知ったかぶりもいいかげんにしろ! 「なつむぎ」です。
22日の記事(●ここ)の、答えを書きますね。
【1】
中華料理の「海老チリ」などに使われるチリソースは、
その昔、太平洋を超えて航海していた中国の船乗りが、南米チリよりレッド・ペッパー(スペイン語で chile )を持ち帰って作ったものなんです。
その後、chile は中国から日本にもたらされたので、「唐」辛子と言うのだそうですよ。
答 ウソ
チリソースの「チリ」の名前は、チリペッパーの「チリ」から来ているようだけどね。中国の船乗りが持ち帰ったってのは、ボクの創作です。そして、唐辛子の「唐」の字は、別にちゅうごくの「唐」を意味してるんじゃないんんだって。漠然と「外国」を指す語なんだそうだ。
だいいち、「エビのチリソース」自体、陳建民が考案した日本生まれの中華料理で、調味料としていわゆる「チリソース(ベトナムで春巻につけて食べるような)」は使ってないらしいよ。
【2】
以前、このブログで「日本人ラテン民族」説を唱えたんだけど、 ●ここ
なかなか信じて貰えないようでした。
でも、落盤事故によって地中に閉じ込められた坑夫たちが1人ずつ救出されるたびに巻き起こった、
彼らの声援がボクの説の正しさを立証していましたよね。
それは、「チ チ チ レ レ レ」で始まる歓声で、
いろんなバージョンがあるようだったけど、良く聞いたのはこんなだった。
Chi Chi Chi, le le le, los mineros de Chile. (チチチ レレレ チリの坑夫たち)
1 2 3 1 2 3 1 2 3 4 5 6 7
チ チ チ レ レ レ ロス ミ ネー ロス デ チ レ
ね、三三七拍子でしょ。
そうです。ご想像の通り、三三七拍子はラテンアメリカ起源なんです。
答 ウソ
だけど「日本人ラテン民族」説は捨てないよ。だって貴重なブログネタだもの。
三三七拍子って言うけど、これって4拍子の1小節目、2小節目、4小節目の最後の拍をお休みしてるんだよね。どこの世界でも、自然と使われそうなリズムだって思うなぁ。
【3】
もう共通点に気がついた人も多いでしょうね。
前述のチリソースとか、赤インゲン豆と挽肉を煮込んだメキシコ料理「チリコンカン(chile con carne)」なんかに入ってる唐辛子を表す「チリ」は、スペイン語では「chile」で発音は「チレ」
そして国のチリの名前も、スペイン語では「Chile」で発音は「チレ」
つまり、チリ共和国の名前はチリ(赤唐辛子)から来てる。
南北に異常に長いその国土の形が、唐辛子に似てるからですね。
答 ウソ
唐辛子と国の名前のスペルが同じなのは、なんでだろって思っていたのはホント。
チレ(Chile)の語源は、ケチュア語で「寒い」、アイマラ語で「雪」、マプーチェ語で「世界の果て」などなど、諸説があるってことです。
確かに、最南端のフエゴ島なんて、「雪に閉ざされた、極寒の、世界の果て」ってイメージだな。
行ったことないけど。
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ってなワケで、全部ウソでした。
ごめんちゃい。
お詫びに、チリの歌姫 Myriam Hernandez(ミリアム エルナンデス)の歌声をどうぞ!
●Huele a Peligro (危険の香り)
