宇都宮市のホームページより
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宇都宮と百人一首の関わり
百人一首は、藤原定家(ふじわらさだいえ)が、息子為家(ためいえ)の妻の父、宇都宮頼綱(うつのみやよりつな)法名:蓮生(れんしょう)の懇望によって染筆した小倉色紙(小倉山荘色紙和歌)がはじまりです。後に、為家によって百人一首が成書となり、それが数多くの能書家による写本として現代に伝わってきたといわれています。
頼綱の妻は北条時政の娘。たまたま時政の陰謀に加担したと三代将軍源実朝(さねとも)より嫌疑を受け、やむをえず出家して謝罪し、法名を蓮生入道と号し、京都小倉山の北側に中院山荘という住居を構えました。
和歌が好きだった連生は、藤原定家と懇意になり、やがて、娘は定家の息子為家に嫁ぐほどでした。
当時、神社・仏閣・貴族の邸宅などの襖や障子に色紙を貼ることが行われており、特に定家のような当代一の大歌人であり選者の書いた色紙ならば別邸の誉れとなると蓮生は思い、襖の色紙を定家に懇望しました。高齢の定家は中風を患いながらもこれを承諾し、古来からの歌各一首、天智天皇より家隆(いえたか)、雅経(まさつね)に及ぶ秀歌百首を選んで送りました。
これが後に、さらに手を加えて百人一首として伝わるようになりました。つまり、和歌を愛した蓮生の懇望がなければ、百人一首は誕生しなかったのです。
本市の取組み
本市にゆかりのある百人一首の普及とともに、宇都宮と深い関わりのある「小倉百人一首」を通して、短詩型文学の振興を図るため、様々な事業を実施しています。
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ということで、宇都宮市では百人一首に関する事業の一環として百人一首デザインのマンホールが敷かれています。
最初は3枚の設置でしたが、去年の12月に3枚追加されて現在では6枚敷かれています。
短歌の意味は宇都宮市のホームページよりの抜粋です。
小野小町: 花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに
意味「春の長雨をぼんやりと眺め、物思いにふけっている間に、花の色はすっかり色あせてしまったようだ。」
二荒山神社鳥居前に設置
この短歌から思い出されるのは、むかし一世を風靡した角川3人娘の1人渡辺典子のこの曲なんですよ。
いい曲なんですが、今やyoutubeで楽しむしかできません。
在原業平朝臣: ちはやぶる神代も聞かず竜田川 からくれなゐに水くくるとは
意味「大昔の神々の時代にも聞いたことがないようなほど、水面に浮かぶ紅葉で竜田川が真っ赤に染まっているように見えるなあ。」
関東バス東宿郷停留所付近に設置
ここは夜訪れても、照明が明るくて撮影しやすかったです。
ちはやふるのフレーズはコミック作品のタイトルになっていて、そちらのマンホールも実は東京都府中市に敷かれていますが、既に撮影してきましたので後日公開していきます。
持統天皇:春過ぎて夏来にけらし白たへの ころもほすてふあまの香具山
意味「天の香具山に真っ白な着物が干してあるのを見ると、いつの間にか春が過ぎ去り、夏がやって来たように感じるなあ。」
宇都宮城址公園北入口付近に設置
天武天皇の皇后から即位しましたが、壬申の乱を経て様々な政治改革を行った女帝というイメージがあります。
万葉集に5つの歌が収められている歌人という顔は、このマンホールをきっかけに知りました。
天智天皇:秋の田のかりほの庵の苫をあらみ わが衣手は露にぬれつつ
意味「秋の田の稲を納める仮小屋の屋根にふいている苫の目が粗いので、張り番をしている私の袖は、露にしきりに濡れることだ。」
宇都宮中央郵便局通り向かい付近に設置
持統天皇のお父さんです。
中大兄皇子の頃は乙巳の変で蘇我入鹿を殺し、そこから始まる大化の改新の中心とされる人物ですね。
伊勢大輔:いにしへの奈良の都の八重桜 けふ九重ににほひぬるかな
意味「昔の奈良の都からきた八重桜が、今日は平安の都の宮中に美しく咲き匂っていることよ。」
宇都宮中央郵便局前に設置
実は自分は百人一首には詳しくなく、しかも高校時代の苦手科目が古典と生物でした。
赤点を何度か経験し、答えがわからず苦し紛れで書いた珍回答が授業中さらし者にされるほどでしたので、伊勢大輔と猿丸太夫についてはマンホールに出会うまで名前を知りませんでした。
マンホールは教養を広げる入り口にもなります。
猿丸太夫:奥山にもみぢふみわけなく鹿の 声聞く時ぞ秋はかなしき
意味「奥山に散った紅葉を踏み分け、妻を求めて鳴く鹿の声を聞くとき、秋のかなしさを感じることだ。」
清巌寺通り東出口に設置
前述の通り百人一首には詳しくないので、猿丸太夫についてほとんど語れません。
蓋の奥に建つ大谷石の蔵が見事だな、とお茶を濁してみます。
宇都宮市には他にもマンホールがあるのですが、今回は百人一首の6枚にとどめました。
またゆっくり巡ってみたい街です。











