10月のワインセミナーに参加させていただきました
ここまでシャブリに限定して!
お勉強するのも、初めての経験でございます
そして若干、すでに記憶が危険
10月のテーマ→ 「シャブリの色々を知る」
テイスティングへと入ります前に
まずは、
「 ブルゴーニュ地方・シャブリ地区とは! 」
そちらのお勉強から始まりました
カヌレの自己満足でございます
お勉強したことの覚え書きとなりますもので
グダグダとしたところは、大いにふっ飛ばしてくださいませ
ブルゴーニュ地方で、シャブリ地区だけ大きく北に離れている理由。
→ その昔アメリカから害虫が入り、15年間のワインの暗黒の時代が存在した。
元々、ワインの産地として名高かったシャブリ地区は復活を遂げたが、
元々、安価なワインの産地だったシャブリからコート・ドールまでの間は、
テーブルワインや、とうもろこし、小麦を造る産地としてしか復活しなかった。
ロワール地方にほど近く、
気候的には、本来はソーヴィニヨン・ブランも適している。
よって、痩せた感じのシャルドネが出来上がる。
シャブリ・グラン・クリュ ( 2% )
シャブリ・プルミエ・クリュ ( 16% )
シャブリ ( 60% )
プティ・シャブリ ( その他 ) の、4つに分かれている。
グラン・クリュ→ 名前の付いた7つの畑のみ!
最も土地も広く&有名なのは、レ・クロ。
グラン・クリュ&プルミエ・クリュは、畑名まで表記しなくてはならないが、
シャブリは、畑名を表記してはいけない!
良い畑とは、標高が高く&急な斜面に位置する地区が多い中、
シャブリ地区の場合は、最も街に近く、標高の低いところにグラン・クリュが存在!
↓
元々、北に位置するため、
山の上だと、ぶどうが成熟しない!
ぶどうの花が咲いてから120日ほど経てば、完熟することも可能だが、
茎が老化→ 若々しくない&酸味がないぶどうとなってしまう!
加えて! シャブリ村は盆地→ 霜が降りやすい。
キンメリジャンと呼ばれる石灰岩を主体とした、ミネラル分豊富な土地。
はいぃ~! すでに限界
もっと&もっと多くのことを学びましたが・・・
テイスティングの模様へと移らせていただきたいと思います
と その前に・・・
本来は、酸味が強いことが特徴のシャブリ・シャルドネだが、
現在の人気は→ まろやかで豊潤なシャルドネを好む傾向に・・・。
よって、トラディショナルな造りをする造り手と、
モダンな造りをする造り手に、二分されてきた!
けれども
決して、モダンな造り手を否定する必要もなく、
空腹のときなどは、モダンの方を欲する可能性も大かも? と・・・。
余談酸味が強いシャルドネを使用するからこそ、美味しいシャンパーニュに仕上がる!
まろやかなシャルドネを好む傾向にあるからといって、
酸味の少ないシャルドネから造ると、おいしいシャンパーニュには仕上がり難い。
から・・・
① 2009 シャブリ/ドメーヌ・デュ・コロンビエール
1887年創業。現在は4代目当主→ ギー・モト。
おぅ~ 香り、芳醇!
カヌレ的には・・・
シャブリから想像するイメージに比べ、ぶ厚く甘い、ハチミツのようなニュアンスを感じます
これを、ヨーグルトのような乳酸の要素と表現するらしい
モダンな造りをする造り手!
樽など使わず、ステンレスタンクを使用。
② 2009 ラベイ・シャブリ/メゾン・ジョセフ・ドルーアン
メゾン・ジョセフ・ドルーアン→ ボーヌに拠点を構えるネゴシアンの名門。
1976年より科学薬品は一切使用せず、
1988年からは本格的なオーガニックワインの醸造に取り組んでいる。
おぅ~
突然・・・
苦い&ミネラル&硬い! そして、すんごい酸味!
酸味LOVEのカヌレとしましては・・・
これぞ、シャブリなイメージ。
とっても好みのシャルドネです
こんな大手メゾンのシャブリを好みと感じること
なんだか・・・
若干、悔しい気分だねぇ
いえいえ!
そこは、自らの好みを素直に認めてあげることといたしましょう。
これを、チョークのような埃っぽさと表現するらしい
俗に言う・・・
生の魚や生牡蠣にシャブリとは、こういうことを言うのでしょう と・・・。
しかし! 牡蠣を焼いた時点で、
牡蠣の力強さが打ち勝ってしまうので、厳しいのでは? と
ラベイ = ミツバチ
ミツバチが集まってくるほどの、徹底したオーガニック栽培ですよ。 ってな主張!
トラディショナルな造りをするメゾン!
③ 2009 シャブリ/ドメーヌ ジャン・マルク・ブロカール
ジャン・マルク・ブロカール → 約200ヘクタールの畑を有する家族経営のドメーヌ。
一部分で、ビオディナミ農法で栽培。
2代目ジュリアン・ブロカールは、シャブリ委員会の会長。
あれっ~ 突然、感想ゼロ!
香りの豊かさと、
味わいの表現がチグハグだったような・・・
後に出てくる、同じ造り手さんのシャブリと名乗らないシャルドネ
そちらとの違いを感じ取るのに、
必死になっていた記憶がございます。
まさに、中間的な造りをする造り手! と・・・。
さてさて、本日のお料理1品です
鶏肉のササミをシャブリで煮込み+軽いソースで
( ← おそらく。
)
なぜゆえ、ササミ??
後に・・・
それが判明した次第でございますよ
から・・・
④ 2009 シャブリ/マチュード・ブルーリィ
南ブルゴーニュの造り手による、シャブリのシャルドネを使ったワイン。
シャブリ地区に畑を持ったのが比較的遅く、
グラン・クリュやプルミエ・クリュを手にするのは難しいが、素晴らしい造りをする造り手!
ちなみに、シャブリACなのに、3300円
フルーティーでふくよかで、広がりがあり、
果実とは異なる、コクを感じるワインなのでは? と・・・。
そうなんだぁ~
カヌレとしましては・・・
期待して、テイスティングに挑んでしまったからでございましょうか?
あんまし記憶に残らない、
シャブリのような印象でございました
⑤ 2008 ブルゴーニュ キンメリジャン/ドメーヌ ジャン・マルク・ブロカール
③のシャブリと同じく、ジャン・マルク・ブロカールが造る、
シャブリと名乗らず、自ら格下げしてリリースしたワイン。
けれども、土壌はキンメリジャン。
おぅ~ チグハグ!
何を表現したいのか、
イマイチわからずな印象でございました。
けれどもこちら→ 驚きの、約1500円
適温の間に、
おいしい和のモノといただくには、充分過ぎる気がいたしましたよ
さてさて
シャブリを7種類テイスティングし続けますのは、
なかなか、カヌレには厳しいお話でございますよ。
がんばる!
から・・・
⑥ 2009 シャブリ プルミエ・クリュ・モンマン/シャンソン・ペール・エ・フィス
シャンソン・ペール・エ・フィス→ ブルゴーニュで産出されるワインを、
フランス国内やヨーロッパに販売していたシモン・ヴェリーが、1750年にシャンソンを設立。
ボーヌでも1、2を争う歴史あるメゾン。
おぅ~
突然、ふくよか!
香りは豊潤すぎないまでも、奥深い気がいたします
これを、果実ではなく、きのこのような焦げ臭と表現するらしい
ふくよかな一面を持ちつつ・・・
スッと消える一面も持ち合わせているのが、シャブリの特徴ですね と・・・。
⑦ 2009 シャブリ グラン・クリュ レ・クロ/ドメーヌ・セルヴァン
収穫は機械と手摘み両方で行い、発酵&熟成は100%古いオーク樽で行う。
ひゃ~
有無を言わせず、
そりゃ、おいしいですよぅ~
奥深さと余韻の長さと、
酸味のバランスが、素晴らしいワインのような印象でございました
けれども食事といただかず!
ワインだけで味わってたいような、神々しさでございましたよ
これを、切りたての切り株やら、バターが焦げる香りと表現するらしい
こちらをいただいた後には、
どれに戻るのも厳しくございましたけれどもね
まっ、まっ! 約8000円とのことでございますからね
さ~て
毎月同様
頭の中が、爆裂状態でございます
えっ~と! シャブリとは・・・?
それぞれに個性ある顔を持っていて・・・
その特徴とやらが、ますますわからなくなった不安が否めないところでございます
余談この度は、可能な限り09で揃えてみたとのこと!
09→ 良年!色合いに緑の要素が弱い。
寒い年であったからか、色素の穏やかな果実の出来だったのでしょう! と・・・。
余談シャブリを訪問されたばかりの先生。
決して長くはないシャブリ土地には、相当数のシャブリバーが存在!
現地の方がシャブリに合わせているものとは・・・
なんとっ! カエルであったと! ( で、この日はササミだったのでございますね
)
海とは程遠いシャブリの土地ですから、
なんとも自然なお話ですね! とのことでございました
カヌレにとりましては・・・
毎月同様、たいへん内容の難しいひとときではございますけれどもね
こんな、先生の体験&余談のお話をしてくださるのが・・・
なにげに!
めちゃくちゃおもしろかったりして
興味深い、10月のワインテイスティングデーでございました