クレちゃん、それでいいのだ! | /// H A I H A I S M ///

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あわてない、あわてない。赤ちゃんが「はいはい」するように、のんびりゆっくり進みましょう。




あ、「クレちゃん」ってのは、クレモンティーヌのこと。「クレヨンしんちゃん」じゃないよ。

クレモンティーヌ(Clémentine)と言えば、
フレンチポップと、ジャズと、ボサノバの感覚を程よくミックスさせて、
フランス語と、英語と、ポルトガル語と、時に日本語で歌う、人気の歌手ですよね。

ボクも大好きでね。
あれれ? 今まで内緒にしてたっけ?


フランスとイタリアって、
両方とも同じように「オシャレ」って形容されることが多い国なんだと思うけれど、
フランスのボサノバと、イタリアのボサノバはだいぶ違うって、いつもボクは思ってる。

イタリアのボサノバが、ラウンジ系になってしまうことが多いのに対して、
フランスのボサノバには、どこか「芯」がある。

まぁ、フランスのボサノバに対するボクのイメージは、
クレモンティーヌににずいぶんと影響されているところが多いんだけどな。


さてさて、
そのクレモンティーヌが日本のアニソンをボサノバで歌ったってので、さっそく買いました。
その内ブログで紹介しようって思っていたら、
昨日、ノンアルコールビールの発売に合わせてTVコマーシャルで流れてた。

しまった! 先を越された!

本当は、クレモンティーヌの歌うボサノバのアニメソングを題材に、
フランスとイタリアのボサノバの解釈の違いやら、
モンドとラウンジの違いやらを、
うだうだと語るという大論文にしようって思っていたんだけどな。

今日、あわてて記事にしちゃうことにしました。

*****

問題のアルバムの選曲はこんなだよ。

 1. ラムのラブソング (アニメ『うる星やつら』OP)
 2. バカボン・メドレー
 3. 崖の上のポニョ (アニメ映画『崖の上のポニョ』主題歌)
 4. おどるポンポコリン (アニメ『ちびまる子ちゃん』OP)
 5. 風の谷のナウシカ (アニメ映画『風の谷のナウシカ』シンボル・テーマ・ソング)
 6. はじめてのチュウ (アニメ『キテレツ大百科』ED)
 7. ロマンティックあげるよ (アニメ『ドラゴンボール』ED)
 8. サザエさん・メドレー
 9. ドラえもんのうた (アニメ『ドラえもん』OP)
 10. とんちんかんちん一休さん (アニメ『一休さん』OP)
 11. タッチ (アニメ『タッチ』OP)
 12. CAT’S EYE (アニメ『キャッツ・アイ』OP)


「ラムのラブソング」とか、「はじめてのチュウ」とか、ボサノバにしてもOKなイメージだけど、
天才バカボンはどうなんだ? いったいどんな演奏になるんだ?
ってドキドキしない?

アニメンティーヌ~Bossa Du Anime~/クレモンティーヌ

¥2,520
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ボサノバのリズムには、なんでもオシャレにする不思議な力が宿ってるって勘違いしてるのか、
ボサノバのリズムを加えた偽ボサが多い中...



クレモンティーヌの解釈はそんなおざなりなボサノバ化ではないところが良かった。

彼女にそれができた秘密は、フレンチポップの影響じゃないかって密かに考えているんだけど、
まぁ、それについてはいずれ書く大論文の時ってことで。



アマゾンのサイトではちょっとだけ試聴ができるのね。
是非、2番目のバカボン・メドレーを聴いてほしいんだな。

冒頭のCMバージョンでは、天才バカボンのテーマが、元歌と同じように

♪ ボン ボン バカ ボン|バカ ボン ボン   |

だったけど、アルバムの歌では

♪ ボン ボン バカ ボン|バカ ボボン     |

になってるの。

これだけで、全然ムードが変わるから。


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