雪を被った草津白根山の美しさを間近に見て、向こうに見えるのは四阿山とパルコール嬬恋スキーリゾート、隣は根子岳と菅平のスキー場、教えてもらいました。
どちらも夫と泊まりで行った事があるスキー場。


もうスキーやらないならさぁ、買って1回(3日間)しか使ってないゴーグルを私にくれないかなあー。
使ってなくても経年でスポンジがダメになるじゃんね。




続きでラスト、万座温泉スキー場でのコブ祭り編。



ゼットンS田さんが撮ってくれた写真。
これは例の、新雪が薄っすら乗ってるだけの凍ってる😱非圧雪エキスパートコースを滑る前だったかな。









大きなハサミの手の再現度もグーなバルタン星人。😂


ハサミは滑っててパタパタしてなんかカワイイ。
手首辺りから中の人の手を出せる穴があって、ストックもちゃんと握れてます。


ゼットンも頭の角が可愛かった(すみません写真撮ってない💦)。
着ぐるみ隊はチビッコに人気でモテモテ。ニコニコ


オープンの8:30から滑って10:00頃、そろそろリセットされたプリゲレの整地にショートポールが設置された頃かとプリンスゲレンデに戻ります。


が、前に書いたようにコブは大雪予報の後の木曜日からの再開予定でこの日のショートポールセットは無し。


常設コブの場所にみんなで跡付けを始めます。
作ってるのが判るとコブを待ってたらしい人達も掘りに参加してくれましたよ。


硬くてなかなか掘れず。
KENさんウッチーさんリフトグルグル、私も1度🚻に行った以外はグルグル。


前のコブの残りの影響もあって二段コブになりかけたり。
それよりも、滑るほどにじゃがいもが底から湧いて出てくる。


駐車場からオープン前にピステン掛けてるのを見てた時、ずいぶんとグワーッと激しく掻いてるなと思ったのよ。
地元の人によると前の日はツルッツルのアイスバーンだったそうで、ピステンはロックアイス製造機だったか。泣き笑い


やっとコブになってきたのでコブとして滑ってみたら、大量の青いじゃがいもでまあなんとも難易度が高い。


こんな風に底からじゃがいもが湧き出てくるコブも経験がないわけじゃない。
楽しい春のシャバコブの前には融けたのが凍る氷コブの時期が必ずあるもんねえ。


整地のじゃがいもと同じでこういうのは身体から板を離さないで真上にいて板と一緒にズレ落ちてけばイイ。


整地ならじゃがいもも嫌いじゃなくなったもんだから(前にH先輩がじゃがいも悪雪も好きって言ってたのを理解出来るまでにやっとなったよ😊)、そう高を括って挑むわけです。


スタート地点はじゃがいもさえ出てこない青く透き通った板氷なので🙅ムリ、そこを避けて何コブか下げてスタート。


⇒⇒ひゃあ〜!🤣🤣🤣
じゃがいもに弾き飛ばされてコブから脱線で大笑い。🤣🤣🤣
思うようにはいかないもんだわね。


もう仕方がないから大きいじゃがいもは拾って圧雪が入ってないリフト下に捨てたよ。
それでもまだ豊作の氷芋は出てくる。
芋の収穫祭じゃなくてコブ祭りがやりたいんだよ。
緩んでくれないかなぁ。




11:30頃、お昼休憩はハッチ開けて座ってテーブル出して青空弁当とお茶お茶


うん、朝は−10℃だったけど風がないからなのか衣装が暖かだったからか、外ランチで寒くなかったの。



午後は曇り予報だったけど雲が覆うのは時々で、概ね好天が続きました。



写ってないけどリフトの横の常設コブの場所に作った、難易度の高い青氷と底から無限に湧いてくるじゃがいものコブ。


日中ずっと陽が当たる向きのゲレンデですから、午後には陽射しで少しずつ緩んでくれたんですよ。🙌


そこにKENさんの判断で深く掘れきる前にデラ整備を入れました。
コブに入ってた人達もそれを見てデラに加わってくれましてね。
「どうやるの?」ってKENさんに聞いてきてくれた人も。
ありがとう!嬉しいね。おねがい


整備のタイミングがドンピシャ。
これで滑りやすい楽しい優良コブに激変です。ヽ(=´▽`=)ノ


柔らかくなった事と形がきれいになった事で、整備に参加してくれた皆さんもその他も私達も楽しくコブ滑り再開。


途中にある大きい2コブのピッチは変わらないけどそれはそれで面白い。
刻む人もいて、それも楽しそうです。


昨日(20日)が納棺とお通夜で大勢のテレマーク仲間が参列したらしい百円札さんは円弧を描いてコブを外回しターンで滑るのがある時急に上手くなったの。


ずっと悩んでる私はその変わり様を見て、心底羨ましいのとテレなのに凄いなって思ったよ。


その上で縦滑り(板を横に向けてのズルズルじゃない縦のターン)もやりたいって組長に言ってたらしい。


イケさん(テレマーカー)も外回しバンクターンがお上手で、百円札さんから教えてもらったそうです。


内壁ズルズルとピボットを最初の基本としても、でもターンでコブが滑れない事にはただコブを降りてるだけ。
バンク系外回しが苦手な私には脅迫にも思えるそんな言葉。滝汗


コブの入門がバンクからで、でも10年以上バンクやっても無理なんだもん。
膝や腰に優しいライン取りってわかってるけどさあ。


検定で点が出る滑りは私には関係ない。
このまま80歳になっても好きなスキーを続けてコブも楽しめる年寄りになるためには、腰の椎間板ヘルニアと坐骨神経痛と変形性膝関節症持ち(←もう充分年寄りじゃんね)には負担が少ない滑り方が本当は優先なのです。


でも「もうバンクは諦める!チャレンジする事ももうやめる!」
何度そう宣言したことか。泣き笑い


実際、バンクの呪い(ピボットはターンじゃない、内壁削りの横滑りではなくコブも丸いターンで滑らなければいけない)を払拭して、怖いと思うコブにはもう入らないって決めてからレッスンだけでなく自主的にコブに入れるようになった。


内壁を削る事でのスピードコントロールから覚え直して、そこから少しずつ横のスペースを使う事も練習して、深いコブにも挑戦出来るようになりました。


挑戦するだけですけどね。
深くても滑れます😏って言えるようになるのは・・・来世かな。(笑)


「月山だとバンクコブもあるからバンクを滑れるよ、月山でだけバンク滑りまーす」って言っても許してくれるKEN兄さんではありません。


だいいち、今ここにあるのはバンクが丸くて外壁にモサモサが溜まってないバンクコブだ。
月山の掘れてるやつよりずっと易しいコブ。


ゆったり目のピッチで跡をつけたコブは掘れたら当初より細かくなったけど、早めの整備で内壁も外壁も均したし、コブの中の尾根が尖ってきたのも削りました。


デライチを滑った人は外壁を舐めるようにきっちり回してくれたし、私の先行をしてくれるKENさんは更にバンクを均してくれようとモサを退かしてくれる。


整備前に内壁で、ウッチーさんの後ろを間近で見ながらトレインした時、とても滑りやすかったの。


高低差のないセンターライン上をスルリスルリと降りてく。
スルリスルリは先週の小海で一緒に遊んだ組長のカノジョのヒロピー元ナショデモさんから伝授してもらった魔法の杖を意識して。


溝には落ちないからドンはありません。
ズルズルドンでなくて、スルスルトン。


でも外回しの練習に最適な、どのライン取りでも行けるようなコブに整備で生まれ変わったんだから、内壁に逃げる事を自分に許しちゃいけない。


ウッチーさんも見事な外回しをテレマークターンで滑ってる。
ウッチーさんのビンディングはテレマークのビンディングの中でも簡素で不安定な物です。


昨日は革靴とエンピツ板で湿雪っぽい新雪を滑ってる便りを今日アップされた動画で見ました。
あの人はホント、豪胆というか・・・。🤣


KENさんとは少し違うライン取りだけど、それもアリ。
バンク系も色々で1つじゃない。


ァ゙〜。笑い泣き
もう覚悟を決めなよアタシよ。


って事で、バンクに挑戦です。
何度も懲りて何度もやめたがってるバンク系。


どこで何をすべきかは頭では知ってる。
越える前にガツンと当たる尾根のトゲは均したもののスコップ整備じゃないから平らに取りきれてるわけじゃないけど、いずれにしてもそれを越えてからターンだ。


焦らないでバンクの入り口にトップが到着するまで待って、茶碗のフチをずらし押すようにしてスピードコントロールすれば(バンクに重く張り付いてるKENさんとも、ウッチーさんとも違う滑り方かな)、バンクに合って撓んだ板がバビュンと走ることはないはず。


そもそもバンクの何がコワイって、トップからバンクに面を合わせて行くことです。
フチまで出てブーツの底で茶碗のフチをなぞれば(要はバンクのフチを横滑りするみたいな)コブが細くなったり狭くなったり溝コブになったりもしない。
ズルズル削るから溝が鋭角に掘れて自分の首を締めてるんだよね。


「まだ外に行ききれてないからもっと」
「板2〜3本分まだ外に行けるはずだけど、まずは1本分外に行ってみようか」
KEN兄さんのアドバイスと励ましで行けそうな気がしてきたよ。
少しずつノッてくる。(⁠・⁠∀⁠・⁠)


尾根のトゲに板の先端がガツンと当たってバランスを崩す事を怯えてしまうけど、滑らかに越えられなくて万が一そこで飛んだとしても外足着地すれば良いだけ。
(削ったので飛ぶほどに尾根は高くないし、最近は飛んで溝にドシンと落ちる事も無くなってる)


整地ならこの程度のギャップには怯えないのにね。


どれだけモサっててもモサを強く粘っこく押し潰すKBさんの後ろに付かせてもらうと、あのKBさんでさえ尾根のギャップに当たってバランスを崩しそうになる事もあるのを見てます。   


崩れる前に瞬時にリカバリーするから真後ろから近くで見てないと分からないんですよ。


細かいコブで粘っこくやると腰が痛くなるってモサモサコマコマが大好きなKBさんは言ってたけど、コレはゆとりがあるサイズだから大丈夫(自己暗示)。


内には絶対に入らない!
外をもっと外へ押し拡げるならいくらでも拡げて良い、ってか拡げろアタシ。


やりました!
KEN兄さん(KEN先生?)からも「スプレーが上がってたよ👍」って🆗もらえた。ヽ(=´▽`=)ノ
外に雪を飛ばしながら茶碗のフチを蹴散らして滑れた!と思う。


深くないバンクコブならこれまでだって何度もバンクを通れた事はあります。
深く掘れた春のかぐらのコブ道場でも外を回して、見てた人(知らない人)から「上手にスピードを落として大きく回せてますね」って褒めてもらった事も(実は)ある。


意気投合して一緒に滑ってたら審判⚽に目撃されて「夏ネエがまた知らないオトコを引っ掛けてた😂」ってネタにされたっけね。泣き笑い


滑れる事があってもすぐまた滑れなくなっちゃうんだよ。
「コワッ😱」って思うと何もやれなくなる。


KENさんの「バンクはボディターン」の言葉マジックも効いたみたい。
ボディターンと言ってもKENさんは内倒はしない。
それを考えながら試しながらやれる、好みのゆったりサイズだったから。


ああ楽し〜。
こんな時があるから怖い時があってもコブを諦めきれないんだよね。


色んな滑り方を覚えて増やせれば滑れるコブも増えて、滑れるコブが増えれば楽しさもきっともっと増える。


こうして多くの人達の世話になって、スキーが楽しいって思う時も増えてるのです。


私に関わってくれる皆さまの施し、手を差し伸べて頂いて助けられてる事がどれだけ私のスキー人生での糧となっているか。m(_ _)m
(前の記事にも書いた)


やがて完全に曇ってコブが見えなくなったので、笑顔で滑る追悼のコブ祭りは終了。


上のパノラマゲレンデは整地を滑ってない事を思い出して、最後に行って来ておしまいにしました。