日本人は、ラテン民族なのです。
人類学的に見ても、生物学的に見ても、量子力学的に見ても、日本人はラテン民族なのです。
すくなくともボクの周りではね。
いや、ボク的にはね。
その証拠に、日本語は、イタリア語や、スペイン語や、ポルトガル語や、その親分であるラテン語と、
きわめて重要な共通点があるのです。
たとえば、口で発音するとか、
あと、年寄りになってからは、習得しにくいとか。
ここまで説明しても、信じてくれない読者のために、驚愕の事実を紹介しちゃいます。
それは...
日本で生まれた、ラテンのリズムがある。
その名は、「ドドンパ」。
いやいや、だから、富士急ハイランドの絶叫マシンのことじゃないですってば。
天津飯が指先から放つ気功波でもないですってば。
テキサス出身の、おばけのQ太郎の友達でも、
韓国びいきのキンキンの奥さんでも、
ジェームズ・ブラウンでもないですってば...
どうも、「ドドンパ」、知名度が低いみたいです。
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と、冗談はこの辺にして、ドドンパのリズムはわかりますか?
文字で書くと、
|んっったっったたたたった|んっったっったたたたった|
なんだけど、理解してもらえるかなぁ。
聴かなくちゃわからないよ! って方は、こちら 。
歌:渡辺マリ、作詞:宮川哲夫、作曲:鈴木庸一、1961年のヒット曲です。
一時はドドンパブームというのも起きて、
ドドンパにあわせて踊るときの振り付けもあったのだそうですよ。
ドドンパのリズムを使った歌は、いろいろあって、最近では、「きよしのドドンパ」
なんてのもあるけど、結局この「東京ドドンパ娘」を超える作品はなかったんだよな。
だから、ドドンパブームの復活も、結局なかったし、
本家ラテンの国々に逆輸入されることもなかった。今日、スペイン語でググってみたけど、富士急ハイランドとドラゴンボールの記事ばっかりだったもの。
世界のドドンピアート(虐げられたドドンパ愛好者)よ、今こそ立ち上がれ!
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あ、そだ、そだ。
日本製ラテンリズム「ドドンパ」の成立には、諸説があるらしいです。
1 都都逸(どどいつ)とルンバが結びついたものだとか。
2 当時京都で演奏していたフィリピンのラテンバンドの独特なマンボが起源だとか。
少なくとも、やはりラテンに関係していることを認めた説ですよね。
ボクも、ドドンパは「大きくは」ラテンのリズムなんだろうって思っているんだけど、
そして、「東京ドドンパ娘」は、とても良くできた歌謡曲だって思うけれど...
でも、ドドンパの中には、やっぱり拭い去れない日本人の感性が見え隠れしてるんだって思うんだ。
つまり、ドドンパの起源については、ボクは別の仮説を持ってるのだ。
それについては、次回の学会発表を待て! 続編は ●ここ
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