こんにちは☆
今年のクリスマスイブは準夜で
手当を稼いだよこやんです
気づけばもう年末。。。
ついこの間、
新型インフルで臨死体験をしたと思っていたのに、
もうあれから1年も経ったと思うと、時間の流れの
早さを実感します
この時期になると、
思い出したかのようにいたるところで耳にする『第9』。
正式にはベートヴェン交響曲第9番《合唱》
日本において、
『第9』が年末の風物詩のようになった背景には、
戦後、多くのアマチュア楽団が年末の資金難を乗り越えるために
この時期に『第9』演奏会を行ったことがきっかけと言われています
ちなみに、海外ではそういう習慣はないそうです
よこやんは、最近ハマっている福山雅治やいきものがかりを始めとした
J-POPに限らずクラシック音楽も好きで、中でもベートーヴェンは特にお気に入りでソロ、協奏曲、交響曲とかなりの曲を聴きこんできました
そのベートーヴェンの中でも『第9』は、
中学・高校の頃にプロオーケストラの後ろで歌わせてもらう機会があってからフリークになってしまい、あらゆる年代、オーケストラ、指揮者の演奏レコードやCDを聴きまくってきました
今手元にある音源はなかなかレアなもので、
レコード盤は
1942年のヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。
敗戦前のベルリンで録音されたヒトラー生誕前夜祭演奏会という曰く付きの音源
CD盤は
1976年・77年録音のヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。
カラヤンの最も脂ののった時代の音源
どの時代においても、
基本的には同じ楽譜で演奏されているはずなのに
指揮者や楽団、合唱団によって全く表情の違う演奏になるところに、
聴き比べの面白みがあります
普段、テレビでは第4楽章の合唱しか流れていませんが
第9はやっぱり第1楽章から第4楽章のクライマックスまで、約70分を通して聴いてこそ
ベートヴェンが30年以上を費やして作曲した背景にあるドラマが見えてきます
近代ヨーロッパの民主化運動に始まり、
時にはファシズムに利用されながらも演奏され続け、
初演から180年を過ぎた現在では、EUの国歌に選ばれるなど
再び民主化の象徴としてメッセージを発し続けている『第9』
そんな背景と歌詞の内容を踏まえて聴くと、
なかなか面白く、考えされられる楽曲です
今日はちょっとマニアックで哲学的な内容でお届けしました