【J】 Je te veux / Erik Satie | /// H A I H A I S M ///

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あわてない、あわてない。赤ちゃんが「はいはい」するように、のんびりゆっくり進みましょう。

エリック・サティは、20世紀の初頭に活躍したフランスの作曲家です。


ボクは、クラシック音楽についてはあまり詳しくなく、それも好みが20世紀の作曲家に偏っているため、サティが音楽史上どう評価されているのかについてはよく知らないのですが、その頃のフランスの作曲家、ドビュッシーやラベルなどと比べて、なんか特別な魅力を感じる作曲家なです。


神秘主義のグループ「薔薇十字会」に参加していたことや、独特の静かで緊張感のあるメロディなど、なにか特別な能力が彼には備わっていたのではないかと思ってしまうくらいです。

印象主義の中で、もっとも印象主義的な感じと言えましょうか。


さて、彼の神秘的なメロディーは、「ジムノペディ」「グノシエンヌ」などに表現されているように思いますが、ボクはここで、声楽曲「ジュ・トゥ・ヴー(Je te veux)/お前が欲しい)」を好きな曲の【J】に選びました。


彼の曲のなかでは「ロマンチック」という言葉が最も似合う曲だと思うな。いろんなアーティストによって演奏されて来た曲でもあります。


クラシックの曲(と言ってもいいですよね)でありながら、こみ上げる感情の表現は、シャンソンの歌手に歌って欲しい。


そこでボクのお勧めは、「男性」シャンソン歌手の佐々木秀実の歌。

男性が女性の心を歌うシャンソン(多くの場合は女装で)というのにはちょっと違和感が・・・ と感じていたボクですが、彼の歌声も、彼の姿かたちも服装も、すんなりと受け入れられるのです。よいです。


1 Je te veux / 佐々木秀実 佐々木秀実 - 聞かせてよ愛の言葉を (PARALEZ-MOI D'AMOUR) - ジュ・トゥ・ウ゛



そして、クラシックの世界の演奏で気に入っているのが、


2 Je te veux / Anne Queffelec Anne Queff?lec - Satie: Piano Works - Deux Valses: Je te veux


どうですか?


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音楽好きなのは子どものころからです。

青年の頃は、ジャズがわかるようになったら大人っぽいなあと憧れていました。

そして、おじさんになりかけていた頃は、「シャンソン」と「タンゴ」が気持ちよく聴けるようになったら、もう押しも押されもせぬ「年寄り」だなぁ・・・ と憧れていたのです。


ボクは、はやくジジィになりたかったんですよね。

そして、「シャンソン」と「タンゴ」がわかるようになって来た、今日この頃。


すっかりジジィですか? 笑

(若い、シャンソン好き、タンゴ好きの方、ごめんね。)


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