ここ数日、最高気温が軒並み35℃超してるここ豊川店、皆様がお住まいの地域、如何でしょうか?
その上梅雨時期ですので、夕方になると店舗の外窓が曇るくらいの湿度が店の周りを充満しております。
早くカラッとした天気になることを切望いたします。。
ここ最近、家庭用エアコンに関するお問い合わせが増えてきており
その点についてちょっと書こうかと思います。
気温が高くなる前に一度、試運転を兼ねて動かして下さい、とおハガキやLINEでご連絡していましたが案の定、何も見ていない方からエアコンが冷えない・バッテリーが持たないというご連絡を頂きます。
もうこれはある種の恒例行事ではありますので、然程驚く事はありませんが、修理や作業のご要望にお答えできるかは別のお話です。
特に、ここ最近作業が増えておりますし、何より部品の輸送にも時間が掛かります。間違いなく夏休み前には一度点検を兼ねて運転をお願い致します。ただ、今現在不具合が出たとしても、上記の通り対応に時間が掛かりますので悪しからずご容赦下さい。
家庭用エアコンが搭載されている車両にお乗りのお客様には毎度の事ですが、「家庭用エアコン」とお伝えしております。
何を当たり前のことを繰り返しているのか?と言われそうですが
大切な事ですので、繰り返しお伝えをしています。
弊社車両取扱説明書にも記載されておりますが、家庭用エアコンは
「水平」な場所で稼働させるものです。
お出かけ先のRVパーク等で稼働させる前には、どうか水平かどうかを今一度ご確認下さい。
水平な場所であれば稼働させて何ら問題がなくても、若干の勾配がある場所で家庭用エアコンを稼働させると、条件次第では室内機(お部屋の中の機械)からの漏水があります。
仮に、若干の勾配がある場所で使用しても室内機から漏水しない場合もあります。それは「車内の湿度が適切」な状況である場合です。
前に体験した事がありますが、納車説明の際お客様の自宅駐車場で午後2時位から2時間ほど室内で家庭用エアコンを稼働させていたのですが、その際駐車場の水勾配が3度ほどありましたが、問題なく過ごしておりました。ですが御暇する20分くらい前に夕立があり一気に湿度と気温が上がり、その後ご自宅を後にした5分後、お客様から
「家庭用エアコンの室内機から水が出てきた!」とご連絡を頂きました。
すぐに戻り、確認し勾配のない場所に車を置いて再稼働させるとあら不思議、水は出てきませんでした。
その後もお客様に期間をおいて何度もお試し頂きましたが、漏水はありません。
あら不思議、でもなんでもなくただ単に、「水平な場所で使用する」と
いう前提が無かった為、発生した現象です。
弊社の車両にお乗りのお客様からよくお問い合わせ頂くのが
「家庭用エアコンの室内機が傾いて付いている!」ということもあります。
これは最大限、室内機からの漏水が内容に仰角と左右の傾斜を
室内機の図面を元に研究し割り出し、最適解と思われる角度で
取付をしているため、です。
家庭用エアコンを車に設置するのですから、若干の工夫は必要なのです。
というと車載用のエアコンのほうが良いのでは?と言われるお客様もいらっしゃいます。よくキャンピングカーには12Vの車載用エアコンが搭載されているモデルも、ここ最近でもお送リリースされております。
ナッツが「糧用エアコン」を採用している理由は端的に「消費電力」と「能力」から選択をしております。数字的に見ると能力が高く見えますが、12Vと100Vではそもそも計算が異なりますので、一概に数字がでかいから冷えるという話でもありませんので、お気をつけ下さい。
また、エアコンやバッテリーにばかり目が行きがちですが、それだけではありません。
現実的ではありませんが、炎天下の乗用車内でエアコンをを稼働させるのと保冷車の荷台でエアコンを稼働させる、この2つのシチュエーションを想像した時、どちらが「より消費電力が少なく」「効率的に冷える」のか?と質問させて頂くことがあります。
例えが極端ではありますが、弊社における「バンコン軽キャン」と「キャブコン」の断熱性能の違いをお伝えするためです。
バンコンにはエアフォリアという断熱材を使用しておりますが、断熱パネルとして製作しているキャブコンの断熱と比べるとやはり劣ります。どんなに能力のあるエアコンやリチウムバッテリーが搭載されたとしても、断熱性能が低ければ湯水のように電気は消費されます。
また、その「消費したバッテリー」をどのように満充電できるのか?の仕組みも当然、必要となります。バッテリー容量だけを途方もなく大きくしたとしても使えばなくなります。その無くなったバッテリーをどれだけ短時間で満充電できるか?が弊社独自の特許技術「エボリューションシステム」となります。
キャンピングカーでこの時期、ある程度の期間車中泊で旅をすることを考えると充電問題は必ずついて回る問題です。お車選びの際は是非その点も踏まえてご検討してみて下さい。
とまぁ、好き勝手書いておりますが本題に戻ります。笑
家庭用エアコンはご自宅に設置されている環境と車内に設置されている環境は異なりますので、その環境にあったお使い方が必要ということをお伝えしたい、というのが趣旨でございます。
あまり稼働させないかも知れませんが、キャンピングカーでの旅を終えられてご自宅に戻られましたら、是非そのままお車から離れるのではなく「送風」にして数十分でも良いので稼働させて頂きたいです。
冷房運転をしていた室内機、止めてちょっとすると室内機内に湿度がたまります。その室内機内部の湿度を外に出す為に送風をして頂ければ室内機からのカビ臭さを感じずに済むかと思います。
そしてたまには室内機の中のお掃除もお願い致します。
この前、室内機を開くとワンちゃんの毛とホコリの塊が出てきた車もありましたので。。。
お使い方でご不明な点や気になることがあるユーザー様はお気軽にお問い合わせくださいね!
いつも通りの駄文となりましたことを悪しからずご容赦下さいませ。。