暦の上では、3月になりましたね
春はすぐそこなのに昨日は雪が降ってましたね、
覚悟していた哀しい別れがやってきてしまいました
失いたくない、失いたくない、失いたくない 。。。
随分前の写真をデジカメで撮影しただけなので、
画像としては美しく残してあげられないですけどね
16年半前、カヌレの元にやってきてくれたときのかぼすです
産まれたての頃からずっと一緒に生きてきたのに、
今回ばかりはカヌレのことを残して先に逝っちゃった
かぼすはすべての始まりでした
東京から戻って再スタートの意味がよくわからない頃、
手が掛かって仕方がないかぼすがやってきてくれました
飼われるつもりもなく買われるつもりもない表情で、
でもこの子はカヌレの元で一生を送るんだなと思った
必死だった、ずっと二人三脚でした
バスに乗るときも毎日必ず首から下げて乗りました、
片時も離さずかぼすのことを守らなきゃと思ってました
失う気がして怖かったけど大切で大切で仕方がないからこそ、
犬として生きることの幸せも知った上の生涯にしてあげたかった
正直、かぼすのためにつむじにきてもらいました
かぼすとつむじはほんとに無二の2人でした、
昨日もお家までつむじが迎えにきてた気がする!
その後、本当にどうしようもないカヌレだったな。
地上で七階のカヌレの声を半狂乱に探しているこの子達を見て、
早く健康を取り戻して退院してこの子達の傍に戻らなきゃと思った。
引っ越しも、何回一緒にしたんだろう?
どんな環境に置かれていてもそこにかぼすとつむじは必ずいて、
言葉通りに楽しいことも哀しいことも一緒に経験したことばかりです
かぼすはわがままで虚弱でいつも手を煩わす子と思ってきたけど、
年を追うごとにそれは正反対でとにかく生きていく力が強い子でした
昨日も、一瞬でも長くカヌレの傍にいられるよう、ほんとに最期までしぶとく頑張ってました
命を失っていくそのすべての過程を見せてくれました、
最期には苦しむこともなく息が上がることもなく穏やかに 。。。
今は、仔犬のときみたいな顔をして眠ってます
かぼすが逝ってしまってから何時間かが経った後に、
カヌレの手を煩わせ続けた本当の意味がわかりました
もの凄い愛情だと思う。
ずっと手を煩わすから否が応でもずっと手を掛けてきたから、
自分を失ったときのカヌレが悔いないようにそうし続けたんだね
あなたの目論み通り、できるすべてのことをしてきた気持ちでいます!
そして、その想いは必要以上に悲しませることをしないので、
失った後のカヌレが自然に前を向けるようにしたかったんだね
この子には、これ以上幸せな一生は存在しません!
自信を持ってこう言い切らせてくれました、
16年半ずっっと一緒に歩んだ一生だったね。
最後まで食べる意思を見せてくれていたのは、
仔犬の頃から大好きなわんこ用のチーズでした
明日、一緒に入れておくからね
かぼすすぐにつむじと逢えたよね?
これからも一緒にカヌレを見ていてね。