加齢を実感。

 

 

電柱の土台をテーブルがわりにする男たち

 

懐かしの味「ブリスケット・サンドイッチ」

 

久々なジャンクフードの食事でした

 

ここはフレンドリーなスタッフも気持ちいいです。入店する時、スタッフが「Welcome to Buc-ees!」と客に声かけをします。だからか店の中がとても活気があります。体育会系と言ったらいいのか日本で居酒屋に入る時に「いらっしゃいませ〜」みたいな威勢。以前テキサスに住んでた時に聞いた話だと、Buc-eesは金払いのいい、優良な雇用者のようです。基本的にドライブインという施設の性質上、立地は田舎町にあります。田舎には雇用の受け皿が少ないのはアメリカも同じ。新店舗なので、新しいスタッフを鋭意リクルート中のようで、求人広告があちこちに貼られていました。一番時給の低い倉庫係でも時給20ドル(3100円)休日勤務だと24ドル(3700円)。店長は年俸制で175,000ドルから250,000ドル。日本円で2000万円超えです。この地域の物価水準でこの給料は破格です。24時間365日営業なのでちゃんとした人材がいないと店がビジネスが回っていかないんだろうけど、こういうところにアメリカ経済のダイナミクスを感じます。

 

と、懐かしの味との再会から、地域経済への貢献といった硬派な観察まで、色々と興味深いBuc-ees訪問でした。今まで退屈だと思っていた旦那の実家へのドライブ。帰り道も楽しみになりました。

 

田舎でこの給料は破格。優良な雇用者でもあるようです

 

 

 

アメリカの今年の年末年始はカレンダーの並びの関係で、今週いっぱい働いて22日の月曜日から休みに入る人が多いようです。よって人によっては今週が仕事納め。うちも旦那Dがお義父の介護で週末から新年にかけて南部の義実家で過ごします。

 

我が家で開催したクリスマスパーティーに来てくれたコリアンとアメリカ人ゲイ友カップルKとTから、彼らの友達の教会コンサートに誘われ昨夜ブルックリンに行ってきました。ニューヨーク北郊に引っ越すとブルックリンはなかなか足を伸ばせないので、とても久しぶりです。自分が住んだことはないけれど、この季節のブルックリンは、煌びやかなマンハッタンとは違った温かみのある情緒があります。

 

なんとなく温かみのあるブルックリンの路地裏

 

ピアノ、バイオリン、チェロの3重奏。特にチェロの響きは癒される

 

コンサートの後は、彼らの家に招待してくれて、夕食を準備してくれていました。ディナーの時、いつも長期休暇の時は仕事のメールチェックするかしないかという話になりました。

 

この問題への対処法は人それぞれで、答えはないと思っていますが、Kさんは、休みに入ったら一切仕事のメールはチェックしない派。一方、Tさんは1週間以内の休暇は基本メールチェックしない。そして1週間以上休む時は、数日ごとに、チェックするそうです。それでも読むだけにして返信はしないそうです。仕事の内容や社内での立場にもよるんだろうけど、Kさんは平社員(英語ではAn Individual Contributorといいます)な一方、Tさんは管理職のポストにいるので、チームに任せてる仕事や、部下の勤怠なども管理しているので、職場で何が起こっているかは把握しておきたいらしいです。これはうちの旦那Dも同じ。Dはかれこれアメリカの会社の中間管理職を20年もやってるので、マネジメントスキルは熟練の域に達してます。もちろんストレスはあるんだろうけど、休暇中に職場で何かあったら、いる人で対応できるよ、といつも言っています。クロアチアにいる時に、一度だけ秘書が連絡とってきて、その後30分くらいどこかに電話してました。どんな時に連絡するべきか判断できる有能な部下や秘書がいることは重要ですね。あとは、Dは今の会社で社長になりたいとか野望はないし、もう早期退職できるキャリアフェイズに入っているので、こういう問題にあまり悩まなくていいようです。

 

休み中業務メールとの付き合い方はアメリカでも悩み

 

私は、Kさんと同じで、アメリカで働き始めてからはずっと休暇の時はメールをチェックしないで過ごしてきましたが、プロジェクトマネージャーになってから初めての長期休暇だった先月のバルカン半島への旅ではとても悩みました。私はDのように選任秘書がいるほどのレベルでもないどころか、自分で物事を判断できないことが多い若い社員が主体のチームなのです。それに、ハッピーリタイアメントを狙える年齢にはまだやや早いので、自分の評判も気になる。

 

一緒に旅行した人たちの中には、四六時中仕事のメールをチェックしてる仕事中毒みたいな人もいて、その人のパートナーが、彼に「みんなで食事してる時くらいはメールチェックするのやめろ」と注意していましたが、私にはメールチェックしたい気持ち、わかりました。職場で何が起こっているか、外のお客さんがいる仕事ならお客さんから問い合わせが来ていないかなど、気になるのも事実。しかし、一度メールをチェックし始めてしまうと、もう旅気分ではなく、常に仕事のことが頭から離れず、リフレッシュできません。そうなるとなんのためにバケーションに来ているか本末転倒になります。いや〜悩ましいです。

 

結局、私としては、Tさんやうちの旦那の「時々何が起こっているか把握する程度」に落ち着きそうです。Kさんみたいな割り切りが理想ですが、管理職の端くれとして全くメールチェックしないのは、逆にストレスになると思いました。それに、メールが溜まりに溜まっていると思うと休暇を終えて仕事に戻る時の憂鬱感も激しそうです。今回は、オフィスのメールの自動返信機能に「休み明けにメールチェックします」と書いておいて、できるだけ休みの間はメールチェックしませんでした。一度、私が休暇だと知らない他の部の人から、ヨーロッパの真夜中の時間に着信・留守電がありましたが、緊急の内容ではなかったので、一応テキストで休み明け対応と伝えました。そして帰りの飛行機の中で溜まってるメールチェックして整理してから出勤しました。帰国前夜、会社のメール開いたら未読1200通とかあったけど、返信の返信で膨れ上がったメールのやりとりや、色々関係ないメール、CC含めなので、実際には対応すべきメールは300通くらいでしたでしょうか。こじれたやりとり等で、全部把握できてない部分もあったけれど、部下に揚げ足取られないように、全て知ってるふりしました。まあ、元々プロジェクトのフェイズの合間に休んだので、大事は起きませんでした。

 

こんな季節でも働いている人もいる

 

究極的には、会社の社長でもない限り管理職であれ平社員であれ、雇われの身であることには変わりはないので、与えられた有給休暇は謳歌すべきですが、一番大切なのは、自分がいなくともちゃんと仕事が回っていく体制を整えて休暇に出ることが大切です。また普段、他の同僚が休むときに協力的になっておくことも重要です。私は、子供がいる同僚たちと相互互換関係を築いています。彼ら彼女らの子女の学校の休みの時には仕事カバーしてあげたりしているので、自分が休みたい時にもサポートを得やすいです。

 

と、ホリデーシーズンを迎えるにあたって職場サバイバル関係の話でした。なお、日本にいる大学時代の友人や弟たちと仕事の話をすると、「アメリカではみんな休む時は思いっきり休むんでしょう?」とか、「アメリカ人は自分が好きな時に休むんでしょう?」と聞かれます。確かに、アメリカでは2週間くらいの休暇を取るのは当たり前ですが、それは、自由奔放に休暇とって、一切仕事をしないという意味ではなく、実際にはこうして調整や折り合いをつけていることがほとんどだと思います。若い世代ももっと働いてる感じがします。昨今の厳しい労働市場の影響で仕事を奪われないように必死なので、週末ですら仕事のメールチェックしてる若い社員も多いです。

 

こんなアメリカの世知辛い現実を考えると、日本のようにゴールデンウィークや年末年始に会社活動が休止するというスタイルの方が、会社勤めの人には気が楽なのかななどとも思うようになりました。(今はどうか知りませんが、私が日本で働いてた会社は、ゴールデンウィークや正月は前後1週間から10日くらい全事業所が閉鎖されてた。)

 

さて、こういう話で盛り上がれたのも、同年代働き盛りのゲイ友KさんとTさんのおかげです。

以前うちで食べた野菜ゴロゴロの日本のカレーを食べてからハマっているそうで、この日はKとTが作ったカレーを披露してくれました。ルーはジャワカレー中辛。Kさんがよく行ってるコリアン・スーパーHマートに売っているそうです。


ニューヨークにいる私とDの友人たちは、士業含めて自営業かまたは早期or定年退職組が多く、KさんとTさんは数少ない会社勤め&現役世代。浮ついた話でなく、日々の現実の悩みと向き合いながらでも食事を囲める仲間がいることに幸せを感じるホリデーシーズンです。

 

KさんTさんのお宅はシックな感じの照明

 

フォークでカレーを食べるのはアメリカ式

 

KさんTさん作の日本のカレー。美味しかったです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2025年もいよいよあと2週間ちょっとです。今年は2年ぶりにクリスマスツリーを引っ張り出しました。この先週末には親しい友達10人ほど呼んでクリスマスパーティーをホストしました。

 

今年は、私自身も楽しめるパーティーにするために、色々と工夫をしました。飾り付けとか、お酒とか料理とかの話でなく、モチベーションや気分的な話。

 

 

 

このブログで何度か書いてきたのだけれど、ホームパーティーを企画すると大抵旦那Dが気合い入れ過ぎてキャパ越えし、時間が足りなくなって不機嫌になる、といういつものお決まりパターンに陥ります。そして、私に八つ当たりしてくるのです。だから、ホームパーティーするのは楽しいけれど、同時にめんどくせぇ〜とも思うのです。楽しく過ごす日のはずなのに、Dに不貞腐れた態度取られるのは嫌なので、今年はあらかじめ予防線を貼って旦那をうまくコントロールする作戦にしました。

 

秋の旅行でインスピレーションを受けたのか、クロアチア風新作スィーツを披露したいと言い出した旦那D。そのインスピレーションには賛同するけれど、嫌な予感しかしません。レシピ見せてもらったら、結構手間がかかるようなケーキ。リサーチや試作に時間を取られて他の準備に手が回らなくなり墓穴を掘り、機嫌が悪くなって私にモラハラ的な八つ当たりするというお約束なシナリオが想像されたので、悪いけどクロアチア風デザートお披露目は諦めさせないといけません。ここは必殺褒め脅し戦略で説き伏せました。以下はその時の会話の模様。

 

D:「クロアチアで食べたあのケーキ、今度のホームパーティーで作ろうと思ってるんだけど」

 

私:「あれ、美味しかったよね」(←とりあえず否定はしない)

 

D:「ニュージャージーにクロアチア食材店があるんだって。そこでスパイス調達して。ミツワ(老舗日系ショッピングモール)にも行けるよね。」(←ハドソン川超えてニュージャージーまで行くと半日潰れます。ミツワなんて寄ったら1日仕事。)

 

私:「新しいケーキにチャレンジするのもいいけど、この前のDが作ったレモンケーキ、すっごく評判良かったよ。XXさんがレシピ欲しいって言ってたじゃない?YYさんはソーシャルメディアにも載せてたし。」(←友人の名前を使って、おだてまくります。)

 

D:「あれ、飽きたよ。新しい味にチャレンジしたい。」(←彼は、他からの承認要求よりも、自分のパッションに基づきスィーツ作ってる模様)

 

私:「でも、ほら、うちでホームパーティーするのは、ゲストへ感謝の意味じゃない?Dのレモンケーキ、みんな期待してるんだよ。」(←噓も方便。いや、事実でもある)

 

D:「そうかな〜。そういえば、前の時はちょっと甘過ぎたから、砂糖少なめにしようと思ってたんだった」(←満更でもない様子)

 

私:「そうだよ。リベンジしちゃえば?それに次はトッピングもしたいって言ってたよね」

 

この褒め脅しでおだてまくり作戦が功を奏して、新作スィーツの発表でなく、、十八番であるレモンパウンドケーキをアップグレードする方針に変えさせました。否定してDの気分を害するのではなく、気持ち良くさせて、、、やる気を刺激する。私って、なんて出来る嫁?コーチ?と自画自賛。ただ、お得意スィーツのレモンケーキを褒め称えたことで、芋蔓式に、評判の良かったバスクチーズケーキも作るなんて言い出してきたのですが、ニュージャージーに買い物に行って半日潰れるだけましです。

 

パーティー前の週は数日前から準備や時間配分も私がモニタリングしました。例年何かが足りなくて当日買いに行く羽目になってましたので、まず準備できる食材は数日前から用意。パーティー当日は朝6時に目覚ましをセットでフル稼働。そして、寿司桶をピックアップしなければいけないから午後に1時間くらい空けるよ、と私にもやることがあって、あんたの尻拭いはできないんだと、旦那の自覚を促します。

 

そんなこんなで今年は喧嘩もなく、手際良くできました。以下の写真が準備の様子です。コロナの時に旦那はスィーツ作りに目覚めて、その情熱は年々熱くなっていくばかりで、食べるだけの私にとっては嬉しい限りです。

 

ここまではいつものレモンパウンドケーキです

 

これはツリーをイメージしたホリデー・トッピング。

 

完成!我が旦那ながらあっぱれです

 

バスクチーズケーキはゲイ友のリクエスト

 

ペッパーミント風味のホワイトチョコのムース

 

パーティー開始1時間前に完成。飾り付けする余裕があった

 

さてパーティー本番。今年は誘った全員が参加してくれました。いつものように行きつけのお店から寿司桶をオーダー。日本人シェフが握る本格派です。探すのが難しい、シャリの密度が高過ぎない握り寿司。あとはクリスマス料理の定番であるハムも用意しました。あるゲイ友から「NとDの家に行くと、美味しい寿司とカントリー・ハムと手作りデザートが充実してるから毎年楽しみ」といわれました。今年も出欠とった時、2人の友人にいつもの寿司とDの自家製ケーキ期待していい?と聞かれたので、友人たちの間では、我々カップルに対してそういう評判が定着しつあるんだな、と面白い発見でした。だから、今年もゲストが我々に期待するものを用意しました。ハムは、コストコのデカい塊、25ドルでお得感。ハムは余ってもしばらく食べられるので便利です。

 

うちのパーティーの定番になった寿司桶

 

コストコのハム。赤身と脂肪分のバランスが良かった

 

チップスとポテトサラダなど定番も準備

 

ここ数年、いろんなホームパーティーに招待されたり、自分たちでもホストしたりしている中で、ある悟りの境地に達しました。それは、招待客への普段のお礼の気持ちを込めて、ホストに徹すべし、というシンプルなこと。ゲストが喜んでくれるようにホストに徹すれば、結局自分も充実感に満たされて、ひいては成功だということ。ホスト自らが主役とばかりに振る舞ったり、新しい絵画や家具を見せびらかしたりするような裏テーマがあると、招待客はそれほどそのパーティーを楽しめないのです。

 

旦那もこの点、わかってくれて、前述のように新作スィーツお披露目は延期。そして今年はまず、自分たちは軽く先に食事を済ませておいて、パーティーが始まったら、ゲストの誰もが退屈しないように気を配り、初対面の客同士が話せるようにモデレーターして、そして給仕役に専念しました。特に、初対面同士の人たちを紹介することは欠かしませんでした。内気なDと私は他の人のパーティーで自分から知らない人に話しかけるのが苦手で、こういう時にホストが紹介してくれるととても助かったのです。だから私たちも実践しました。

 

何人かの参加者が、我々もゆっくり座って話そうよ、と言ってくれたのですが、10人もお客さんがいると、やはり目が届きません。それに、そのうちデザート食べ終わる頃にはまったりモードになってくるので、そこでゆっくり時間はあるし、とにかくお客さんたちが楽しんでくれた方が、我々にとっても充実感があるのです。もちろん、こういうのを自然にできる人たちもいるんでしょうけど、私は自分がホストなのに時折食欲が勝って、自分もあれ食べなきゃとか、あのワイン飲みたい、とかなってしまっていたのでした。年によっては、酔っ払ってしまったりもして激しく後悔したこともありました。

 

デザートタイムはワクワク感を演出

 

ケーキ入刀式!ゲイはスィーツ好き多い

 

みな適度に長居してくれてパーティーは成功!

 

結局、今年のパーティーは、来てくれたゲストが皆遅くまで居てくれて、それだけ居心地がいい場を提供できたのかなと自画自賛しています。今年お世話になった友人たち。アメリカの一般的な普通の家族みたいに子や孫がいる場では肩身の狭い思いのするゲイにとって、こういう友人たちは家族同然。この時期、パーティー掛け持ちとか、何か他のイベントとかある中で来てくれたことを嬉しく思いますし、彼らがお酒と料理を楽しんで、ゆったりとした時間を過ごしてくれたことが私とDにとっての幸せでもありました。

 

 

 

 

 

先月からお届けしてきた晩秋のバルカン半島を巡る旅ブログの番外編。ゲイブログとして触れないわけにはいかないトピックは、旅先で出会った男たち。

 

以前どこかで、クロアチア、イタリア、トルコが世界の3大イケメン産出国だと聞いたことがありました。どんな基準だったか情報源は不確かですが、経験的にはそういう説も一理あるなと思います。女性から見たら好みにもよるだろうけど、少なくともゲイの世界では、モテ筋の男たちが多い国々です。

 

ということで、今回の旅の私の裏テーマとして、クロアチアをはじめバルカン半島の男たち鑑賞がとても楽しみでした。Chat GPTに「典型的なクロアチアの大人の男」というリクエストで出てきたAI画像が下。現地での体験と違わないかなと思います。顔のルックスがいいというだけでなく、背も高いし、ガタイもいい男が多かったです。Chat GBTに聞いてみたら、クロアチアをはじめ、バルカン半島諸国の男性の平均身長は180センチ以上でこれは世界的に見ても有数だそうです。

 

AI作成の典型的なクロアチア人の大人の男像

 

クロアチア男は欧州諸国の中でもトップクラスの高身長

 

骨格しっかり胸板が厚い男が多い

 

そんなデータを実際の旅で証明してきました、、ということで今日は我々が旅先で会った男たちの紹介です。一応書いておくと、勝手に一般人の写真を無闇に貼り付けているわけではなくて、旅先で我々と知り合いになって、ソーシャルメディアで顔出ししてる人たちです。

 

まずはスロベニアはポストイナ鍾乳洞のガイドかつ坑内トロッコの運転士だったウルバンさん(仮名)。最初みた時、日本の俳優の玉木宏みたいな雰囲気だな、と思いました。すらっとした涼しげな表情で物腰柔らかと思いきや、無秩序に騒ぎまくり洞窟内で喫煙や飲食する中国人観光客を叱るなど男前なところを見せてくれて、我々ゲイのおっさんグループの味方になってくれました。

 

顔、小さっ。周りの中国人がまるで子供に見える

 

身長2メートル超えのウルバンさん。にいさん、こんな洞窟の中で暗がりにいないで、陽の当たる華やかな場所に行ってくださいって感じです。パリでも行ってモデルとかやれば?と余計なお世話をしてあげたいくらいでした。いや、ゲイ仲間が実際にそんなこと彼に言ってて、彼は満更でもなさそうでした。写真載せてもいい、と聞いたら、「世界中からファンが殺到したら困るよ」と気の利いたジョークもかませる余裕。しかし鍾乳洞の成り立ちなどすごく詳しくて、もうそのプロ根性には脱帽でした。このリンクに彼が載ってるかも。

 

 

 

そして、同じくスロベニアからは、ブレット湖で中世の修道院がある島に我々を運んでくれた船頭さん。先祖代々この湖の渡し船を運航する家系の若き跡取り。毎日船を漕いでいるから、日々の労働で鍛えられたガタイが超セクシーでした。船に乗る時みんなに手を貸してくれるのだけれど、今のあの無骨な手の感触が忘れられません。同船してたイタリア人肉食系おばさん3人組が景色よりも彼の虜になって、独身なのか?という質問に始まって、下ネタ系含め色々質問攻めにしていましたが、全て笑顔を切り返す姿が可愛かったです。世界中からくる色々な観光客を相手にしてるから、我々ゲイにも優しくて、一緒に写真に写ってくれたりと大サービスでした。

 

 

 

 

そして、すでに旅行記の中でも触れましたが、クロアチア第2の都市スピリットの城壁内で見事なアンサンブルを披露してくれたアカペラグループのミルコさん(仮名)。関西学院大学関係者とソーシャルメディアで友人とのことで、私のことを日本人だとすぐにわかり、クロアチアにようこそ、ととても親切な笑顔が印象的でした。一昨日、彼らの演奏のYouTubeのリンクを送ってきてくれました。スピリットで会った時、探して後でリンク送るね、と言ってはいたのですが、まあ社交辞令だろうと思い忘れかけていたので、とても嬉しかったです。こういう素朴で実直なところがクロアチア人のいいところですかね。極小サンプルで判断してしまいますが、こうして日本人の私が現地で感じた人情や心意気を紹介することで日本とクロアチアのささやかな架け橋になっているのも事実。顔が可愛いだけじゃなくて、心までキュート。

 

ミルコさん(左端)のようにかっこ可愛い系からダンディーまでいろんないい男がいるクロアチア

 

旅行記では紹介できなかったのですが、クロアチア国内を旅行している間、隣国のボスニア・ヘルツェゴビナ国境の川をボートで巡りました。そのミニクルーズのガイド兼船長のフィリポさん(仮名)、おっさんばかり8人の我々のグループを見て「このボート沈んじゃうかもよ?」と辛辣なコメントしてたので、ゲイ嫌いなのかなと不安でしたが、打ち解けてくると饒舌でした。クロアチア語訛りの英語と素朴な感じで我々にはモテモテでした。彼もデカかった。1メートル90センチ。そして、彼は日本に興味があり、私が日本人だと知って喜んでくれました。格闘家になって日本で金を稼ぐのが夢なのだそうです。そう、なぜって、日本で有名な格闘家のミルコ・クロコップ氏の影響です。そのフィリポさん、今は地元の自警団に入ってるけれど、それほど体鍛えてる印象はありませんでした。しかし、そもそもの体幹や骨格に恵まれているので、本格的にトレーニング始めたらすぐに体も出来上がりそうだし、そのベビーフェイスで日本に来たら人気格闘家になれそうです。

 

最初は怖い感じでゲイ嫌いなのかなと思った

 

茶目っ気たっぷりのフィリポさん。こういう男、好きです

 

フィリポさんが住むのボスニア・ヘルツェゴビナ国境

 

そして、もう一人私は実際には会っていないのだけれど、フリー日程のオプショナルツアーのトリュフ狩りのガイド兼トリュフハンターさん。ハンガリーとクロアチアのハーフだそうです。ルックスは個人的には、私の好みではないのですが、このツアーに参加した旅仲間の好みのど真ん中だったみたいで、下のような被写体への愛情を感じる写真をグループチャットに送ってくれました。彼はゴージャスなガールフレンドがいるようだけれど、彼が案内する森へのツアーに参加したお客さんたちなのか、facebookで世界各国の人々と繋がっているようです。この地で生まれ育って、若いのに「森の秘密は爺ちゃんから学んだ」とかクロアチアの森のエコシステムについてソーシャルメディアに色々書いていて、きっとビジネスセンスや営業マインドもあるんでしょう。

 

ちなみに、このトリュフ狩りに参加したうちの旦那やゲイ友も皆絶賛してたので、もしクロアチアに行かれる機会があればぜひ検討してみてください。下にリンク貼っておきます。

 

ゲイ友が撮影した写真。トリュフハンター君。広い森は彼の縄張り。

 

 

こうして旅先で会ったいい男たちを紹介してきましたが、共通してるのが、ただハンサムなだけではなくて、皆さんとても人情味があることです。これはアメリカとは大きい違いだなと思います。ゲイ・ストレート限らずアメリカ人の男は表明は気さくで話しやすくても、なんというか真心に欠けるというか、その場を去った瞬間相手のことを忘れる感じがします。でも、バルカン半島の人々はもう少し掘り下げた部分で人とコミュニケーションする余裕があるのだなと思いました。男たちは皆一見不機嫌そうに見えても、少しずつ心を開いてくれて、軽いジョークを言ったり、相手に合わせたフォローアップができる。そういう気質がきっとこの地の旅の居心地の良さ、まるで昔から知ってる土地のような郷愁を感じた理由かなと思います。そして、彼らの国を再び訪問したいという気になります。

 

下の数枚は、ドブロブニク市内で撮った写真。美しい街並みとその景色に溶け込む男たち。別に男鑑賞だけを狙って旅に参加したわけではないけれど、まさに花より団子、花より男子状態。ということで、バルカン半島はイケメン好きには絶好のデスティネーションと言えるでしょう。

 

この足の長さ、尻の高さ、分厚い上半身。完璧なプロポーションの男たちがあちこちに

 

聖教者たちもなんだかセクシー

 

 

 

女性たちもやはり美しい。見事なカップル。絵になります

 

俳優さんたちだろうか。映画撮影の合間の休憩

 

最後に、このブログを書いてる時に、クロアチア人で有名人といえば誰を思い出すかなと色々考えを巡らせていましたが、前述の素朴な船頭フィリポさんが言ってた伝説の格闘家「ミルコ・クロコップ」が一番に思い浮かびます。総合格闘技には興味のない私ですが、たまにミルコ・クロコップをスポーツニュースや街中の宣伝などで見るとその物憂げな表情と素晴らしい体躯に釘付けになったものでした。今ネットの写真を見返すと、彼こそ、クロアチア、そしてバルカン半島のいい男を代表する象徴とさえ思います。彼がいつも着用していたボクサーパンツのデザイン、あれはクロアチアの国旗の一部なのです。今思えば、日本や世界で長らく活躍しつつも、彼は一貫して愛国者でもあったのです。ところで、同じく日本で人気の高かった格闘家のアンディ・フグが若くして亡くなったので、ミルコクロコップももうこの世にいないのではと思ってる人もいるようですが、彼はまだまだ健在。50過ぎた今も見事な肉体を維持していて、ゲイのアダルトビデオ界では一躍スターになれますよと、まあファンタジーは置いておいて、その無骨な武闘派で肉体派のクロアチア男のDNAは息子さんにも受け継がれています。

 

こうしてみると、クロアチアは世界3大イケメンの産地の1つという説は証明されたとも言えそうですね。(と勝手な結びですが)

 

 

白と赤の紋様はクロアチアの国旗から

 

クロアチア男の最強遺伝子は息子にも引き継がれているようです

 

 

 

 

あっという間に今年も12月になってしまいました。そしてあと2週間ちょっとでクリスマス。

 

旦那と一緒にクリスマスの買い物に行った郊外のショッピングモールの映画館で、今話題の映画「レンタル・ファミリー(Rental Family)」を鑑賞してきました。マンハッタン・ミッドタウンのジャパンソサエティからこの映画の試写会の案内が来ていたのですが、クロアチア滞在中だったので行けませんでした。それもあり、気になっていたハリウッド映画。いや、オール日本ロケなので、ハリウッド映画というより日米合作映画と呼んだ方が相応しいかもしれません。ソーシャルメディアで結構騒がれていて、普段は辛口な知り合いの日本人夫婦もお勧めだと言っていたので、とても楽しみにしていました。

 

https://www.searchlightpictures.jp/movies/rentalfamily

 

ミッドタウンのジャパンソサエティでのNYプレミアの様子

 

日本での公開は来年のようなので、簡単に作品の紹介をしておくと、「レンタル・ファミリー」は大阪出身の日本人監督による日本を舞台としたコメディ・ドラマ映画です。監督自らが脚本に参画しオール日本ロケで撮影されました。日本を拠点に活動する売れないアメリカ人俳優フリップがレンタル家族の貸し出し?派遣?を生業とするレンタルファミリー社の役者として働き、文字通り、彼を家族としてレンタルする顧客のために様々な役を演じる時間を通して、自分を発見していく、というようなストーリーです。この、顧客が家族をレンタルするという日本の家族レンタルビジネスは、アメリカのメディアで何度か紹介されていて、とてもアメリカ人にとっては興味のあるトピックなのです。主演はブレンダン・フレイザー。

 

 

まだ観てない方のために、これ以上のネタあかしはしませんが、結論から言って、観て良かったです。爆笑できるシーンも、目頭が暑くなるシーンもあり見終えた後に幸せになれる映画でした。旦那Dも「ガイジン」として東京で暮らした様々な思いが蘇り、ブレンダン・フレイザー演じる主人公に大いに感情移入できたようです。私たちが観たのは日曜午後の回でしたが、客の入りは半分くらい、といったところでした。もともと超満員になるような映画館ではないので、あ、人気なんだな、という感触。実際公開週は全米BOXオフィスで第5位に食い込む健闘を見せたそうです。我々以外の観客は、NY郊外という土地柄なのか、白人の中年カップルが中心で、他にも目立ったのが白人夫とアジア人妻、というカップルや、それにハーフの子供、、という家族が少なくとも5−6組いました。あとは、アメリカで日本を舞台にした映画の公開や、日本人アーティストの公演には、コスプレしてくるオタッキーな若者がいるんですが、この日もそんな感じの客層が目立ちました。

 

ネタばらしなしの感想としてはまず、東京の街の情景描写がとても素敵でした。さすが日本人監督作品というだけあって、日本の普段の何気ない生活が淡々と描かれていて、外国人監督の視点で描く東京や日本各地の光景とはまた違って新鮮でした。以前暮らしたことのある小田急沿線や、東京の中でも好きな場所である浅草・隅田川あたりが登場して、懐かしく感じました。そして、個人的には、ブレンダン演じる主人公が彼をレンタルする顧客と一緒に旅に出た長崎県島原半島の光景が美しくて、こんな日本の原風景をこうしてアメリカにそして世界に紹介してくれてありがとう、と思いました。また、欧米人が期待する日本社会のユニークなところや華やかな場面や日本人の美徳みたいなところだけでなく、老人やシングルマザーに冷たいというような日本社会の陰鬱で陰湿な部分にも触れていて、ただのコメディーではありませんでした。

 

 

主演のブレンダン・フレイザー。さすが、オスカー俳優です。デカい体なのに、なぜか所在なげに、申し訳なさげに、おどおどする善良なガイジンがとてもうまく表現されいて、ああ、こういう白人男、日本にいるよね〜というまさにハマりっぷり。しかも、普段はおとなしいのに、たまに日本社会の壁にぶつかりアメリカ的価値観を爆発させるが、うざさだけが残るような微妙なところも、日本に長年居着いているアメリカ人を巧く表現してます。

 

映画がヒットすると「実はあの役、最初は俺にオファーが来たんだよ」とかいう大御所俳優がいますが、この役は、そこら辺のイケメン俳優が演じると、世界観が崩壊する可能性があるので、繊細な演技ができるブレンダン・フレイザーが配役されて本当に良かったです。彼のためにこの脚本があるのではないかというくらい役に合っていました。彼が劇中で話す日本語も妙にリアル。うちの旦那が日本人の友人と話すような片言の日本語。わかってるんだかわかってないんだか、判別がつかないような会話のキャッチボールなど、それが旦那のツボにハマったようで、爆笑してました。

 

 

また、監督のHIKARIさんにも触れないわけにはいきません。大阪生まれの大阪育ちの日本人女性。交換留学で高校生の時にアメリカに来て、一旦帰国。そしてアメリカの大学に進学し、演技から制作までしっかり映像作品を学んだ実力派です。このブログでも何度か取り上げているトライベッカ映画祭に2015年に出品した「Where We Begin」が短編映画部門にノミネートされたがキャリアブレークにつながり、今日まで世界中で活躍しています。

 

その他レンタルファミリー社の社長役には実力派俳優の平 岳大(ひら たけひろ)さん。「SHOGUN」では真田広之の宿敵を演じてました。またブレンダンをレンタルするかつての大御所俳優役に柄本明さんなど、主要キャストも実力派揃いです。ブレンダンを本当の父親だと思ってしまうハーフの女の子を演じたゴーマン シャノン 眞陽さんも将来の活躍が楽しみです。日本を舞台にした日米合作映画にありがちですが、ろくな演技できないアイドルグループメンバーとか、キムタクの子どもとか登場しちゃったらどうしようと不安でしたが、女性キャストを演じた女優さんたちもきちんとした演技ができる人たちばかりでした。元宝塚トップスターの真飛聖さんなんてあまりに作品に溶け込んでいて、エンドロール見るまで気が付かなかったです。

 

アメリカでは、この週末も継続公開する映画館がほとんどなスマッシュヒット、嬉しい限りです。そして、日本では来年2月の公開が決定したそうで、ぜひご覧になってみてください。