みなさん、あけましておめでとうございます。
今年の目標は、以前このブログにも書いたように「日本語教育能力検定試験合格! 」なのですが、
まずはブログを続けること、
タイ語とスペイン語の学習をちゃんとすること、
それから、いい音楽をたくさん聴いて、いい写真をたくさん見ること...
いろいろあるな。
さて、タイトルにもあるように今年最初のブログのテーマはタイ語です。
タイの小学校1年生の教科書をネタにしようかと...
2007年の1月に初めてタイを訪れそれ以来タイにはまってしまったので、2周年記念ということですね。
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タイ語の先生、Y先生の授業では、毎回タイの小学1年生の教科書の中から課題が出るのですが、これが小1の内容とは思えないほど難しい。
タイ語が難しいってことじゃなくて内容が難しい。
いや。結果としては内容が難しいからタイ語も難しくなっちゃってるんだけどね。
たとえば、憲法について、
お父さんがボクに言うには、ボクは憲法記念日(วันรัฐธรรมนูญ)に生まれたということです。なのでお父さんはボクを「憲法(ธรรมนูญ)」と名づけました。それは、国家を統治するのに用いられる最高の法律を意味します。
なんて感じ。
憲法記念日に生まれたので「憲法くん」です。ってのは良いとして、憲法の説明のところがちょっと小学生には固くないか?
ちなみにタイの憲法記念日は12月10日。
下の文章はもう少し進んだところで出てきた文章です。
子どもたちが家事の手伝いをするのはとても大切だと、道徳についていろいろと教えられた後に出てくるのですが...
การช่วยพ่อแม่จัดว่าเป็นลูกที่ดี เป็นการแบ่งเบาภาระของท่านที่เหนื่อยจากการทำงาน จัดว่ามีเมตตากรุณา ซึ่งเป็นหลักธรรมข้อหนึ่งของเบญจธรรม
あまり上手くないけど訳して見ます。
お父さん、お母さんを手伝えば、良い子としてみなされます。仕事で疲れているあの方々の重責を軽くすることになります。それは「五法」の第1の徳目である「慈悲」の心を持っているとみなされることになります。
あはは。
なんだか知らないけれど、子どもとして持つならタイ人の子だな。絶対に。
ちなみにタイの子どもたちは、両親を指す3人称としてタン(ท่าน)って単語を使うのだけど、これがかなり尊敬のニュアンスが含まれているらしいので、「あの方々」と訳してみました。
訳しすぎかも~
五法って何?
って疑問については各自ネットで調べてくださいね。
仏教用語ですよ。
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さて、ボクが気になったのは、「五法」の意味じゃなくて発音でした。ベンジャタム(เบญจธรรม)。
タイの有名な陶器で5色の彩色のキレイな焼き物のは、ベンジャロン焼き(เบญจรงค์)。
共通なのは、「5」。
ってことは、ベンジャ(เบญจ)ってのは、「5」を意味するのかも。
「5」を意味するギリシャ語のペンタにも、なんとなく発音が似てるし...
日本語の「摩訶不思議」の「摩訶」は、
ヒンディー語で「大王」の「マハラジャ」の「マハ」と同じで、
それはタイ語で「大学」をあらわす「マハーウィッタヤーライ」の「マハー」と同じで、
つまりインド起源の言葉だということなのだけど、
一方ではヨーロッパに伝わって「大きい」を意味する「mega」になった、
というのを読んだことがある。
ペンタとベンジャが同じ語源ってのも、
「あると思います」 ←天津木村風に
