がまの王子はわがまま王子 | /// H A I H A I S M ///

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あわてない、あわてない。赤ちゃんが「はいはい」するように、のんびりゆっくり進みましょう。

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↑ かえる@Bangkok


今年見た映画の中で、「パコと魔法の絵本」は、不思議なムードにあふれていて、泣けて、よかったな。

この映画がどんなに良かったかについては、いろんなブログで、いろんなサイトで紹介されているだろうから、ボクは思いついたところを2つをお話ししたいと...


1 Ma Petite Fleur SUBLE - パコと魔法の絵本  オリジナルサウンドトラック - Ma Petite Fleur


わがままジジィの大貫(役所公司)の甥(加瀬亮)の息子(加瀬亮)が今は住んでいる大貫の家。

映画は、阿部サダヲ演じる堀米と大貫の甥の息子がその家の2階で昔を思い出すところから始まるのだけど、初めてカメラがその家に入るとき、1階ではどういうワケか一群の女性たちがタヒチアンダンスを踊っている。


その後のストーリーとは関係ないのシーンなんだけど、これから始まる物語への期待を高めてくれる感じがとても良かった。なんでだろう。ミュージカルやオペラの序曲としての役割なんだな、きっと。


観客をこれから始まる物語に引き込む効果と、物語が紡がれる家の2階を他の世界から隔離する効果があるんだと思う。


印象的な曲だったので、紹介したいなと。

その曲の名は、Ma Petite Fleur (ボクの小さな花)。

大貫にとってのパコのことのようです。



2 人の記憶に残るということ


「お前が私を知っているってだけで腹が立つ。
気安く私の名を呼ぶな。
お前の頭の中なんかいたくないんだ!」


と言っていた頑固で気難かしい大貫が、パコの記憶の中に自分がいることに心を動かされるところ、ボクも感動したなぁ。


ボクも時に、誰からも忘れ去られて自由に生きたいなんて思う。

昔仲良く遊んだ友達との思い出も、懐かしさの中にすっかり忘れてしまうくらい。


でも本当は人の記憶に残ることを望んでいるんだ。本当に。

ボクはわがままだろか。大貫とおんなじなんだろうか・・・ ってね。そう思ったってワケ。


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