前編
に続きまして ・・・
日々ballet でご一緒のお姉さまをお連れして、
ルココで過ごした日の様子を綴らせていただきますね
ワインの方はと申しますと ・・・
プロヴィダンス プライベート・リザーヴ 2005
ニュージーランド・マタカナ
メルロー 45%、カベルネ・フラン 44%、マルベック 11%
ご一緒したお姉さまの好みの傾向は此方方面なのでは?
カヌレ自身も 初めて味わった
ときの感動が忘れられなかった!
不慣れなカヌレが隣どころではない畑より、
決定に至ったのはその二点ってところですかね?
約4年前にルココで味わった際の衝撃を、
シェフもお店の方もよくよく覚えていてくださったのですよね
わくわくと共にグラスに注いでいただている時点から、
久しぶりに目にする 黒紫色 にイチイチ驚いてしまいます
研究に調節に積み重ねた賜物だとは思われますが 、
思わず仰け反らずにはいられないほど見事な素晴らしい香り。
シンデレラワインの名に相応しく!
期待と不安と共に味わってみますと、
艶やか&滑らか&ベストバランス etc. といった印象かなぁ?
4年の年月の間にカヌレの身体も歳を重ねたのか?
4年前にはさほど感じなかった力強さとスパイシーさを感じます
余りにも経験乏しすぎるものでして ・・・
此れはセパージュが成せる業なのか?
シンデレラが成せる業なのかわからないのですがっ。
パワフルなもの感じているにも関わらず、
タンニンが突出している印象とはまた違ったのですよね
如何してわかるの? なんて言葉と共に、
案の定お姉さまにはどツボを行くワインだった様子。
其処には酸味恋しいカヌレがおりましたが、
この度の試みは見事に成功ということで良しといたします
メインのお料理・ひと皿目
~ 仙崎で揚がったメバルの ○○ 根セロリのソース
シャントレルとレンズ豆、黒トリュフと共に ~
シェフ自ら運んできてくださいましたよ
此方のお魚料理も幸せすぎるひと皿、
何がどうなっているのかわからないけどめちゃくちゃ美味しぃ!
ふわ&ブリッ 両方の食感が共存しています。
まんま素材の素晴らしさが伝わるように、
根セロリのソースがメバルの魅力をより惹き出している感じ!
シャントレルがこれまた何とも奥深い味わいでして、
更にはレンズ豆や黒トリュフまで顔を揃えてますのでね
力強さ感じたハズの赤も自然と進んでいましたよ
メインのお料理・ふた皿目
~ 萩で揚がったルージェ そのフュメ・ド・ポワソンを使ったソース ~
これっ、まぢでぶっ倒れます。
シェフの興奮度合もこれまでに類を見ず、
市場で出逢った際の可愛らしいお姿が手に取るようです
カヌレの元まで連れてきてくださったところで、
お髭の生えてるお魚としか教えてくださらないのですが ・・・
イトヨリなどと同種? 近しい? みたいなルージェ、
初めて体験する食感と味わいを醸し出していたのですよね。
ふわぁぁぁぁ~!
一瞬にしてふわっと崩れるルージェの繊維が、
犯罪的なソースをねっとりと絡め取ってきてくれる感じ。
丁寧に丁寧に濾してらっしゃった様子でして、
ルージェの全てが注ぎ込まれているソースなのですが ・・・
悶絶。
後にソースの入ったミルクパンみたいなのを片手に、
足りてますか? と カヌレの元まで来てくださるものでしてね
たいへん失礼ながら 。。。 たいへん可愛ぃ!
食材に注ぎ込む愛情に限度というものは無く、
料理人魂を投入している様子が垣間見れるようでした
こんなひと皿に出逢えただけで幸せ!
本来のお料理の流れはと申しますと、
お魚料理の後にはお肉料理の運びとなりますのでね
~ フランス産 仔牛のロースト その骨のダシのソース ~
カヌレも 以前 に一度いただいたことがあるのですが、
ご一緒したお姉さまは仔牛のお料理を堪能してらっしゃいました
フロマージュ盛り合わせ
この度もデザートをフロマージュへと変更していただきまして ・・・
カレ・ド・ラ・ロワール&コンテ&ロックフォール
三種類のフロマージュを用意してくださってましたよ
まっ、何はともあれ ・・・
カヌレにとっては至極稀な存在ですので、
プロヴィダンスは永遠に色濃く記憶に残り続けます
ルココの皆さま! 数々の至福のお料理をごちそうさまでした