外に出かけるココは、家の敷地を縄張りの中心に据えている。
生後二か月で、やってきてから、親猫に習うであろう喧嘩術を、じゃれる中で教えておこうと、あるパターンを繰り返して、わざとやられるタイミングや怪我をさけるように、タイミングと距離をとる感覚を覚えさせようと、習慣づけをしておくと、狩りをしてくるようになってしまった。
ある意味成功かな・・・
彼女の用心深さもあってか、怪我もない。
すこし近所を、まわっていろんなこと親猫くんは教えているんだろうけど、ついてくるってことがなくて、自分で用心深く行動範囲を広げていった。
ココは、敷地内に違う匂いがあると、所在を確認する。家に入っても、自分の寝ている場所は、匂って確認。
朝五時、階段下から、ココが呼んでいる 「うぅ・・ はやいがな」
誘導に従い、玄関まで、 開けてのサイン ・・・
外に出ると、貝塚の木の根元をクンクン、 侵入者があったんだな ・・・
数日後、灰色の子猫がうろついているのがわかる。
猫にしか反応していないけど、これって番猫の兆し、ま、猫にだけの反応でも、番猫しているのに変わりはないか・・・
異常な物音とかにも、なにかしら知らせてくれるようになれば、完璧な番猫になるなぁ ・・・
と密かに楽しんでいる。