星屑ニーナ 4巻 (ビームコミックス)/KADOKAWA/エンターブレイン

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「星屑ニーナ」最終巻読みました。

ポップでかわいい漫画で、久々に胸キュンしてしまいました。

特に、ロボットの「星屑くん」のセリフ、

「ボクにとって好きというのは そのヒトのことを毎日考えることです

ボクはニーナさんのことを3万7千6百27日間考えてきました」

というところでキュンキュンです!

ラストシーンも感動的でいうことないです。

絵もとてもカワイく、ニーナさんのスリムな体型に萌です。

中年の私が書いている文は気持ち悪いですが、とても素晴らしい漫画でした。
人間コク宝サブカル伝/コアマガジン

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好きでほとんど読んでる吉田豪のインタビュー本最新作、読了。
前回のまんが家編は最高でした。
今回のはサブカル文化人中心ですが、破天荒話でお馴染み昭和俳優や、好感度低い芸人などサブカルじゃない人もちょいちょい混ざってます。
中でも今をときめく「進撃の巨人」作者の諫山創のが一番面白かったです。
あまりの超ヒットで、もはや「世界を手にしている」といえる諫山さんですが、なんかむやみに謙虚で、こじらせぶりが好感度高い。
ももクロにはまり、TBSラジオたまむすび町山さんのコーナーを愛聴しているという。
あれほど練りに練られた緻密な話を描くのに、この親しみやすいキャラクター。

あと、ジャズ系DJの須永さんの生い立ちのあまりのバイオレントぶりが印象に残りました。ワイルドだなー。

そして雑誌連載時のインタビューは今回なぜか未収録、「サブカル有識者」町山さんの「総括」が巻末に。
登場した人をばさばさ斬っていくんだけど、大人計画周辺に対する手厳しいコメント!
雑誌連載時のインタビューも読んだけど、爽快なまでの切れ味鋭い毒舌ぶり。
ただしさすがサブカル界の有識者、芸能界における有吉のようにあまりの説得力に恨めない感じになってます。
町山さんは「進撃の巨人」映画版のシナリオを担当しているそうでそちらも楽しみです。

町山さんによると、「進撃の巨人」って壁に囲まれて行き場がないって話だけど、あれは作者の諫山さんの生まれ故郷の投影だそう。
マガジン系のもう一つの異端ヒット作、「惡の華」も山に囲まれた田舎町が舞台ですね。
私も山に囲まれた盆地の田舎出身なので、その閉塞感はよく分かります。
逆に、マンガだとジャンプ系「ワンピース」なんかの王道なまっすぐさがよく分からないという。
「バクマン」や「デスノート」は好きです。
「マキバオー」や「スラムダンク」「ひばりくん」なんかは好きでした。古いか。

「ノルウェイの森」は、何年か前に松ケン主演の映画があったじゃないですか。
それを今更レンタルするにあたって原作を読み返してみようと。
高校生の時初めて読んで、確か20代前半のころ一度読み返している。
それ以来だから3回目、およそ20年ぶりに読み返してみる。
大人になって読み返してみると、自分の成長によって何か新しい気付き、発見があるかもしれない。
結論から言うと、特にそんなものはなかったのだけれど。
二十歳を過ぎてから、考え方も行動様式も特に変わらず、成長したという実感もない40代。
ただ、最初に読んだ時、非モテ高校時代の僕には性描写がやけに刺激的だったかなあ。非モテは現在もあいかわらずですが。

何しろ天下の村上春樹、ノーベル文学賞候補の国民的大メジャー作家の大ヒット作である。
まさに大ネタ中の大ネタ、私のようなものが何を書いても己の底の浅さが丸出しになってしまうだろう。
ちょこっと検索すれば感想、評のたぐいはズラズラ出て来る。
おっとそういうものは見ないようにしよう。
あくまでも個人の感想、自分が村上春樹の小説のどこに惹かれるのかということで。

世間の人は一体村上春樹の小説のどこが好きなのだろう?
超クールでかっこいい文体?
こちらの世界とあちらの世界を行き来するようなファンタジックかつリアルな世界観?
自分の場合、まず思いつくのが「孤独」を描くのが非常に上手く、心から共感してしまうところである。
つまり、人生の孤独・喪失感・切なさ、といった辺りなのである。
「こじらせたタイプの人間はだいたい村上春樹を好む」
というようなことを知り合いが言っていたのを思い出す。
そういった人はこの辺りに惹かれるのでは?

「ノルウェイの森」は、他の村上作品に登場する非現実的なファンタジー要素、この世ならざる事象が出てこない、村上作品の中ではいわば異色の作品である。
確かに「やみくろ」や、「羊男」のような、非現実的なエピソードは出てこない。

「僕」ことワタナベの親友、キズキって何で死んじゃったんだっけ?
そうだった、ワタナベくんとビリヤードをした日の夜、何だかわからないけど突然自殺してしまうのだった。
17歳で。遺書もなければ思い当たる動機もなく。キズキずるい。
これでは、残された親友のワタナベと、幼馴染で恋人の直子はいたたまれない。
彼らの人生に暗い影を落とすのは必至ではないか。
この作品で非現実的なエピソードをあえて挙げるなら、このキズキの理由なき突然の死か。
現実では、彼女もいて将来もあるリア充17歳は、何の前ぶれも遺書もなく自殺したりしないのではないだろうか。
このへんは、人生において時折訪れる、唐突で暴力的で不条理な「喪失」を象徴的に描いているのだろうか。

この後、「高貴でかつ俗物」なこじらせた魅力的キャラクター、「永沢」が登場する。
しかし「キズキ」の情報の少なさ、謎の部分を想像する余地からか、したたかな「永沢」よりも、繊細な「キズキ」のほうに共感してしまうな。

映画の方は、俳優陣も魅力的で、美術もいいし悪くない出来なんじゃないでしょうか。
個人的大スター、細野晴臣、高橋幸宏、糸井重里のカメオ出演もポイント高い。
原作ファンは色々と文句もあるかもしれないけど映画は映画、小説は小説ですからね。
でも原作のある映画って見た後、やっぱり原作にイメージが付いちゃいますね。
松ケンが良い感じだっただけに。あと直子も緑もレイコさんもみんなめっちゃ美人っすね。当たり前か。