プチナース10月号
発行:照林社
定価:1,000円
看護学生誌ではNo.1の雑誌。
でも実は看護学生専門の雑誌としては、
このプチナースとクリニカルスタディ(メジカルフレンド社)の2誌しかない…。
だから、やはり特集ごとに購入を考えたい。
もちろん定期購読のメリットもたくさんあるけど。
見た目も誌面も「明るく」「可愛く」それでいて「特集は王道」といった優等生的雑誌。
買って損はないが、ただまじめ過ぎて面白みに欠ける一面もある。
国試は予備校、その他の情報はインターネットという中で、
看護学生誌自体の必要性が問われているのでは?
100頁のボリューム、多くの連載を抱えるが、
若干薄く(厚さも内容も)感じてしまうのはフィリップだけか。
10月号評価
特集名は「複数患者のアセスメント・ケアはこうする!統合実習ガイド」。
いよいよスタートの統合分野実習についてのタイムリーな特集。
「複数患者受け持ち実習」「夜間実習」「看護管理実習」という統合実習の3つの柱を解説。
特集は16頁となかなかのボリューム。パート1~3の3部構成。
パート1は「統合実習とは何」。導入なのでさらっと読めばそれで終わり。
パート2は「誌上体験。これが統合実習だ!」。
こちらは、統合実習で出会うような場面をマンガで紹介し、統合実習ってどんなもの?
を実際に感じてもらおうという企画。
マンガの中で、場面ごとのワンポイントアドバイスが入っている。
パート1・2については、まあ、オリエンテーションとかで触れそうな内容。
一度読めば十分かな。
パート3が「こんなときどうする?統合実習でよくあるシーン別対応法」で、
これがタイトル的にも学生が一番見たいのでは?
こちらもパート2同様にマンガで導入の後、その場面での対応法を選択式の
クイズのような形式で応えるもの。
正直、よく考えれば「そうだろうなあ」という答だけど、
事例別対応法という視点はわるくない。
でも事例4つしかないんだよね。残念。
このパート3がメインだったらよかったのになあ、とフィリップは思いました。
あと、この特集、なんかいきなり終わってしまいました。
なんか、特集のまとめ的なことを期待してしまったよ…。
それから、10月号には付録が付いている。
その名も「実習に強くなる本」。
28頁の小冊子でけっこうボリュームあり。
フィリップは、この付録はなかなか気に入った。
実習記録について、「自身の性格(タイプ)別の書き方のポイント」や
「実習記録の書き方の黄金ルール」などツボを押さえた要点を示していたり、
「対象別コミュニケーションの鉄則」や「患者向けパンフレット&ポスターのつくり方」、
「指導ナースとうまくいく20の法則」などなど充実している。
もちろん、どれもワンポイントアドバイス的だけど付録としては十分。
こちらが特集の方がよかったんじゃない?という感想になりました…。
今月の評価
10点満点中7点★★★★★★★☆☆☆
お買い得感
「統合実習が心配だから読んでおこう」くらいならそこまでお買い得感がないかも。
オリエンテーションなどで十分イメージできると思う。
買うとしたら統合実習が直前でとりあえずいろいろ知っておきたいという学生さんかな。
付録の「実習に強くなる」は、1~2年生なら持っておいてもよいかな。
付録としてはなかなか手が込んでいると思うよ、フィリップは。
そのほか、看護学生の人間関係の悩みをカウンセリングしたり、
まあ、いろいろと充実しているから10月号は損しないかな。
つけたし
個人的には、「学生のうちになにも看護管理を体験しなくても」と思うよ。
小中学生のお仕事体験じゃあるまいし。
学生のうちには他に学ばないといけないことがたくさんあるし、
あれもこれもやっている余裕はないと思うんだけど、大変だよね、今の看護学生さんは。
