リカはそれを着てパーティにいくの。ワタル君やいずみちゃんも来るのよ。
香山リカ(もちろん精神科医じゃない方)。1967年に11歳デビューして、今年で55歳かぁ。感慨深いな。リカちゃんがボクよりお姉さんだったとは知らなかったな。
そう言えば小学校の同級生の女の子が、リカちゃんでんわでリカちゃんとお話ししたって言ってたっけ。
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今回の旅行を計画しながら、あちらのサイトこちらのサイトで宿やフライトなんかを予約していたら、ある時からクレジットカードが受け付けられなくなった時があってね。限度額まで使った記憶もないし、支払いが滞ったこともないし、気持ちが悪いからサイトに連絡してみたんだ。
そしたら、それはアンタの銀行に聞いてくれってことなので、そりゃその通りだと思ってカードの発行元に電話したのね。
----- あのぉ、なつむぎさま。なつむぎさまのカードはこちらでお止めしております。その、不正に使用されているんではないかとの疑いがありまして。
----- 不正使用? 不正使用って何がさ。誰がさ。ボクは一度も不正に使用したことなんてないけどな。
----- いや、なつむぎさまが不正に使用されたんではなくて、盗難かなにかにあわれて、不正に使用されているんじゃないかと……
あ、そういう事ね。尊敬の「レル・ラレル」じゃなくて、(被害の)受け身の「レル・ラレル」ね。日本語はややこしい。
どうも、ボクが日本であれこれアクセスしていたサイトが、ボクも全然意識してなかったけど、実はあっちの国の会社のサイトだったり、あるいはこっち国のサイトだったりして、カード会社からは短い期間にいろんな国でカードが使われている様に見えたらしい。
----- でも、ネットの時代なんだから、こんなこと普通にあるんじゃないの? その度にカードの使用を止められちゃったら不便だよ。
----- 大変申し訳ありません、なつむぎさま。なにぶん、そういったセキュリティ・システムになっておりますもので。
----- じゃぁさ、世界中をあちこち旅行している内に急にカードを止められちゃうこともあるワケ? すっごく困るじゃない。もちろん他のカードを使えばいいんだけどさ。ボクはそちらのカードのポイントを貯めてるからさぁ。 (←ケチくさい)
----- ごもっともです。その場合は事前にサービスセンターの方にご連絡いただければ、セキュリティを解除することができますので、そのようにしていただければ……
ってさ、セキュリティを解除するってのが、なんか気がかりだな。
でね。このいきさつの後、
----- それで、いったいどんな所から請求が来てるの?
----- そうですね。○○○ travel という、たぶん旅行代理店から。
----- あぁ、それなら航空券の予約をしたよ。
----- それから、えっと何と読むんでしょうか…… リカ? えっと、リカ? でしょうか……
----- ん? リカ? そんな女にゃ、覚えはねぇな!
ふぅ。やっとたどり着きました。
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クロアチアの首都、ザグレブに来ました。「なつむぎ」です。
すっかり国境が見えにくくなった感のあるヨーロッパですが、今回はちゃんとパスポート・コントロールがあってね。スロヴェニアの DOBOVA で出国し、クロアチアの SAVSKI MAROF で入国したって記録がパスポートに残りました。
で、宿はザグレブの目抜き通り「Ilica」通りのちょっと隠れ家的な小さな宿。居心地よし!
そう、この通りの名前なんだよな。
これ、「イリツァ」通りって読むんだけど、確かに「リカ」って読みたくなるよなぁ。
ま、リカちゃんは「LICCA」で、イリツァ通りは「ILICA」ですけどね。

今回、この件があって初めて知ったんだけど、ネットで宿を予約したりする時に「デポジット」的な意味でクレジットカードの番号を相手に知らせることがあるでしょ。
その時、本当にそのカードが有効かどうか、試しに架空の金額で請求してみることがあるんだそうなんだな。実際には請求を実行しないけれど、実行できる状態かどうかを確認するために。
今回のザグレブの宿はそれをやったみたいで、それで、イリツァ通りのなんとかってところから請求があったと、カード会社は把握していたワケです。
つまりカード番号さえ分かれば、請求して実行できちゃうワケで(まぁ、分かっていたことだけど)、なんとも危ない社会だなって思ったよ。相手の事を信用してカード番号を教えちゃうんだけどね。相手に悪意があったらおしまいだなってね。