ここ2週間ばかりは、家と、クライアントとの打合せと、都内某所の夜景のきれいな病院 とを行き来するだけで、のんびりとカメラを片手に散歩なんてまったくできなかったのね。
そういう日々が続くと、なんだか物を見てきれいだな~って思う感受性が、どんどん鈍磨していくような気がする。
といったワケで昨日は、犬の散歩をかねて最寄のJRの駅ではなく、ちょっとはなれた私鉄の駅までブラブラと散歩したのです。
その駅はこじんまりとした駅で、駅前の商店街も40年か50年かタイムスリップしてしまったような、まるで「ALWAYS 三丁目の夕日」じゃないかって思えるほどなんだけど、そんな中に、ポツ、ポツとなんだかおしゃれな店ができていた。
骨董屋さん。いや、古道具屋さんと言ったほうがいいのかな。
店の中は、商品たちが一見雑多に置かれているようにも見えるが、古い物っていうのには何かきっと力がある。雑多は雑多でなんとなく懐かしく、そして生活の豊かさのような、ゆっくりと流れる昼下がりの時間のような、そんなのどかなムードが漂っていた。
写真は、そのお店の入り口の飾りつけ。
そっけないけど、なんか気になる。
店の中のムードを、よく現しているような気がしたな。
