再度、実験です | ナッツRV 愛知豊川店 スタッフ日記

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連日の高温ですがいかがお過ごしでしょうか。

昨日は、あまりの暑さに来店されて自分の車を止めて、車に近づくなり暑いからまた今度来ます。。。と仰られてお帰りになられたお客様もいらっしゃった程です。。

 

 

いつも、復活の早いEVOとEVOLITEというお話ばかりでしたので、ちょっと消費実験してみました。

 

 

しかもこの炎天下で。

日中の地点最高気温は36℃の11時半に実験スタートさせました。

 

今回の設定温度はこれ。

 

正直、外気温が高すぎますから、この設定温度でも十分、涼しいと感じられます。風速もしっかりとダイネットで冷風を感じられるくらいの風量です。

 

 

開始直後は、当然起動電流が多く、着々と残量が減っていきました。

実験開始から1時間の12時半の時点では85A程の電気を消費し残量表示もぐんぐん下がっていきます。

 

 

そして、実験開始から2時間の13時半、残量は54%となっておりました。その頃にはシェルの中がある程度冷えており、消費電力もこの通り約50A程度に落ち着いてきていました。

 

 

その1時間後(3時間経過)の14時半、

消費電流が少なくなった為、残量の残り方は緩やかになっていましたが電圧降下が大きくなっていました。

 

この様な電圧の際に12Vでも大きな電気を必要とするもの(例えばFFヒーターの起動など)は使えません。電圧不足でエラーが表示されます。

 

残量が有るから、といって何でも使えるわけではありません。どんな家電製品、キャンピングカーの電化製品でも作動電圧というものがあります。残量があるのに使えないのはおかしい!というのは大いなる勘違いであることを、お伝えさせて頂きます。

 

この時点で3時間稼働していましたので、これでやめようと思ったのですが、これからの時間、更に暑くなると思い、あと1時間プラス。

 

結構限界まで削りました(笑)

やはり消費電力は外気温が上がってきたようで、65A程に上がっておりその分残量が早く減ったのだと思われます。

 

 

今回の実験を総括すると

 

 ・外気温36℃の状況では3時間(限界4時間)家庭用エアコンが作動

 

という結果でした。

 

ただ、今回の実験車はEVOLITEでしたので、ここまで残量を減らすと結構満充電になるまで時間が掛かります。。ご旅行中にここまで落とすと連泊が続く場合は満充電にするのは難しいかもしれません。

 

回復が早い、走行充電で満タンにできる技術はありますが、お使い方によって満充電にならない可能性も当然あります。

 

弊社にて使用しているボトロニックのバッテリー残量計も全知全能・万能商品ではありません。当然何度も充放電を繰り返していれば、計測の基準点がズレる事もあります。

  その為、新車・展示車ご購入のお客様にはマニュアルをお渡しさせていただいておりますし、その最終ページ付近にはボトロニックの動作がおかしくなった際の再設定マニュアルも記載しております。

 

マニュアルをご一読の上、それでもご不明な点がある際には、お問い合わせ下さい。リセットの掛け方をお伝えさせて頂いております。

 

そして、もう一点。

ボトロニックの残量計はあくまでも「目安」となりますので、そこに書かている残量表示は100%の正確性があるものでは「ありません」

 

当然、基準点がズレていれば100%と表示されても、バッテリーの残量不足も起こります。本来はシート下に配置されているサブバッテリーのチェックフロート(緑・赤・黒にみえるもの)が間違いなく正確です。

 

100%の表示がされてるのに、と言われたお客様のチェックフロートを見ると、残量50%の赤ゲージだったことが過去にございました。

 

なので、最近バッテリーの持ちが悪いなぁ、とお感じのお客様は、一度お問い合わせ下さい。一度チェックの必要があるかもしれませんので。

 

これからの時期、本格的に使い出す前にしっかりと準備して

楽しんで頂ければ幸いです!

 

あ。最後に。

 

EVOLITEでもこんな数値で入電できるんですね。驚きました。