だらだらな1日 @ベオグラード | /// H A I H A I S M ///

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あわてない、あわてない。赤ちゃんが「はいはい」するように、のんびりゆっくり進みましょう。

ども!

モスタルで博物館に泊まってから、あれやこれやあって、今はセルビアの首都ベオグラードに居ます。あれやこれやについてはいずれ書きたいこともあるんだけれど、要約するとこんな感じ。


1 モスタルからドブロヴニク(クロアチア)に
 ドブロヴニクってのは、他のアドリア海沿岸の古い街と同じようにヴェネツィアの植民都市だった所だって思ってた。違うのね。ラグーサ共和国って国で、ヴェネツィアとアドリア海で覇を競っていたらしいんだ。その辺りの歴史的な「なんだかんだ」があって、ドブロヴニクはクロアチアの飛び地になっている。アドリア海沿いにバスで進むと、途中ネウムって言うボスニア・ヘルツェゴビナ領の街を通過するんだ。でも、ちらっと係員がパスポートを見るだけ。スタンプ欲しいのにな。

2 ドブロヴニクからコトル(モンテネグロ)に
 コトルはヴェネツィアの植民都市だったところ。複雑に内陸に入り込んだコトル湾の奥の奥にひっそりとある中世の街で、湾には橋がかかってないからバスはぐるっと湾に沿って回り込んでいかなくちゃならない。城壁に囲まれた旧市街は、1時間もあれば散策しきっちゃうくらい小さくて愛らしい。ドブロヴニクのレストランがすっかり観光地価格だったのに対して、ずっとフレンドリーな価格だったよ。ビールもね。

3 コトルからバール(モンテネグロ)へ そしてバール鉄道でベオグラードへ
 アドリア海側の街からベオグラードに抜けるのにどのルートを取るべきか迷ってた時、バールという港町とベオグラードを結ぶ鉄道(バール鉄道)がヨーロッパ屈指の景勝路線だって話を聞いて、そういうことなら始発のバールから乗ってやろうじゃないかと思いついてバールに泊まることにした。でもこれは失敗!
 バール到着の日、街の南の外れにあるバスターミナルから街の北の外れにあるホテルまで街の様子をうかがいながら歩いて行ったんだけど、日曜日のせいか、日中の暑さのせいか、人気がない。活気のある街並がない。なんかテンションがどーんと下がっちゃったから、気付け薬にビールを購入。うひひ、安い。

 バール鉄道は、全線476kmを11時間もかけて走るんだ。昔は7時間だったらしいんだけど、保線状態が悪くてスピードが出せないらしい。モンテネグロ語だか、セルビア語だか、あるいはクロアチア語だか(ほとんど方言程度の差しかないらしいけど)ボクには分からない言葉しか話さない窓口の女性に、ジェスチャーとテレパシーと笑顔とメモとでチケットを購入。期待で張り裂けんばかりになって乗り込んだけど、やっぱり11時間は長いな。90分程度のダイジェスト版にして欲しかったよ。それに50分延長のサービスまで付けてもらっちゃって、夜の8時50分。無事ベオグラード到着です。

 トマス・クックの時刻表では食堂車が付いているはずなのに、コーヒーとコーラしか出さない車両が付いていただけ。途中、時間が余ってしかたがない。しかたがないから、地球の歩き方を精読した。ベオグラードの地図に誤植が多すぎです。

*****

さて、そうして到着したベオグラードは、居心地が良い街です。

朝目覚めて、まずは銀行のATMを襲撃して10,000ディナール(約9,000円)を調達し、次の街までの列車のチケットを購入し、地図をホテルに忘れて来たのに気付いたんだけど、まぁ適当に歩いて土地勘を身につけるかなと歩き出すと、13年前のコソボ紛争の時にNATO軍に空爆されたビルがそのままになっていて、その後ベオグラードの目抜き通りを散策して、そうだサヴァ川とドナウ川が合流するあたりにある、なんたら公園にまで行ってみようと思いついたんだけど、その公園の名前がどうも上手く思い出せない。

「金くれ団」公園じゃなくて、「隠れメダム」公園じゃなくて、えっと何だっけ? 地球の歩き方の地図にあった名前は、当てにならないと思って真面目に覚えていなかった。

誰かに聞くにしても、名前がはっきりしないと聞きにくいな。
そういえば旅も長く続いて、疲れもじんわりと背中のあたりに溜まっている。ここらで指10本が全部親指みたいな力強いマッサージ師が来て、身体中揉み解してもらったらすっごく気持ちがいいだろうな、なんて考えて、そっか疲れているんだ。じゃ、ホテルでちょっと一休み。なんたら公園へは夕方涼しくなってから行こう。


そういういきさつでホテルで休憩中です。


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公園の名前は「カレメグダン」が正解。