はじめてのフィジカルアセスメント
発行:メヂカルフレンド(2009年12月)
定価:2,730円
本のしくみ:B5判/198頁
オールカラーでまとめられた入門的な1冊。
写真とイラストによる解説で、写真も多用している。
また解説中に「〈図○-○〉を参照」と、図や写真と対比しやすい。
この辺りは、なかなか読みやすかった。
看護学生を中心読者に置いているようで、
まずは「バイタルサインの基本」についてわかりやすく解説。
(看護師向け書籍レビューなのにね、セレクト間違えたかな…?)
その後、「臓器別のフィジカルアセスメント」の解説へと続く。
フィジカルアセスメント自体は経験を積んでもなかなか難しい技術だから、
まず学生はきちんとバイタルを測れるようになろう、
というコンセプトは導入としてはよいのかも。
また、解剖的な基礎知識についてもイラストで丁寧に解説してあり、
体を理解しながらアセスメントの目的や方法をイメージできる。
それぞれのフィジカルアセスメントの方法論を学んだあとに、
まとめとして文章で「正常の場合だと…」と触れ、
その下にポイントとして「異常所見」を示している。
文章を読むのが苦手なフィリップ的には、できれば「正常」と「異常」ともに、
箇条書きか何かで対比できるようにまとめてあると見やすかったかな。
全体的にみると、看護師はここまでしっていれば十分かな、というコンセプト。
それでも現場で使えるかっていうと厳しいだろうね。
小難しい解説や解剖的なエビデンスはそれほど深めていない。
その点で臨床での知識や技術については物足りなさもあるが、
看護学生が知っておきたいことは十分入っているかな。
看護学生向きの入門書としては、フィリップ的には推したい1冊だ。
フィリップの結論「看護学生ならこれを買っても損はない」
総合評価
10点満点中6点★★★★★★☆☆☆☆
(ただし看護学生を対象とした場合)
