大ファンである教授こと坂本龍一さんの音楽は、

・ソロアルバム
・YMO
・矢野顕子(80年代の)

をまず聴くのがもちろん基本ですが、
それ以外にも、他アーティストのプロデュース、アレンジにおいて本当に素晴らしい仕事をたくさんしてます。
本人のソロよりむしろ得意技をストレートに披露していて、ポップで聴きやすくかつ教授らしい、という仕事がいっぱいあって見逃せません。

https://www.youtube.com/watch?v=Ov4dGUp2xnU
「わたしのにゃんこ」矢野顕子
1983年「みんなのうた」です。
矢野顕子 作詞作曲
坂本龍一 編曲
です。
ノスタルジックなツボがグイグイ押されてやばいです。
胸がキュンキュン来ます。
本当に涙が出そうです。



大貫妙子 「色彩都市」 1982年
一つ一つの音が本当に繊細で完璧なアレンジだなあ。
音色に魂が宿っているというか。
「ピーターラビットとわたし」もね。


phew 「終曲」 1980年
初めて聴いた十代の時、かつて聴いたことのないこの妖しい暗さ、アヴァンギャルドさに衝撃を受けました。
前衛性も教授の魅力の一つ。


Virginia Astley & David Sylvian 「Some Smal Hope」1986年
このアルバムの3曲目「So like dorian」が好きなんだけど、YouTubeにないから1曲目で。
音色が本当に美しい。なにげに愛聴盤です。


DAVID SYLVIAN & RYUICHI SAKAMOTO 「BAMBOO MUSIC」 1982年
数あるDAVID SYLVIANとのコラボレーションのなかで一番好きな曲です。
教授愛用のシンセ、プロフェット5の音が本当に好きです。
時代的に最も化粧が濃い時期ですね。

教授本人のソロアルバムなら、
「音楽図鑑」(1984年)
「左うでの夢」(1981年)
「B-2 UNIT」(1980年)
がわたしのBest3です。
どんだけ80年代が好きなんだよって感じですね。
教授に中咽頭がんが見つかったそうで、ドキッとしました。
「必ずきちんと治して戻ってまいります。」
とのことなので、一日も早いご回復をお祈りします。

スポーツ紙での、
「反原発の立場から放射線治療を拒否」(なんだそりゃ)という、
でたらめな記事があったようですが、
本当にオヤジジャーナル的な 
坂本龍一=反原発、というアッサい知識からの憶測・思い込みと決め付けによる捏造記事には怒りを通り越して驚きを感じますね。

マスコミやネットの報道には、思っている以上に
このような適当な記事が含まれているのだろうな、と思いました。

と、思わず紋切り型のメディア批判を書いてしまうほど
YMOの洗礼を受けた私にとって
坂本龍一=親も同然
であるのです。

1980年代≒10代である私の世代ですがYMOが散開(解散)したのが小6の時なので、
正確にはYMO直撃世代ではなく、 
同級生の間では、BOOWYやTMネットワーク、ブルーハーツ
あたりが流行っていました。
それを横目に、

YMOこそ日本音楽界の最高峰、
YMOを聴かずして音楽を語るなど笑止。
と本気で思っていました…

お前ら「東風」や「千のナイフ」を聴いたことあるのかと。
(嫌なガキですね。)
人前で発表したことはありませんが。

教授のソロアルバム、プロデュース・アレンジ仕事は、
80年代のものを中心に今に至るまで日常的に聞いています。

教授が手がけた大貫妙子、矢野顕子のアルバムは、教授本人のソロに劣らず本当に素晴らしく、

「にしても坂本龍一が編曲した大貫妙子の「色彩都市」はいつ聴いても本当に完璧だなあ。」
と、江口寿史さんが最近ツイートしていましたが、
まさしく同感であります。

いわゆるテクノ歌謡のお仕事でも愛聴盤は多く、
「コンピューターおばあちゃん」における、シンセベースのアンサンブルは完璧だと思います。

近年のアルバムは、ミニマルでアカデミックで前衛的なものが多いのですが、
教授の80年代の作品は、ほぼすべてが愛聴盤といえるほどです。
シンセの音色に、独特の繊細な美しさがあり、そのころの教授アレンジは一聴してわかります。
10代のころ刷り込まれた、「教授音色」への偏愛は続きます。
桐島、部活やめるってよ(DVD2枚組)/バップ

¥3,780
Amazon.co.jp

「桐島、部活やめるってよ」

骨の髄まで貧乏性が染み付いていて、レンタルDVDも新作のうちは借りないオレ。
映画の最新作について語り合う友もいないので特に不都合はない。
リリー・フランキーとピエール瀧の「凶悪」っぷりを見たかったがまた今度にして、
見たかった「桐島、部活やめるってよ」が旧作になっていたので見ました。

何の予備知識もなく見始めたので、序盤に、
桐島がどいつなのか、ボサッとしていて分からなくなったかと不安になったが
桐島出てこないらしいよ、と嫁に教えられてなるほどと得心しました。(^^;)
それからは安心して楽しめました。
いや、これは実に面白い映画です。

さて、自慢じゃないが、高校時代、
スポーツとも男女交際とも全く縁がなかったオレ。
やはり感情移入できるのは映画部の人達です。
この全然モテない感じ、共感できますね~。

映画部の部長が、映画館で偶然橋本愛に会うシーン、
大槻ケンヂの小説「グミ・チョコレート・パイン」
のおまんじゅう、いやオマージュかと思った。

クラスの美少女と偶然映画館で出会うという
オタク型文化系男子なら一度は妄想するシーン。
(橋本愛ちゃんとは話続かないんだけど。)

このへんにキュンときて、
もうひとりの中心的人物の、
ヒロキくんという、スポーツも出来て、モテるヤツのほうには
恐ろしいほど感情移入出来なかったからか、
ラストシーンあたりのヒロキくんの気持ちが100%すっきりとは分からなかった。
なんとなくは分かるけど。

そういう時は尊敬する町山智浩さんの解説だ。
ネットで調べて読んだ。

…あーなるほど。
ヒロキ、スポーツも出来てモテるが故に、
高校生にしてスゲー虚無的になってたのね。
人生の意味を見失うっつうか。
だから映画部の部長のことがかっこよく映ったのね。
スポーツも出来なくてモテなかったから
(あと馬鹿だから)
もう一つよく分からなかったよ。

この映画、登場人物の気持ちをナレーションで入れたり、わざとらしい説明セリフで説明したりしてないので、
なんかよく分からない、という感想も多いみたい。
でも説明過多だとしらけますからね。

あと、結局最後まで出てこない桐島、アイツは
みんなの理想とする目標、何でもできるスーパーヒーロー、「神」みたいなものの象徴みたい。
それがいなくなって周りの人間があたふたすると。

でも映画部側の人達にはあんま関係ないよね。