ナースも命がけ | nurseredcatのブログ

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2014年に実際に起きた出来事の動画をみてください。患者さんが暴れてナースステーションで鉄の棒を振り回してナースを殴っています。残念なことに、こういう暴力は病院でしょっちゅう起きています。薬、感染の影響、アル中の禁断症状やボケなどで頭が混乱している患者さんだけでなく、患者さんの家族が暴力をしてくるケースもあり、アメリカでは2時間にナースが1人、仕事場で暴力をふられていると言われています。

 

私の友達の看護助手の男性は、自殺未遂の患者さんのケアをしていた時に、目にパンチをされて失明しました。6か月間色々と治療をしてぼんやりと見えるようになりましたが、結局退職してしまいました。私もけられ、ひっかかれ、唾をかけられ、歩行器やフォークなどの物を投げつけられ。。一度は、"それ以上近づいてきたらうつわよ!”と術後の廃液管を銃のように構えたおばあちゃんと対戦したこともあります。そのおばあちゃんは結局発射してきましたが、こっちはフル装備で向かっていったので無事に押さえつけることができました。精神病の薬を2-3日取ってなかった患者さんが大暴れして、警備員を含めた6人で押させつけて唾とび防止のネットを顔に被せ、足の太ももに精神安定剤を注射したこともあります。

 

銃社会のアメリカ。よく学校での銃乱射事件が問題になっていますが、病院でも起きています。ほとんどの病院には金属探知機がありません。だから一般の人がアーミーナイフや銃を持って入ってこれてしまいます。病院では定期的に人を静ませるテクニックや銃対策の練習をします。まずは相手の動作、行動をよく見ること。イライラして行ったり来たりしてたり、声が荒くなってきたら、口論しないこと。ゆっくり、声を低く話し、距離を置くこと。絶対に逃げ道を作っておくこと。背中を向けないこと、などです。もし相手が銃を持っていたら、逃げる、隠れる、戦うのどれかをしますが、やっぱり自分の患者さんを見捨てて逃げたり隠れたりっていうのにはすごい抵抗があります。患者さんは殺されても一人だけど、ナースが殺されたら何人にも影響があるかららしいです。しかも隠れると言ってもうちの病棟、各部屋のドアは外開きで鍵がないから、鍵がある逃げ場が1-2部屋くらいしかないんですよね。いざとなったら寝ている患者さんのベッドをドアのバリケードにしろっていうけど、それって人道的にできないでしょう。あと、鍵がある部屋で隠れていて、知っている人が“開けて”って言っても開けちゃだめだそうです。犯人がそういわせている可能性があるからだとか。私だったら開けちゃいそうなのですぐに殺されるパターンだろうな。。

 

そして最後は戦うこと。病院にはメス、ハサミ、注射器など色々な凶器がありますが、一番いい凶器は消火器。遠くまで噴射できるし、底は重く固いのでそれで相手を叩きのめすといいらしいとか。そんな状況にはなりたくないなー。それよりか銃の規制をもっと厳しくしてください。