バスが位ヶ原までしか運行してなかった時期から大雪渓まで足で登ってコブを作ってそれをずっと維持してくれていたらっきょさん(アメブロガー)がニコニコしながら歩いて来るのを見て「笑顔が優し過ぎるからもっと強面になりなよ」とか意味不明な難癖つけるタジー&夏蜜柑の師弟コンビ。
組長と仲良くなる前は「(あっ、またあの怖い人が来てる!💦)」ってビクビクしてて、同じ所(サマーゲレンデ)で滑る人だから初めのうちは会えばお互い「おはようございます」って挨拶位はするわけです。
梅雨の晴れ間の乗鞍岳の剣ヶ峰と空と雲と雪渓と私。
良いでしょ。😊
お気に入り。
前にアップした監督撮影の写真も、このらっきょさん撮影のも、めっちゃ美人に写ってる。
(ゴーグルとフェイスマスク!顔は写っておらん)
本題。
自分のやりたい練習向きの専用コブを1人で掘り、雪がある限りそのラインを維持し続けるのを大雪渓に通い初めてから最初に見た時に「勇者だ・・・!」と思ったYGさん。
コブに文句を言ったり、整備に参加せずに好きに滑りたいなら、場所はいくらでもあるんだから自分専用コブを自身で作れば良いと。
その通りに1人で自分の課題練習のためにそれ向きなコブを作って1人でずっと維持し続けるのを皆は知ってるから、そのコブをYGさん専用って皆が認識してますよ。
※)YGさんはマイラインを独占して他人に入らせてくれないわけではないので誤解ならさぬよう。
専用コブを作ったオーナーの意図と違う滑り方で違うコブに変えてしまうのはそれはご法度というかマナー違反だと私は思うので、YGラインにお誘い頂いて行ってみた火曜日は1本降りてから「今の滑り方で大丈夫でしたか?」って聞いた。
YGさんから聞いたテーマは私にも必須要件で、そのための方法を知恵を絞って考える。
(レッスンで教わってる事です。それがいつでもやれるようになるまでに必要なのは反復)
確かにそこに集中する事がやれるようなコブでした。
前にアップした動画からの静止画✂。
溝の1番深い所を通る、コブ裏(内壁)の横滑りの要点は諸々のバランスが整えられるのでそれを基本として回すターンを、切り替えで浮き上がらない、コブレッスンではそんなテーマが主でした。
長年の課題でもある左谷足(右ターン)をターン終わりに足を身体の下にしまえずに軽いままシャーって行っちゃう癖は、リッチフィールドでもその時の溜めの重心と姿勢を何度も教わって、ストックを突くタイミングを遅らせる事やリングの振り方も含めてうんと練習したしYGラインでも凄く気を付けたのに、撮ってもらった動画を見たらまだ足りてなかったね。
スマホカメラの具合でちょうどその部分が停止の静止画になってたという。
YGさんはそこを恐縮してたけど🆗🙆ですぅ。
この部分(右ターンの最後の溜め)は動いて映っててもスローやストップで見たかった所。
自分としては「あっ、コレコレ!」を、それがやりやすいコブ(YGライン)から逆に教え返してもらうようだったの。
「これは違うな」の失敗を滑りながら修正する余裕があった練習ラインだった。
実践コブだったらムリムリ。
リフトがない所で、次にまた何度も登り返して入り直して修正を試みるってのは老体には厳しいので、YGラインに入らせてもらったのはとも有意義だったの。
YGラインと先週から出来てた癒しコブの存在意義はらっきょさんのブログ記事にも書かれていたけど、水曜日の昨日のYGラインは大盛況でね。
私もまた入らせてもらうつもりではいたのだけど、2日目は別のラインを滑ってました。
エキスパートさんには人気がない(笑)癒しのコブ。
誰もが掘れてる実践コブで落ち着いて滑れるわけじゃないんだよ。😰
いっぱいいっぱいで怪我しないようただ降りきるだけでは危う過ぎる。
アンド、YGラインで得られた良い感覚を斜度が上がるだけのタイプが似てる癒しラインでもやれるのかを試しましたよ。
1回2回やれたとしても自分に確定するまで反復するのも重要だし、反復というほど本数を滑れる(登れる)わけではない虚弱体質だけど、だからこそ。
しかし2日目となると虚弱体質のご老体は疲労によりヨレヨレで、長い昼休憩を取る。
正午過ぎに休憩に入って、戻ったのは13:30。ながーい。
次回からはバスのダイヤが変わるので疲労度を考慮した時間調整がこれまでより楽になるはず。
午後に行ったら、人気がないラインとは言え雪が柔らかかったので「うわ、午前中より掘れてる?😱」でした。
違う。
変わってないのにそう見えただけなの。(笑)
足慣らしやアップの小手調べで入る人が朝は数名いた癒しライン、午前中から1人滑るごとにそれなりに掘れて、午後もその程度の掘れのままだったはず。
判っててもそんな事に怯える。
コブって上から見ると通り道が見えないじゃないですか。
凸凹の凸の向こう側ね。
レベルや段階に合わせた的確な指導と、それをやろうとしてるのが見えれば(出来る出来ないは別にして)褒めて伸ばそうとするタイプの先生に春だけコブレッスンでお世話になってて、凸の向こう側への行き方ややるべき事は頭では知ってます。
YGさんとも話したの。
正解や完成形をいきなり出来るはずはないので、今の段階でクリアすべき事を1つずつ覚えていくしかない、って。
生まれたてでフニャフニャしてる赤ん坊はたった1年で立って歩けるようになるでしょ?
首が座る、寝返り、ハイハイ、つかまり立ち、1人歩き、それをたったの1年でやり遂げるのが子供。
失敗もする中で、見様見真似だけで自力で感覚を調整して勝手に身体の使い方を覚えるわけですよ。
親子でスキーしてると子は親とそっくりな滑りをするのを見たこともある。
良いコーチがいれば、正確なスキーになるのはなおのこと早い。
大人は違う。
初めてのスキーが40歳過ぎてから、ちゃんとスキーを始めたのが40代半ばだなんて「怖い
」がまず先です。
初スキーはオールレンタル(費用掛かる)なのに怖いからひとっつも滑らなかった。
なのにスキーブームの頃に憧れた、私にとっては“特別な人がやる事”だったスキーの夢の世界にいる事が嬉しくて1日中スキー板を履いたままただ立ってたよ。
平地で少しだけストックで漕いで「滑った〜」って大喜びして、歩くだけでよろけて転んでた。
すぐに自分の板とブーツとウェアを買いに行って、今の夫から「全然滑ってなかったのに買うの?」って笑われました。
「買えば滑るでしょ(〃ω〃)」ってね。
運動習慣がなかった運痴が初めて「面白い、楽しい」って熱中したスポーツが中年になってから初めて知ったスキーなのですが。
転倒の際の頭部の落差は大人なら子供より高い所からだから、痛みは子供より強い。
重量もあるのに柔軟さはない。
子供ずるい。
感覚での自己調整能力はない、理屈や方法の頭での理解があってもそれを実行出来る身体の能力は私は持ってない。
それでも、頭での理解をしてから身体で実行できるようになるまでひたすらやるしか方法はないんです。
先ず理屈の理解がなければどうにもならないとも言う。
大人でも感覚的に調整していく能力やセンスがある人は除く。
午後イチ、上から見ても見えない通り道に怯えた1本目。
近くまで行けばちゃんと通り道はあるのが見える事にすぐに安堵して、そこを通れたことで「あっ、大丈夫だった、イケる」と数コブ目から安心できて、最後にはゴールまで通せた事をただ喜ぶ。
(この日は朝から終日ご機嫌さんだったから)
スタート前のおまじない(やるべき事の確認)と実際に滑った時との違いに、喜ぶ反面不満もアリです。
次だ、次!
上体起こす事とストックを突いたあとの腕に気を付ける2つだけならやれるかな?
朝の整備でスコッパーに叩いてもらった氷は雪だけが押し退けられたらまたタケノコ状に出てくるか、それとも陽射しで融けて緩むか。
⇨緩んで氷は無くなりました。
さっきの午後1本目で確認済み。
うん!何の問題もない(←自己暗示)。
2本目。
見た目の変化はなくても(ちゃんとあります)、さっきのよりやりたい事に近付けたんです。
ええ、これでも。
些細な違いは人には判ってはもらえずとも、自分の中では小さな違いに「ヨシ」が言える。
前に被るタイミングは、右手ストックを突きに行くから。
そうすると前に詰まって、次の失敗に繋がる。
ストックはリングだけ、リングだけ振り出せ。
左腕とストックは前にしっかり出して、リングを横じゃなくてもっと前に振り出せ。
(左手が前に出ない事も多くの失敗に繋がる原因です)
スタンスは1番失敗に繋がるって解ってても、なかなかね。
それでも【癒しコブ限定で】以前より閉じてきましたよ。
スタンスが開く➡もれなく失敗する。コブの難易度を自ら上げてるのと同じ。
開いてしまったら閉じられる場所は1つだけある⇨やがて閉じっばなしでいられる事を祈って信じて(笑)、気を付け続けるだけです。
前日のYGラインから教えてもらえた事は、少し斜度を上げた癒しコブでちゃんと私の中に残ってた。
同時に、何かをやろうとすると引き換えに別の事が不充分になる(上体を起こすとサスペンションとなる膝の使い方が不足するとか、重心を下げて膝を柔軟に使いたいのにやろうとすると前被りにしかならないとか)、なので鈍い自分が悔しくて堪らないのも本音。
でもねえ、たみちゃんからもセクスィ〜&エレガント認定がもらえたのでヨシとしといてやらねば。
監督からも私の急上昇思考は不必要な事だって釘を刺されてるノヨ。
年間で滑ってる日数、回数を考えたら、全然急上昇の目標じゃないんだけど。
子供や若造からしたら、すぐにクリアしても不思議じゃない程度の事です。
あ〜、夏蜜柑さんまたグズグズの始まりですか〜?
違う違う。
あくまでも前向きな向上心よ。
この日大盛況だったYGラインに最後に1本また入らせてもらいましたよ。
前の日と違う性格のコブになってた。
良い意味で。
入っていた人達によってそう仕上がってたのだと思う。
『谷回り』に拘ってたコブから、『谷回りの前には山回りもあるんだよ、切り替えはこうだよ』って、またコブから教え返してもらえる風に変わってました。
凄いや。
その『山回り〜切り替え』を1本の中で何ターン目かに気付いて、その感覚に「うほほ〜!これ楽しい〜」に変わる。
最後はその感覚を維持したまま小さく素早く回れるのかも確認。
(あれ?練習コブとしての目的と形状を、オーナーの意図を無視してはイカンってさっき書かなかったか?オマエは)
コブから教えてもらうという感覚を、初めて知りましたよ。
ゆったり低速のリズムがあればこそ。
「低速で出来ない事を高速で出来ますか?低速で出来たら急斜面や高速でやってみて、出来なかったら低速に戻って再確認して、また急斜面(高速)に行って挑戦してみる」
長く師事しているAつし先生の言葉。
コブは低速でって所からがそもそも難しいんだけどさ。
(考えてみたら、どんな易しいコブでも暴走と破綻しかなかった所からスピードコントロールも覚えてきてるとも思う)
時間切れにて、YGラインから1番遠い不人気ライン(これも良コブですよ)に取って返してデラして終了。
陽射しで氷が緩んだのは良かったけど、またしても重たいザブザブ。
最後のデラで完全に疲れ果てて、道路に戻る気力もなくなり雪の上にしばらく座ってしまった。
ラスカルのおかげで尻は濡れません。
「早く!」焦りもあります。
『今』を『次のレベルに』との焦り。
急がないと走るし引っ掛かる氷と氷のタケノコのコブになっちゃうから。