さわ研究所編 これで完璧!看護国試過去問完全攻略集 2012年版 | フィリップの看護のブログ-看護雑誌と書籍を批評

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これで完璧!看護師国試 過去問完全攻略集

発行:さわ研究所(出版社は啓明書房)

定価:6,510

本のしくみ:B5判/1554頁(全巻分)/分冊式(問題編6巻+解答編6巻=12巻)

問題数:3,200

収録年数:16年分

付録:なし


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本の内容は?

「系統別成人看護」「基礎看護」「精神」「母性」「小児」「在宅・老年・社会保障」の6分野をそれぞれ問題集編と解答編に分け、6巻×2の全部で12分冊。過去16年の過去問からセレクトした3,200問という圧倒的な問題数を誇り、ひたすら問題を解き、量をこなしながら解き方のコツや、出題傾向をつかんでいくタイプの問題集。エネルギッシュな講義が評判のさわ研究所らしさは残念ながら誌面には表れていない。解説もレイアウトもいたってシンプルで、安っぽく、さわ研究所の講義のための指定教材にしか思えない。

選択肢ごとに解説は入れているが、やはりいたって簡略的。1色刷り(モノクロ)で、イラスト・図表ともに、「コピー?」と思わせるレベルも多い。

分冊で持ち運べるというのも売りの1つのようだが、問題を解き、解答は別冊、という点が結構手間。

内容には直接関係はないかもしれないが、出版社が手がける「商品としての本」という点ではクオリティは高くない。学会誌やら文集のようなものをイメージしてもらうとよいだろう。

とはいえ、膨大な問題数は、単価からすれば類書を凌駕する。何度も模擬試験を受けるよりはお得といえる。ひたすら取組み、わからないところ、間違ったところは教科書やら参考書で調べて自己学習するにはよいか。もちろん、そんな時間や手間がなかなかかけられないからこそ、わかりやすい問題集や予備校が受け入れられているんだと思うけど…。


ポイントは?

●プール制(過去問題の中から良問をプールしていき、再度出題することで、年度による出題レベルにばらつきがでないようにする)の中で、過去問を重視し、16年分から3,200問をセレクト。類書をはるかに凌駕する問題数が売り。

●似たような問題は、合わせて解けるように続けて配置。


ここに注意!

●「基礎医学とかなくない?」と思いきや、系統別成人看護の巻に「人体の構造と機能」や「疾病の成り立ちと回復の促進」が入っている。

●モノクロの頁構成で、安っぽい。お金かけているように見えないけど、結構高い。

●さわ研究所のガイダンスや講義を受けたりするとほぼ購入を薦められるみたい。雰囲気に圧倒されて購入する人も多いみたいだけど冷静に!「これを買えば受かる!」なんてものはないのだから、自分に合った教材をセレクトして!しかし、講義とセットで販売し、儲けているのだろうね。

こんな人にオススメ!

●さわ研究所の講義がわかりやすい!講義は絶対受ける!

●ひたすら模試的に問題を解き、わからないところは自分で調べ、学習を継続できる精神力の持ち主。

※というか、これくらいしかオススメできないかな。もちろん、「さわ研究所」自体を否定しているわけではなく、あくまでも「本」としての正直な評価。


本書の評価

10点満点中2点★★☆☆☆☆☆☆☆☆