
♪ わたしの、わたしの、家内は~ ん、ん、左利っき~
小さく投げキッス、する時も、する時も、
こちらにおいでと、呼ぶ時も、呼ぶ時も、
朝丘めぐみ、かわいかったなぁ。
あ、女房ですか?
小さく投げキッス・・・ しない、しない!
こちらにおいでと・・・ 呼ばれない、呼ばれない!
♪ それでも、それでも、家内は~ ん、ん、左利っき~
*****
家内の左利きは、不思議です。
字を書くのは右。 ボールを投げるのは右。 マウスを持つのは右。
絵を描くのは左。 テニスのラケットは左。 包丁と箸は左。
左利きってややこしいと初めて思ったのは、
高校生の時の同級生のK君を見たときのこと、
彼は、絵は左で、字は右で書く。
まぁ、ここまでは女房と一緒なんだけど、彼の場合は、
分数を書くとき、たとえば3分の2を書くとき、
3と2は文字だから右手で、
その間の横棒は絵なので左手で書かなくちゃならないのです。
めんどくさすぎ~ です。
*****
そんなこんなの、不思議な左利きがボクの周りにはまだまだ、たくさんいるのですが、
ボクは根っからの右利きです。
ただでさえ下手な字は、
左手で書くと字ですらありません。
右手では上手に鼻毛を抜くことができたとしても、
左手では爪楊枝すら上手に使えません。
ボクにとって左手は、半分他人の手のような感じです。
右手は、主体的に動かすことだできる、ボクの道具のような感じですが、
左手は、動かすことを目的とした運動器官ではなく、触覚を感じるための感覚器官のようです。
左手の薬指が(結婚指輪をする指が)、心臓に直結しているって説も納得できるくらいに、
なんだか左手は、内臓的な感じもします。
外側にあるけど、内蔵的な感じ...
強いて言うならば、「へそ」です。
左手は、先端に突き出した「へそ」といえましょう。
*****
さて、本題です。
手をつなぐんだったら、左手の方がいいな。
その方が、なんだか、心とつながってる気がする。
大切なところを握られてしまった~ 的な、やられた感がある。
でもさ、もしさ、
「ほら。こんなに冷たくなっちゃったぁ。」 なんて、
自分のホホにボクの手をもってってくれるのなら、
そりゃ、右手です。
ボクが触ってるのは右手だよ、右手は能動的に動くんだよ 的な、してやったり感がある。
*****
右手は器用、左手は不器用。
器用は器用なりの、不器用は不器用なりの取り扱いを、
望んでますが... むりですか???
