ほとぼり冷めての「ホーチミン」ネタ | /// H A I H A I S M ///

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あわてない、あわてない。赤ちゃんが「はいはい」するように、のんびりゆっくり進みましょう。

海外で、うっかり「ぼったくり」の店に入っちゃうとか、
観光客相手の詐欺に引っ掛かったりとか、
ボクには、そんな経験がないんだよね。

まさかボクが悪党面だからじゃないよね。

でも、「わざと」か「うっかり」かは分からないけど、買い物の時の計算間違いは結構ある。

だから、日本で買い物をする時は、お釣りを数えずにもらうことが多くても、
やっぱり海外旅行で慣れない通貨を扱うときは、ちゃんと数えるな。

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実は、この夏のホーチミン旅行の時の買い物は、慣れるまでちょっと大変だった。
ベトナムの通貨「ドン」は、桁が多いから。

当時は1円が220ドンくらいだったので(今日は236ドン。円高ドン安)、
1万円を両替すると220万ドン分の札束を渡されて、結構うろたえるのだ。
当然お札には「0」がたくさん並んでいるから、
慣れるまでは50万ドン紙幣と5万ドン紙幣を、すぐに見分けるのは困難だったりしてね。


ホーチミンの初日、市場で4枚16万ドンのTシャツを買った時、
1万6000ドンをお店の女の子に渡して、ボクは品物を持って帰ろうとした。
お店の女の子たちが、なんだかんだとベトナム語で騒ぎだしたっけ。当然だけど。

その後、お札の「0」の個数を指で指しながら数えて16万ドンを渡すと、
女の子たちは大笑いだった。


でもこういう時、店側が損することはまずないと思う。
普通損するのは、釣りをもらっても数えなかったりするのどかな日本人観光客の方なんだけど...

3カ月が経ってもう「ほとぼり」が冷めた頃だろうから、もう書いちゃおうかな。

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ベトナムからの帰国の日、ドンコイ通りのとあるお店でショルダーバッグを自分用に買うことにしたのね。

その店では、前日に息子と娘にバッグを買ってあげていて、
その時に見つけたショルダーバッグを思い切って買っちゃおうかなって思ったワケ。
自分にお土産があってもいいじゃないかって思って。

「思い切って」って言っても、値段は米ドルで52ドル。そんなに高いものじゃないんだよ。
でも帰国の日だから、ベトナムドンも米ドルもほとんど使い切っちゃってた。

「日本円で払ってもいいですか?」

「大丈夫ですよ。でも一応確認しますので、腰かけて待っててくださいね」

と、笑顔の可愛い店員に促されるまま椅子に座って10分程度待っていると、
上司のOKが出たとのことで、無事日本円で買えることになった。

当時、1ドルは19,000ドン、1円は220ドン。
だから、52ドルは日本円では、52×19,000÷220=4,491円になるわけだよね。

ボクは1,000円札5枚を彼女に手渡し、彼女はお釣りをドンでボクに渡した。

なにか、腑に落ちない。
どうも、イメージしていた金額じゃない。
でも、頭の中で計算するには、ケタが多すぎてわからない。

彼女は、そんないぶかしげなボクの表情に気付いてなのか、再度ボクに説明をしてくれた。

「お客様。ドルでこれこれだから、ドンではこれこれになるでしょ。ねっ!
 するとおつりはこれこれ円だから、ドンに直すとこれこれになるんですよ。ねっ! 大丈夫?」


ってな感じでね。愛想良く。

本当は全然理解してなかったんだけど、
「まっ、いいや。めいっぱい損してもお釣りの509円だもの。それに、この子可愛いもの」
ってな感じで納得して、店を出た。

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その後、ホーチミン最後の夕食の時、みんなで買ったお土産の話をしてたんだけど、
やっぱりなんとなく頭の中がモヤモヤしてるので、もらったお釣りを電卓で計算してみた。

もらったお釣りの額は、5,700円強。
愛想のいい可愛い店員は、かわいそうにお釣りを1桁間違えてたんだな。


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「ね、そのお釣り、返しに行った方がいいんじゃない?」

「え? これから戻ってか? そこまでした方がいいのかなぁ。でも、昨日もっと高いバッグを2つも買ってるからいいんじゃないか?」

なんて感じで、ちょっと葛藤があって。
だから空港で、残ってるベトナムドンを全部、寄付箱に入れて帰ったさ。


この夏のホーチミン旅行記は ●1 ●2 ●3 ●4 ●5