「 はじまりは・・ 」
僕のココロはどこに向かっていくのだろう・・・
ささやかで、ちっぽけな僕は、相も変わらず今を生きる。
覚えた感覚の意味も分からず 忘れたモノの価値も知らずに
ただ 生きる 。
感じとることからはじまる精神的活動は、脳を通じて補填変換されていく。 今あるいろんな器官は、どんな突然変異を前にしても、そうそう変わるはずもない。
ヒトが広がりを求められる領域は、この補填変換する昨日と世界にある。
恐怖の霊体験をする 彼女の足には、ヒトの手の痕がくっきりついていた・・。
視覚で確認された この現象は、彼女の脳が作り上げた 補填作業なのだという・・。
わたしのちっぽけな脳では、分からないことだらけではあるけれど、
広がる世界を創造していると考えていくと、こんなにも優れた。
過ぎる能力はないのかもしれない。
過ぎるからこそ、それによってからめとられる日々もあるのだろう。
だとすると、この活動のはじまりとなるのは・・・
まずは、ちっぽけさと 無力さを 知ることに尽きるのではないだろうか・・。
いろんなものをとっぱらって のこったもの
それを手に、ようやく自分は歩きはじめる。
どんなに空っぽであっても、自分は、そこにいる。
そんな自分だからそこ そばに感じられる存在がわかるのではないのか・・・
はじまりは、すぐそこにある。
その糸を手繰り寄せられるのは、君自身なのだ。