広島の本格イタリア料理店&ワイン店、6店舗が夢のコラボレーション、第2弾!
やはり、とてつもなく豪華なメンバーですね!
場所は西区のピッツェリア ナプルさん。下記のように4つの時間帯に分かれてスタートです。
③18:00~の会に参加しましたが、もちろん満員!かなり賑わってます
ちょっと見えにくいですが、下のようなメニューが用意されています。
結婚式の席次表のような形状のもの!ウキウキしてきますねぇ~
よくよく見ると、パンに至るまで、各々お料理に合わせたものが用意されているんです
例えば、前菜のところに近寄ってみます!
お気付きになりましたか~
前菜だけでも、4店舗全ての競演です!(もちろん、前菜用に選ばれたパンも)
そして、どこのシェフのお料理か一目でわかるように、ちゃ~んと記載されてます
それでは~
*Antipastimisto*
わかりやすく、手前右、葉で包まれているお魚のお料理から時計回りに
瀬戸内鮮魚のレモン葉蒸し ソレント風…N
トマトの広島地鶏とポルチーニのリゾット詰め オーブン焼き…L
秋刀魚のコンフィーをトリフと茄子のタップナードで…M
広島和牛モモ肉のタルタル 世羅産キノコのトリフォラート添え…A
<前菜4種盛り>に合わせてあるワイン
ヴィッラ フランチャコルタ “ディアマンテ”
パ ドセ ミレジマート 2002
ロンバルディア州
前菜の時点で、各々シェフの個性が既に発揮されてます!
前菜の途中でワインが無くなり、次をいただこうとすると…
「出来れば、出来れば、ちょっと待ってください!」と村井シェフ。
次は、村井シェフ担当の<パスタ>です。
そうでした~! 先週、アユートを訪れた際、
「今回のイベントのパスタは、ワインとのマリアージュを考えて、
ちょっと、冒険したかも~!」とおっしゃってたのです。
今回とても興味深いのが、ワインが先に決まり、ワインに合わせてシェフがお料理を考えた!というところです。
*Primi*
広島菜を練り込んだスパッツェレ ディルの香りのサルサ カラマーリ…A
<パスタ>に合わせてあるワイン
マテオ コレッジア ロエロ アルネイス 2007
ピエモンテ州
えっ~!
最初にワインだけいただいた時、お料理と共にいただいた時、
ワインの印象がかなり変わりました!凄い!
いただいた後、「ロエロ アルネイスはイカなどのさっぱりした
食材と合わせることが多いのですか?」と村井シェフに
聞いてみました。
すると、「ピエモンテのワインだから、どちらかと言えばトリュフや
チーズなどを使った、主張のある素材の方が多いです!」と。
じゃあ、なぜ
「メニュー全体を見たときに、前菜・メイン問わず、主張のある濃いお料理が多かった。
それにお野菜の比率が少なかったんですよね。だから野菜やイカとか、さっぱりした食材を使った上で、
ロエロ アルネイスと合わせてみたかったんですよ~!」 ということでした~
つまり、先週おっしゃってた「冒険」とは、そういうことだったのですね。
ハナワインさんによると、村井シェフはこのロエロ アルネイスをまず3本、持って帰られたとのこと。
研究に研究を重ねてらっしゃる姿が目に浮かびます
*Primi*
庄原のイノシシのサルシッチャのピッツァ…N
ラ コッリーナ ランブルスコ デル クアレジーモ 2006
エミリア・ロマーニャ州
ピッツァ、15年ぶりに食べました。申し訳ありませんでした
カウンター席の私の前には、大きな窯があります。
生地を伸ばして、窯に入れられるところから、目の前で見てる
んですもんね!やはり華やか!楽しいです
このランブルスコ、ワインだけいただいたときは、結構ガツンと
していて、3杯目でこれだと、どうしよう…と思ってたのです。
ピッツァといただいて、これまたビックリ
モッツァレラが一度スモークされていること&イノシシの主張。
これぞまさに、ワインがお料理をより引き立ててました!
*Secondi*
宮島産あなごと洋なしのインヴォルティーニ モノトーンソース…L
ジュゼッベ ルッソ エトナ ロッソ “サンロレンツォ” 2006
シチリア州
こちら、黒も白もバルサミコ酢。
白いバルサミコ酢の存在初めて知りました。
こちら、先ほどのランブルスコに比べると、
重くない綺麗な赤です。
あなご+洋なしの甘み+赤ワイン…単純ではないです。
*Secondi*
<肉料理>
幻想ポークのストラコット 松茸とフォアグラ添え…M
<肉料理>に合わせてあるワイン
二種類用意されてます!
マッサ ベッキア ビアンコ 2005
トスカーナ州
お料理が来る前に、ビアンコの方を先にいただいてました。
なかなか癖があり、よく樽熟成されたワインという事ですが、
私はこの癖、好きです
肉料理は「4種類の内臓」が煮込んであるお料理でした。
ストラコットというのは、煮込み料理の総称とのこと。
内臓というと、最初から敬遠される方が多いので、
あえてメニューには載せませんでした、と宮川シェフ。
フォアグラをいただくと、ロザートがおいしい!
ロザートの方は肉料理とおいしくいただき、
ビアンコの残りは、肉料理に合わせてあったパンとよく合い、
おいしくいただきました!
マッサ ベッキア ロザート 2005
トスカーナ州
*Dolci*
わかりやすく、手前右、大きなブリオッシュから時計回りに
ナポリの定番デザート ババ…N
ボネ アユート風…A
栗のセミフレッドと柿のジェラート アマレット風味…M
イチジクのミニカンノーリ…L
ババ→初めて出会ったので衝撃的でした
「現地の方は、こんなに大きな量を召し上がるのですか?」とシェフに聞いてみたところ、
こちらの量は半分ですよ~!とおっしゃってました。
デザートの一皿も、各々シェフの個性が発揮されてました!
このステキな一日に参加させていただいて実感したこと…。
イタリアンの食事のときって、ほぼ間違いなくみなさん笑顔だな
そして、こんなこと実感しながら食事している場合ではないのですが…
師弟関係の素晴らしさに感動しました
今回は最初から最後まで、こんなに真剣にお料理をいただいて、
こんなに真剣にワインを飲みました! う~ん、楽しかった
普段からよく行くお店のお料理、今回初めていただくお店のお料理問わず、
なんとも贅沢な食事をいただいて、まさに至福のひとときでした
ごちそうさまでした
そして今回も、わかりやすくワインの説明をしていただいて、
ハナワインさん、いつもありがとうございます!
お店を出て、嬉しい再会がありましたよ~
ハナワインでのイタリアワインセミナーでご一緒していたご夫婦。
さらに驚いたことに、別の方向から「ヘラクレスの奥さん~」と声を掛けれました!
ヘラクレスの妻でいいです!再会の方が嬉しいですものね