昨日の記事については、なにとぞご容赦を。
せっかくの秋の土日を仕事に費やさなくてはならなくなっちゃってね。
それも、いろいろと、あれこれを、報告書にまとめるって仕事で、
朝からPCの前で文章を打ちっぱなし。
とてもきちんとした、明確で、わかりやすい文章を。
だから、なんかめちゃめちゃ読みにくい文章を書きたくなってしまって、
改行なし、句点なし、で書いちゃおうと...
重ね重ね、失礼しました。
*****
さて、今日のお題「ラプソディ・イン・ブルー」なんですが、
そのまま訳せば「青の狂詩曲」ってなっちゃいますね。
「青」が何を表すのかは、
ジャズやブルースに特徴的なある音階のことを「ブルーノート」と言うことからわかるように、
「ジャズ的な」という意味です。
そして「狂詩曲」の方は、特定の形式に当てはまらない「自由な楽曲」ということですね。
つまりラプソディ・イン・ブルーは、
(クラシック音楽だけど)「ジャズ的で形式にとらわれない自由な楽曲」ということ。
ボクは、クラシックとジャズとの境界にある音楽にとても興味があって、
ストラヴィンスキーの作品の、Piano Rag Music や、L'Histoire du Soldat (兵士の物語)の中の Ragtime を前に紹介したことがあるんだけれど、
今度は、それと逆の側からのアプローチ、ジャズの作曲家がクラシック音楽に挑戦した例ですね。
*****
ジョージ・ガーシュウィン(George Gershwin)は、
アメリカのポピュラー音楽/ジャズの作曲家で、
数多くのミュージカル音楽を作り、その多くがスタンダード・ナンバーとして愛されている、
もうしっかりと実績を築き上げた大御所です。
その彼がクラシックに挑戦したんだな。
オーケストレーションを学びにラベルを訪ねた時に、
「あなたはもう一流のガーシュウィンなのだから、二流のラベルになる必要はないでしょう。」
と言われたとか。
それでも彼は、クラシックに挑戦したかったんだな。
なぜだろう...
その挑戦の結果が、このラプソディ・イン・ブルー(1924年)で、
同じくガーシュウィンの作品、1928年の「パリのアメリカ人(An American in Paris)」と一緒に、
クラシックのオーケストラで取り上げられることが多い曲です。
そんなこんなで、この2曲はジャズを聴かないクラシックファンが知ってる、
数少ないジャズの曲...
あれ? クラシックだったっけ?
これはやはり、ジャズのイディオムで取り込んだ「クラシック」の曲なのですか?
それとも、クラシック的なオーケストレーションを施された「ジャズ」なのでしょうか...
*****
さて、クラシックのオーケストラが演奏するラプソディ・イン・ブルーは、
聴く機会も多いでしょうから、今日は2つ。
1つは、5台のピアノによる演奏。
1つは、人気漫画のドラマ化「のだめカンタービレ」の中での演奏。
本来はピアノで演奏されるメロディを、ピアニカが奏でています。
●The 5 Browns
●のだめカンタービレ ピアニカバージョン
