『お盆だけど、特別感はない。だって、いつでも あの子はそばにいるし、いつでもつながることができるから。』
という想いを持っていらっしゃる方が多いように思います。
本当に、私もそう感じます。
では、お盆に亡くなった人が帰ってくるというのは、どういう意味なんだろう? と考えてみました。
おそらく、亡くなった人が帰ってくるためには、あちらの世界の人の『帰って来たい』という想いと、
こちらの世界の人の『帰って来て欲しい』という想いの両方が必要なのではないか?と思います。
子どもを亡くした母親というのは、ほとんどすべての時間、心の中で亡くなった子どものことを考えていると思います。
だから、亡くなった子どもたちは、こちらに帰って来たいと思えば、いつでも帰って来ることができます。
ですが、忙しい日常生活の中で、ご先祖様 のことを考えている人というのは、あまりいないように思います。
そうすると、ご先祖様たちは帰って来たいと思っても、なかなか帰って来ることができません。
なので、せめてお盆の時期だけは、みんなで一斉にご先祖様のことを考えましょう。
この時期だけは、ご先祖様が帰って来られるように、ご先祖様のことを思い出しましょう。
という時期なのかな???なんて・・・
昨日、ご先祖様に向けて般若心経を唱えていたら、急に涙が出てきました。
私は全然信心深くなくて、ご先祖様に対しても、特に思い入れもないのに。
もしかしたら、帰って来たご先祖様の涙なのかな?と思いました。
私が 百花に会いたくてたまらないように、ご先祖様たちも、子孫である私たちに会いたくて会いたくてたまらないのかもしれない・・・
そう思うと、顔も見たことのない ご先祖様が急に身近に感じられました。
この世に未練があるから帰って来たいのではなく、ただただ愛する子孫に会いたいから。
だから、帰って来たいのかも知れない、と。
去年までは、私にとって、お盆は百花のため だけの日々だったのですが、今年は、ようやく百花だけではなく、少しは ご先祖様のことも考える余裕ができました。
今年はご先祖様にも、百花と一緒に、たくさんおいしいものを食べて帰って欲しいです
![](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)