「ダーリン、起きて。もう起きなくちゃ、いつものキツネ狩りの時間に間に合わなくなっちゃうわ。」
「おはよう。もうそんな時間か、うっかりしてたよ。」
「今朝は、スコーンに生クリームと、アナタの好きな木イチゴのジャムよ。」
「ハニー、キミのつくる朝食は、いつもおいしいから、ほらこんな...
あごの下とか、腹のまわりとか、タルンタルンじゃないか。」
「ふふふ」 「あはは」
ってなのは、いつもの土曜日の事で、今朝は違ったんだな。
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今日はキツネ狩りも無い土曜日だから、ゆっくりと寝ようとおもってたのね。
それでも8時ころから、だんだんと目が覚めてきて、半分眠っているような、半分覚めているような、
そんな、ボクが一番好きな時間を楽しんでいると...
ベッドに横たわるボクの腕の上に、なにかが乗っかっている。
あぁ、携帯のストラップだって、気づいてしばらくすると、
ストラップは、ボクの腕の上から、するりと落ちていた。
ボクのベッドの上には、通話用と、目覚まし用の2台の携帯が置いてあるんだけど、
2台ともストラップは付けてないんだけどな...
今日は、キツネ狩りは無い日だったよな...
いつものハニーは、どうして今日に限って起こしに来ないんだろう...
なんて、半分眠り、半分目覚めながら、考えていると、
ストラップは、するするとボクの枕元の方に向かって動き出した。
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自然と親しむ生活を送っている人には、全然珍しくないことなのかも知れないけど、
ずっと、自分のことを都会っ子だって信じて生きてきたボクには、
衝撃の出来事でした。
ボクの枕元に向かって、「ダーリン」と今朝呼びかけてくれたのは...
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これだ!
そして、可愛い顔のアップは
青大将の赤ちゃんでした。(ちょっと、どじょうに見えるけど)
まん丸のおメメが、愛くるしい。
体長は、30センチくらいかな。
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ウィキペディアには、
「本種は人とともに暮らすヘビと言われ、人のいない地域にはこのヘビも生息していない。人との関わりが深く、都市部でも緑の多い公園や河川敷などに生息している。民家の庭先に現れることも多い。」
と記述がありました。
ウィキは、誰でも編集できるんだよね。
書き加えちゃってもいいのかな?
「本種は人とともに暮らすヘビと言われ、人のいない地域にはこのヘビも生息していない。人との関わりが深く、都市部でも緑の多い公園や河川敷などに生息している。民家の庭先や、ほどよく枯れかけた中年男性のベッドの上に現れることも多い。」
