砂上の賃貸 -8ページ目

サークルクラッシャーに関するちょっとしたエントリ

最近一部でちょこちょこ使われているサークルクラッシャーについてのちょっとしたエントリです。内容短め、説明不十分気味ですがご容赦を。

他人の脳内の人がサークルクラッシャーの概念について異議を唱えていて、ま、これも中二病関連と同じで、自己体験があって実感を持って自虐的に楽しめる人とそうでない人で温度差が激しくなりやすい言葉だとは思うのですが、コメント欄に


男に何の権利があって「女性が節度ある行動をとること」を願えるのか

と書いているので、それについて一言。

帰りの電車で「まだ降りないで一緒に乗っててよ」とか言って中野駅下車の人を6駅先の三鷹駅まで毎回付き合わせたり、何の用事もなく「何かさびしくって」とか電話(しかも当時は携帯なんて普及していなかったからイエ電)してきておいて、いざ勇気を出して告白したら実際のところ何の恋愛感情も持っていなくて、後押ししてくれていた友達もびっくり!(だけどニヤニヤ。こんちくしょう。)というような女性には、頼むから節度を守って!と心から願わずにいられないです。経験談かどうかは秘密ですが、まあ察してください。日本の伝統には察しの美学というやつが以下略ってことです。

ちなみに僕は十代後半くらいから「サークルクラッシャーに弱い」というパラメータが点灯しています。ここら辺は追及すればたぶん色々(自分にとっていやーな趣向が)わかりそうなのですが、もう寝るのでしません。気が向いたら書くかもしれないですが、たぶんしません。おやすみなさい。

<2005/4/20 18:10 追記>

ちなみにこの女性によって集団崩壊はしませんでしたが(男女比率が比較的近かったこともあったし)、彼女をめぐって争奪戦を繰り広げた男性約3名の間でひきつった愛想笑いと当たり障りのない会話と気まずい沈黙が飛び交ったらしいです。さらにちなみに、彼女のハートを射止めた男は最後に出馬して、「タッチ」全巻貸したことが最大のきっかけとなって勝利したらしいです。なめんな。

三国志大戦を始めてしまった……

Zガンダムを最後にもういい加減ゲーセンからは卒業するつもりだったのに、某隊長のエントリに興味ひかれて、さらにアケ板@2chでのスレの伸びにひかれて、ついうっかり三国志大戦を始めてしまいました。思い起こせば10万円超レベルで金をつぎ込んで廃人プレイしたゲームはスト2、バーチャ、ビーマニ、DOC、ガンダムを始めとして数多くありますが、またしてもやらかしてしまいそうで不安でなりません。まあ、真の廃人は一つのゲームの一つのバージョンに100万単位ぶち込んでいるから、それに比べれば可愛いものですが。ていうかDOCで懲りて、カードものだけは二度と手を出すまいと思っていたのに。無念。

で、まずは500円のスターターパックを購入。魏デッキをゲット。蒼天航路好きとしてはまず順調な出だし。チュートリアルをさくさく進めて基本を覚え、いよいよ全国対戦に突入、するが最初は相手が見つからず二戦ほどCOM戦。もちろん勝利。そしてついに対人戦。なんかよくわからないまま勝利。あれ、俺ひょっとしてセンスある?ここでガンダムの知り合いがいたら「はいかんちがーい」とツッコミを入れていただろうが、勘違いパワーを発揮しつつ次の対人戦へ。

…あっさり敗北。もうよく覚えていないが、余裕の判定負け。さらに次の対戦では、何でこのレベルでそんなに整っているんですかと言いたくなるような美しいまでの柵と弓矢軍団の前にレイープ状態。あれ、たぶん初心者狩りだ、きっとそうだ。俺初心者だし、狩られたし、間違いない、初心者狩り。もちろん負け惜しみ。

その後、少しずつ増えてくるカードを加えたり外したり、さっきの弓矢軍団に負けたことをきっかけに俺も弓矢軍団作ろうかなとやってみて失敗したりで一進一退。ちょっとZガンダムDXに退避して頭を冷やしつつ対策を練る。つもりがなんか普通に熱中。家庭用持っているくせに。通信対戦もやってるのに。ていうかアッシマーのごんぶと一発でガザCの体力半分以上持っていかれるとさすがに焦る。ダメージレベル高杉。

そんなこんなで気分転換を済ませて、再び三国志大戦へ。とりあえず俺はどんなゲームでもガン攻め上等の突っ込み厨なところがあるから、もう少し冷静にじっくり待ち気味に戦うことを心がける。心がけだけ。

しかし相変わらず対戦成績は五分に届かずというところ。どうにも連勝できない。時間切れ判定で勝ったと思ったら変なクソ小娘がわけのわからない呪文唱えて城にテポドン落っことして逆転負けとかもうマジ泣ける。そしてゲットしたカードは早くも三枚目の沙摩柯。お前ふざけんな。漢字変換しづらいぞ。南蛮ごときが。この辺ですでに萎え気味。デビュー初日にして引退の二文字が脳裏をよぎる。

そしてまたも一つ勝って一つ負けて終了。いよいよ萎えてきたら、そこで出てきたカードがレアの左慈とスーパーレアの張角。うは、これは初心者引き留め策ってやつですか。最初のプレイでもレア孫権が出たし、カード運だけはいいのかもしれない。これでがぜんやる気アップ。何より左慈のイラストがよい。どう見てもこれ、m9(^Д^)プギャーにしか見えない。

さっそく左慈を組み込んでデッキ調整。伏兵が決まる決まる。あるときなんて滝くんばりのライン際伏兵で一人ひっそりと城壁に張り付いて、どさくさにまぎれて城攻めしたら、相手気づかなかったのかそのまま放置されて勝つし。もうまさしくm9(^Д^)プギャー

そんなこんなで最後はようやく三連勝を果たして、対人成績の貯金を1にして充実の帰路に着きました。たぶん7勝6敗かそのくらい。ていうか今日だけでカードが21枚になっとる。スターターが4枚だから、17ゲームもやったのか。1プレイ300円。1勝で1プレイ250円計算。2連勝で200円計算。どう計算しても……使いすぎ。やっぱり早いうちに引退しよっと。

現在一軍の方々

夏侯惇 コスト2.5 騎兵 武力8 知力6
惇兄。とりあえず主力。突っ込んだり守ったりと常に大忙し。敵がみんなくたびれたころにおもむろに強化戦法を発動させて城門に突撃することが多い。

張合β コスト2 攻城兵 武力7 知力5
[合β]は漢字が出ないので当て字。城攻めのエースとも言える攻城兵だが、我が軍には槍がいないのでその代わりとして露払いを務めて戦場の中央あたりで撃沈すること多し。でも強い。

左慈 コスト1.5 歩兵 武力1 知力8
エース。まずは滝くんばりのライン際伏兵。場合によっては敵の主力に踏ませて「ジャーン、ジャーン、げぇっ!左慈!」と言わせる。死んでも復活早いし、変化の術も強いし、かなり万能。

李典 コスト1 弓兵 武力3 知力7
字がマンセーで有名な人。主に守備。夏侯惇や張合βの後ろを恐る恐るついていったりもする。城攻め部隊のサポートとして活躍することもある。郭皇后と交換してもいいかも。

劉曄 コスト1 騎兵 武力1 知力6
その機動力を生かして守備・足止めとして活用。ちょっとした敵なら李典とこいつだけでけっこう守れる。今のところ一番の二軍落ち候補。

作者わりと回復しました

日曜日にとても古びた歯医者にたどり着き、お年寄りのありがたい話をいっぱい聞かせていただいてお薬をもらい、翌日、評判のやたら良いえらく近代的な歯医者に行き、丁寧かつ詳細な説明を受けてお薬をもらい、とりあえず元気になりつつあります。ちなみに親知らずを衛生的観点からいずれ抜くことになりそうです。「たいしたことないですよ」と言ってはいたが、怖。

何はともあれ、心配していただいた方々には心から感謝します。コメントくれた人だけでなくて、心の中で一瞬でも心配に思ってくれた人も含めてね。

作者急病のためぐったりしております

奥歯の隙間からバイ菌が入ってすさまじく腫れて食欲もほとんどない状態で伏せっております。

明日くらいには何とか更新したいですが痛みのあまり気力皆無なのでしばらくお待ちください。

月曜日になっても痛み治まらなかったら歯医者行くか……。

広大なデータベースの地平における無邪気な積木遊びとしてのオレンジレンジ

タイトルはロキノン風(笑)

前々回の、パクリについてのエントリで、オレンジレンジは知らないって書いたんですが、まあ、元々興味なかったし、パクリ議論も興味なかったから本当に知らなかったんですよ。んで、昨日のことなんですが、渋谷系@はてな経由で、パクリ検証サイトがupしている検証用mp3(http://www.geocities.jp/aqweb00/tsumeawase3.mp3  直リンク不可っぽいのでコピー&ペーストで。曲リストはこちらに)を聞いたわけですが。

ヤベェ!むしろカッコいいよ!これ!いやマジで!!

このmp3を作った人の真意はまあどちらかと言うとネガティブなものだったのかもしれないけれど、むしろこれ、オレンジレンジのいいプロモーションになっている気がするくらいです。なんつうか、元ネタっぽいのが3つや4つ程度あったというのならともかく、これだけ大量にあると、その量に圧倒されて、褒めちぎりたくなる気分。たぶん偶然似ているだけのもあるだろうけど(Queenの"Back Chat"のとかありふれたフレーズだし)、偶然と言わず全部意図的だと言い張って欲しいですわ。そしてこの先ももっとやれ、どんどんやれ、検証サイトも検証続けてmp3もっと増やしてくれ。聴いてて楽しいし得るところあるから(笑)

何だろうなあ、前々回のエントリでは、膨大なコンテンツの中から点と点を結びつけて教養の糸を繋げていくような楽しみを説いたわけですが、そうやって糸を繋げていくのではなく、広大なデータベースの地平に広がるコンテンツの断片を全て等価なものとして組み合わせていくアプローチの面白さを目の当たりにした感覚とでも言いますか。まあミクスチャーってジャンル自体がそういう傾向を元々有しているのだとは思うのだけれど。でも、結果としてできあがった楽曲も音楽的に一つの狭いジャンルに閉じこめられないバラエティに富んでいる、いい意味でとっ散らかっているというのは、これこそが現代的なんだなあと痛感。よく分かりもせずに「オレンジレンジこそポストモダン!」とか叫びたい勢い。東浩紀はオレンジレンジについての本を書くべき。(「東浩紀 オレンジレンジ」で検索かけたら、インサイター動物化するポストロックというエントリーがすでにあった。やっぱり同じようなこと感じた人いますね。)

もちろんそれは製作者側のアプローチであって、たぶんオレンジレンジのメインターゲットである若い子たちはそんなことおかまいなしに聴いているだろうし、元ネタを知ったリスナー側としてはこの似たもの集の中から自分の興味に触れたものへと糸を伸ばしていく楽しみがあるんですが。ていうか、叩いている側も擁護している側ももったいないよね。せっかくこんないいネタ集があるのにここから興味を広げることをしないなんて。いや、している人もいるのかもしれないけれど。

あと、くるりの「ワンダーフォーゲル」が入っているのがなかなか皮肉。あれが収録されたアルバム「TEAM ROCK」自体が、そういうアルバムだっただけに。そう言えば「TEAM ROCK」が出た直後も元ネタリストみたいなの作った人とかいたなあ。くるりのサイトの掲示板が軽く荒れたりもしていたし。けどくるりのあのアルバムにはオレンジレンジほどの突き抜け具合がなかったというか、良くも悪くも岸田らしいアプローチにとどまっていて、やっぱりそこら辺が根本的に違うというか。

過大評価であることを承知で書くと、オレンジレンジのやっていることは、音楽オタクたちの趣味性を「そんな考えは古い!細分化された狭い世界へと閉じこもってはダメだ!」と痛烈に皮肉っているかのようにすら思えるくらい。そういう意味では「リスペクトが感じられないからパクリだ!」みたいな批判をしている人がいることは理解できるんですが、その価値観とは違う次元にある音楽ですよ、これは。(これを書いててドラゴンアッシュのブレイク時のロキノンジャパン編集長山崎洋一郎のドラゴンアッシュ賛美とくるり批判を思い出した。まあ、ドラゴンアッシュはあの後ものすごい勢いでJヒップホップに対する「リスペクト」へと向かっていってしまったわけだが。)

まあ、このmp3は必聴ですよ。もう昨日から何回聴いたことか。あと、mp3の最後に入っていた"Jupiter Jazz"の入っているA Hi-Tech Jazz Compilationをアマゾンで買おうと思って開いてみたら、レビュアーに一人すさまじい人がいて笑いました。「ちひろ@」って人。

「このアルバムが発売されてから、安易にデトロイトテクノ!最高!などど口に出す輩がいて腹立たしいです。」

「私の中で完全URは終わりました。UR=デトロイトだとは思わないください。デトロイトにそもそもテクンのシーンなんてすでにないです。ハウスとエレクトロのシーンは確かにありますがね(苦笑」


あはは。これはまさに高二病の典型的症状ですね。この人のレビューは全部すさまじいので必見。「参考になった」投票率の低いこと低いこと(笑)いや、こういう熱いこだわりを持った人自体は嫌いじゃないですけどね、自分に危害が及ばない限りは。