録画しっぱなしになっていた「パリ・ジュテーム(PARIS, JE T'AIME)」を見た。
パリが舞台の、「愛」をテーマにした18人の監督による18話のオムニバス映画で、
パリの風景はキレイだったなぁ。
もしボクが、
18話の監督や、俳優や、舞台になるパリの街や、ストーリーの背景にめっぽう詳しければ、
とても面白い映画評が書けるんだろうけどね。
実際、面白いなって思うエピソードもある一方、
何がなんだかわからないエピソードもあったりして、
なによりも、18話を一度に見せられちゃうと、ちょっと消化不良感あり。
良く見る映画評のサイトで、
「デパ地下で試食している内に満腹になった感じ」
ってあったけど、その感じ、分かる、分かる。
再度じっくり見てみようとは思うけど、その前にパワーを蓄えなくちゃ。
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18話の中で、印象に残ったシーンはいくつかあるけれど、
「16区から遠く離れて:Loin du 16e」で、
コロンビアの女優さん、カタリーナ・サンディノ・モレノ(Catalina Sandino Moreno)が歌う子守唄が気になった。
↓の動画で、58秒~1分35秒あたり
●QUE LINDA MANITA in segment FAR FROM THE 16TH, PARIS, JE T'AIME
なんともやさしい子守唄なんだけど、なんか聞き覚えがあって、
そう言えば、マドリッドで一時期過ごした下宿屋には、赤ちゃんがいたっけ、
って思い出した。
Qué linda manita que tengo yo,
Qué linda y blanquita que Dios me dio
Qué lindos ojitos que tengo yo,
Qué lindos y negritos que Dios me dio
Qué linda boquita que tengo yo,
Qué linda y rojita que Dios me dio
Qué lindas patitas que tengo yo,
Qué lindas y gorditas que Dios me dio
なんて可愛いお手々なの
神様がくれた白い手ね
なんて可愛いお目々なの
神様がくれた黒い目ね
なんて可愛いお口なの
神様がくれたピンクのお口
なんて可愛いあんよなの
神様がくれたぽっちゃりあんよ
You Tube でいろいろ検索したよ。
曲のタイトルは「QUE LINDA MANITA(可愛いお手々)」
赤ちゃんが映し出された動画がたくさん見つかったけど、
お母さんが歌うこの子守歌のメロディが、少しずつちがうんだよな。
きっと、母から子へと唄い継がれている内に、徐々にメロディが変化して、
その家独特の物になったんだろうね。
その家のぬか漬けの味って感じですか?
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さてさて、ボクの好きな子守唄と言えば、これ。
もちろん、赤ちゃんの時に母親に唄ってもらった歌じゃないよ。
●Doris Day - LULLABY OF BROADWAY
When a Broadway baby says good night
It's early in the morning
Manhattan babies don't sleep tight
Until the dawn
のところが好き。
