さてさて
前編 に引き続き、
≪真夏を楽しむワイン会♪≫ 後編を綴りたいと思います
ひとしきり、泡やら白、前菜などのお料理をいただいた後、
まず最初の赤ワインです
シャルム・シャンべルタン 1998
トラミエ・エ・フィス
フランス・ブルゴーニュ
こちら!ヨシリンさんが持ち寄ってくださったワイン
今回の会の数日前にメールでうかがい、
「ヨシリンさんが、ブルゴーニュ」と、カヌレびっくりしたのですよ~!
手元に届くまでの経緯をうかがいながら
「だから、皆さんと一緒のときに開けたかったんだぁ~」と。
ワインってそれぞれに想いがあって、やはりステキなモノですね
抜詮するのに、少々手間がかかったこちらのワインですが
やはり、香りが華やか~
充分古酒のイメージにはなっていましたが、
古めのピノがより好みなカヌレは、とっても大好きな味わいでした
グラスを空けたくなくて…
しばらくの間、このピノの香りと味わいに浸っていました
同じ年代くらいの、お次のワイン
その違いを楽しんでみようと、ほぼ同時に味わい始めてみました
シャトー・ローザン・セグラ 1994 (マルゴー2級)
フランス・ボルドー
カベルネ・ソーヴィニヨン 61%、メルロー 35%、カベルネ・フラン 2%、プティ・ヴェルド 2%
カヌレメモ
ちょうどこの年、1994年からシャネルが経営しているシャトー。
4年古いボルドーですが、ほんとしっかりした色合いでしたね
味わいはとても穏やかになっていて、
でもボルドーらしい、力強さも感じたイメージがあります
おそらく、開ける時期もベストだったのでは…
思わず、「おいしい~」とつぶやいてしまった、このボルドー。
とってもザックリしたくくりですが (この程度の解釈で、申し訳ない
)
強すぎないヴィンテージのこのくらいの年代のワイン、カヌレは好みなのかもしれません
さてさて
茶葉さんのお料理を、心待ちにしているところなのですが
あっこさん宅に到着するや否や、
早速茶葉さん、しばし固まってらっしゃいます
視線の先にあるのは、皆さまが持参してきたワインたち
これだけのお料理を作られるわけですから、
もちろん、ご自宅で下ごしらえを終えた状態でワイン会にいらっしゃてます
実際皆さまが集合してみるまで、どんなワインが集まってくるのか、
細かいところまでわからないところも、持ち寄りワイン会の面白いところですよね
集まったワインたちに合うように、
お料理の仕上げを、そこから微妙に変えて下さっているみたいですよ~
何が出来上がってくるのでしょう~。
オクラに黄色いズッキーニ
旬の夏野菜がたっぷり見えます
そして仕上げに取り掛かって
チーズを削るような道具に加え、冷蔵庫から和菓子の箱
いえいえ、そんなハズはない…
出来上がったのは、
茶葉さんお料理・一品目
スモークした穴子と夏野菜のフェデリーニ
穴子を燻製にした香りが、す・ご・い~
たまりませんよ~
穴子はご自分で燻製して、
一日置いて、さらに風味豊かに仕上げてあるようです
白に合うようにと、思案してこられたお料理のようですが、
この時点で、皆さん赤に移行してます
今回のこのお料理は、赤ワインに合うように発酵バターの量を加減して、
微妙に調節されたそうです
一品一品のお料理もさることながら、
ご自分が用意してきたお料理の、出す順番も、この日は変更なさってました
(パスタが一品目にくること、これまではあまりなかったですモンね)
おいしい~
発酵バターのお陰で、少しクリーミーに仕上がっているからか、
赤ワインと、とってもおいしくいただきました
そうそう!
例の和菓子の箱 とは…そんなはずなくカラスミで、
微妙な塩気はカラスミを削って、調節してらっしゃいました~
魚卵アレルギーのカヌレは、哀しいことに大好きなカラスミは食べられないですが…
その分、香りも味も豊かな穴子を増量してくださったりして!
ちゃっかり、うれしい思いをしちゃったかも~
さてさて
トマトをこよなく愛する、あっこさん
いろんな品種のトマトが、大集合してるのですよ~
これ以外にも、クミン入りのチーズと共にピンチョスにしたトマトなど…
種類豊富に用意してくださってました
こちらは、「フージェル」というフランスの白カビのチーズ
白いちぢくや、なんと柿のドライフルーツと盛り沢山
お次のワインは、前半にデキャンタしてくださっていたボルドーです
シャトー・ラ・フルール・ペトリュス 2007 (ポムロール)
フランス・ボルドー
メルロー 85%、カベルネ・フラン 15%
カヌレメモ
シャトー・ぺトリュスとシャトー・ラフルールの間に位地することから由来して→シャトー・ラ・フルール・ペトリュス。
この前の二つが、熟成を経たものであったからか…
まず、甘い!濃くて元気という印象を受けた記憶が…
けれどもこの辺りから、若干味わいの記憶が微妙です
ちゃんともっと、味わっていただきたかった
年月を経たら、こちらはどんな変化をしていくのだろう と想像してました!
さてさて
茶葉さんが、次のお料理に取り掛かってます
うわぁ~!またまた美しい…
カヌレ含め、女性陣
すっかりおしゃべりに夢中になっておりましたが…
その間、
ヤツを!長~いまんまで、オーブン焼きにしてらっしゃったらしい
茶葉さんお料理・二品目
太刀魚のオーブン焼き・バーニャカウダのソース
これはまた!美しい~
モザイク状に敷いたパプリカの上に、ふっくら焼き上がった太刀魚です
えっ 茶葉さん…
太刀魚の上のソースがバーニャカウダのソースで、
お皿のソースは、ジェノベーゼ仕立てのようなソースに仕上げてらっしゃったんですよね
松の実を使って仕上げる場合が多いところ、
今回は松の実でなく、ピスタチオをローストしてソースを仕上げたと、おっしゃってました。
とにかく太刀魚がふわふわで、めちゃくちゃおいしかったんです~
さらにソースをつけていただきながら
やっぱり松の実を使うより油っぽさを感じず、
より太刀魚のおいしさが伝わってくるものなんだな~!と、しみじみ味わいながらいただきました
まあ~、お料理の詳しい内容は、茶葉さんのところ
まで
美しい写真と共に、
思わず、ため息が出そうなお料理の数々が見られます
お忙しい最中ですので、
「今回のワイン会のお料理の記録は、いつの日やら」 ですけどね…
毎回、至福のお料理をいただいてます
お次のワインは…
シャトーヌフ・デュ・パプ 2003/ギガル
フランス・ローヌ
グルナッシュ 50%、シラー種、ムールヴェードル種、その他で50%
こちらは、よくよく覚えておりますよ~
なぜなら、カヌレのお姉ちゃんの口から、
「もう~!ここのこころ、ヌフパプに出逢える率、めっきり減ったよ~」
という嘆きを、よく聞いていたのです
そのヌフパプとは…
もしかしたら、初めて味わったのかもしれません
濃い味わいだけれど、まろやかで
ちょっと南の、元気なぶどうをイメージしていたけれど、優しくて
おいしい~!こちらも大好きなワインでした
(こちらも、「かえさんが、ヌフ・デュ・パプ」と、びっくり!)
お料理の間に、あっこさんが用意してくださった、
つぶつぶ岩塩が入ったプレッツェル
ハーブが入ったクラッカー
新鮮なお野菜たっぷり
チーズや食べラーまで、トッピング山盛りのサラダ
茶葉さんお料理・三品目
冬瓜のテールスープ
優しい~
テールなんて、口の中でほろっと崩れてしまいました
ダシがたっぷりと出た、優しいシンプルな素材のスープに癒されます
最後の赤ワインは…
イタリア・ヴェネト
コルヴィーナ 50%、ロンディネッラ 30%、モリナーラ 5%、カベルネ、サンジョベーゼで15%
これまでにも個性があるワインが続いたので、
ラルコ、新鮮な状態のときに味わってみた~いと、思っていたのですが、
テールスープが優しいお料理でしたので、
こちらの順番で、良かったのかもしれませんね
今回もこんな感じで、
おいしいお料理とワインを、すっかり満喫いたしました
やはり落ち着いて、皆さんと語り合えるホームパーティーならでは!でしょうか…
こちらのワイン会、話がとっても盛り上がります
ゆうくんのデザート盛り合わせと、デザートワイン飲み比べ
またまた、綴らせていただきますね
(カヌレ、ひつこい…)