
そりゃ、
「何を食べるか」より、「誰と食べるか」の方が絶対重要です。
気の合う友達とか、タイプの女性とかと一緒に食べて(+飲んで)たら、
多少のまずい料理でも、気にならないんじゃないかな。
だから、「これネタになってるのかな?」って思うくらい、
ボクには当たり前に感じちゃうんだけど...
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ボクは、すっぽんをまだ食べたことがありません。
美味しい出汁が、出るんだそうですね。
精力も付くんだってね。
でも、値段が高いでしょ。
ワーキング・プア
のボクには、ムリムリ w
でももし、嫌なやつから、「すっぽん鍋をご馳走してあげるよ」ってオファーがあったら、どうしよう。
嫌なやつの度合いにもよるけれど、これ、かなり迷う。
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さて、その反対で、どんな好きな相手と食べても、
確実に気力がダウン、萎え萎えになっちゃう料理ってあるかも。
ボクは昨日、赤坂の某所でランチを食べたんだけど、これが、まれに見る不味さだった。
そのくせ、量だけは超大盛り。
メニューは、「鶏の唐揚げの油淋ソースがけ」
良くある料理だよね。
いままでの人生で、びっくりするくらい不味いって思ったお店が2軒あって、
その2軒が、とびぬけて不味かったので、なかなか3軒目に出会わなかったんだけど、
昨日ようやく、3軒そろいました。
1軒目は...
学生の頃、大学近くの商店街でいつも客が入っていない中華料理店。
客が居ないからなんとなく敬遠していたんだけど、
思い切って入ってみた。
テーブルに座ると、老人がのっそりと注文をとりに来る。
そして、またのっそりと厨房に戻り、
中華料理屋の厨房でよく聞こえる、中華なべとおたまとがカチャカチャと激しくぶつかる音もないまま、
のっそりと料理がテーブルに運ばれてきた。
メニューは中華丼です。
中華丼は、スープの部分がとろみになっていて、それが美味しさの1つでしょ。
出汁のきいたとろみの部分と、具と、ご飯。この組み合わせでしょ。
ところが、とろみが全然美味くない。
片栗粉をお湯でかき混ぜただけみたい。
なんてったって、この時の驚愕の不味さが、ベスト1 じゃなくて ワースト1です。
2軒目は...
それから15年ほどたって、ボクの事務所のある都内の某所。
商業施設ビルの地下に、カレー屋さんがあった。
入り口付近や、壁のあちこちに、時間がたって茶色く変色した雑誌の記事が張ってある。
で、いつも客は居ない。
たまに居ても1人だけ。
あぶないな、あぶないな、と思いながらも好奇心に負けて入ってしまいました。
お店には、やせて神経質そうな中年男性が1人。
ボクが店に入ると、5分間くらい丁寧にその店のカレーの説明をしてくださいました。
余計だっちゅーの。
入るときは、一番安いカレーを頼もうって思ってたんだけど、
なんだかんだの説明を聞くと、1300円くらいのカレーが自信作だって言うので、
まぁ、それを頼んでしまったわけです。
これまた、驚愕の味でした。
どうすれば、こういう変な食感を出せるのだろ??? って感じ。
う~ん。例えて言うならば...
市販のレトルトカレーのルーに、粉のスパイスを適当に入れて混ぜただけ。
カレーを噛みしめると、ルーに馴染んでいないスパイスが、ジャリジャリと音を立てました。
で、昨日が3軒目。
最初の2軒は、桁はずれに不味かったから、大きく離されてのワースト3入りだけどね。
それでも、食べ続けることができなくて、半分強残して退散しました。
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食物を粗末にしちゃって、ごめんなさい。神様。
でも罰は、ボクにじゃなくて、その店の料理人に下されますよう。
