新年の幕開けとしてふさわしい
素敵なワイン会に参加させていただききました
2011年・新春シャンパーニュパーティー
~シャンパーニュとお料理とのマリアージュを楽しみながら~
ワインリストを眺めてみますと・・・
なんと華やかなことでしょう
最初から最後まで、シャンパーニュばかりでございましたよ~
さっそく、乾杯用としてやってきましたのは
ル ノーブル ブリュット アンタンス
フランス・シャンパーニュ
シャルドネ 40%、ピノ・ムニエ 30%、ピノ・ノワール 30%
カヌレメモ
ルノーブル→ 1920年アルマン・ラファエル・グラゼールによって設立された、小規模のシャンパン・ハウス。
元々は、アルザスにてワイン商をしていたが、シャンパーニュ地方に移り住む。無名に近かったシャンパン・ハウスだが、
パーカーが比較的高い評価をしたことから、一躍知名度を高めた!
こちら、比較的個性あるシャンパーニュでしたので
その良さを、広く知っていただきたかったのでしょうね
乾杯のときのみならず
各々シャンパーニュと比較できるよう、会の間中ずっと用意してくださってましたよ
初っ端、酸のキツさに少々びっくり
時間を経ると、心地よい酸へと落ち着きました
飲み応えのある、しっかりとしたシャンパーニュとのことでしたが
比較的シャルドネ率が高いこともあるのでしょうか
骨太ながらも、やはりスッキリと!
なかなか好みのシャンパーニュでしたよ
今回はですね
お料理とのマリアージュも、ぜひぜひ注目していただきたい という、
強い意向もあったようですね
なので、おもしろかったですよ~
「和の皿」・「中華の皿」・「洋の皿」というように、お品書きにあり
それぞれのお料理が、盛り込んであるのです
1、和の皿
ホタテ・たまご・サーモンの手毬寿司
春菊とあさりの辛子酢味噌あえ
豆乳もち野菜あん
炙りカンパチ
大根なます
お正月らしい、美しさですね~
手毬寿司って、可愛くてテンションあがりますね
マリアージュもさることながら
ひとつひとつのお料理がとても丁寧で、うれしくなってしまいます
揚げ出しのおとうふかと思いきや・・・
もちもち食感の、豆乳もちだったのですよ
優しい味つけで、これっ!おいしかったです
どちらのシャンパーニュの方が、和のお料理と合いますでしょうか~
そんな想いも込めて、
次にやってきましたシャンパーニュは・・・
ジョゼ・ミシェル ブリュット トラディション
フランス・シャンパーニュ
ピノ・ムニエ 70%、シャルドネ 30%
カヌレメモ
1995年創業の比較的若い生産者。コクがあり優雅なシャンパーニュを目指すことから、
ピノ・ムニエを中心とする黒ぶどうの生産に力を入れる。RM!
こちらはですねぇ・・・
カヌレと致しましては
まったりして少々ひつこい(?)、ムニエの苦手とする要素を感じ取ってしまったような
まあ、いろんなシチュエーションで味わってみないと、わからないものですね
「和の皿」には
スッキリした要素も感じ取れました、ルノーブルとおいしくいただきましたよ
次にやってきましたシャンパーニュは、
ジョゼ・ミシェルとセパージュが似ていて、興味深いこちらです・・・
ムータルディエ ブリュット・カルト ドール
フランス・シャンパーニュ
ピノ・ムニエ 80%、シャルドネ 15%
カヌレメモ
シャンパーニュ地方南部、ヴァレ・ドュ・スーメランがムータルディエの本拠地。
高品質のピノ・ムニエを生産することで名高い中規模のメゾン。目指すのは、丸みのある「モダン・ムニエ」!
これまでにも、幾度か味わったことがあるハズ
ムータルディエの方が、若干ピノ・ムニエ率が高いのですね~
にも関わらず
とてもバランス良くて、まとまっているイメージです
まろやかで・・・おいしい
ムニエが使われているシャンパーニュの方が、より合うのでは?
そう思えるお料理がやってきましたよ
2、中華の皿
春巻き( 五香春巻 )
花切りイカとキュウリの生姜和え
鶏肉とカシューナッツの甘辛炒め( 官保鳥丁 )
中華のお料理は、シャンパーニュとは合わないとも言われますが
実際のとこ、いかがでしょう とのことだったのですね!
甘辛い味つけが、
ピノ・ムニエを含んでいるシャンパーニュと、おいしくいただけるような気がしまして
中華にシャンパーニュも、ものにより有りだなぁ~!
なんて印象でしたよ
フォカッチャとバケットなども、用意してくださってました
お次は、今回唯一のブラン・ド・ブランの登場です・・・
アンリ・ジロー エスプリ ブラン・ド・ブラン
フランス・シャンパーニュ
シャルドネ 100%
カヌレメモ
シャンパーニュ地方・アイ村に畑を持つメゾン。380年の歴史を持つ。
イギリス王室御用達で、ブラン・ド・ブランは2006年まで、日本未輸入だった。
薄~い色合いで美しい
泡もきめ細かくて、口当たりが素敵ですよ
ここのところ、ブラン・ド・ブラン、好きなようです~
スッキリいただけて、やはりおいしいですね
更には、次のお料理がやってきましたよ
3、洋の皿
エリンギ・ナス・ズッキーニのフリット
魚のポアレ ほうれん草のソース 根菜のカポナータ添え
一口ステーキ マッシュポテト添え
そう言えば・・・
ここまでくると、泡でお腹いっぱい&お料理でお腹いっぱいで
マリアージュのことを考えている余裕が、あんまりなかったのですけどね
最後のシャンパーニュで、上手くまとまった印象ですよ・・・
モエ・シャンドン ロゼ ミレジム 1999
フランス・シャンパーニュ
シャルドネ 31%、ピノ・ムニエ 22%、ピノ・ノワール 47%
年末 にノーマルのモエを味わった直後でしたので・・・
なかなか興味深かったですよ~
なによりも香りが素敵
エチケットも、少々重厚な感じですね
今リリースされているミレジメは、2002にヴィンテージのもの!ということでしたので
多少なりとも熟成が進んでいるのでしょうかね
洋の皿プラス、最後のお料理がやってきました
4、パスタ
ゴルゴンゾーラのペンネ
正直申しますと、赤ワインといただきたかったところではございますけどね
ロゼと共に・・・
おいしくいただきました
こんなにシャンパーニュの味わい比べができる機会も、
そうそうは無いですものね
今回ひと通り、シャンパーニュとのお食事を終えてみまして
↓
シャンパーニュとベストマリアージュするお料理を見つける というよりか・・・
クセの強すぎないシャンパーニュは、
どんなジャンルのお料理にも、邪魔をするというケースは少ないのかな
そんな感じの印象を受けましたよ
それぞれに個性を持つシャンパーニュ
お料理とのマリアージュなども頭に置きつつ・・・
これだけ味わい比べができて、とっても興味深いシャンパーニュパーティーでございました
2011年、素敵な幕開けですね!
魅力溢れる企画を、ありがとうございました