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沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム公式ブログ

このページでは、沼津港深海水族館の飼育員が水族館で会える生物たちの飼育状況や、日々のちょっとした発見などを随時お届けしていきます。
随時更新していきますので、是非ご覧ください。

 

みなさんこんにちは!かっぴーですグラサン

 

いや~あったかくなったと思ったら急に寒くなって

更に雪まで降ってしまって、花粉も酷くて…

散々ですねゲロー

 

みなさんも体調には気を付けて下さい!

 

今回はこの前飼育員が漁師さんの船に乗らせてもらい、

採取してきた深海生物の中で、とても珍しい子が

いたのでご紹介です!

 

じゃん!『ミツクリエナガ

チョウチンアンコウ』です!

しかも!このミツクリエナガチョウチンアンコウ、

わずかながら生きていました!!激レアです!

 

飼育員たちも夢中になって動画を撮っていました笑い泣き

 

ごく稀に死亡してしまった個体は入ってくることが

あるのですが、生きている所を見れたのは

初でしたお願い

 

ミツクリエナガチョウチンアンコウは水深500-1250mあたり

で捕獲されることがあるらしいです!

 

チョウチンアンコウの仲間たちは、

メスが大気くなるのに対し、オスがとても小さく、

メスの体にくっつき、そのまま一体化してしまう種が

多いのですが、ミツクリエナガチョウチンアンコウ

もその一種です!

ですが、この個体にはまだオスはついてませんでした!

そして残念ながらも次の日には亡くなってしまいましたぐすんぐすん

 

 

今後もレアな生き物たちが入ったら、どんどん上げていきたいと

思いますー!

 

かっぴー

 

 

こんにちは、Sです。

昨日はSの家周辺は5cmほど積もりました。

明け方に雨になり通勤はセーフ。

 

さてシーズン真っただ中の

深海底曳網漁。

 

例年も搬入はありますが

今年特に搬入が多いのが

アカツノチュウコシオリエビ。

 

Sが好きな深海生物の1つです。

ハサミ脚とボディーのバランスが

絶妙?(アンバランスともいいます)

で、可愛らしい。

コシオリエビは大きく分けるとヤドカリの仲間と

されますが、この種は5対目の脚も外に出している

ことが多いです。

餌は何でも食べてくれますが

シラスが一番好みのようです。

 

2F深海の世界、

メンダコ展示の手前の水槽で展示しています。

 

お見逃しなく!

 

飼育長S

 

 

みなさん、こんにちは!

 

 

 

当館で飼育中のダイオウグソクムシの中に、

『絶食』のイメージの逆をいく、

とっても食いしん坊な

ダイオウグソクムシがいるんです。

 

勢いよく餌を食べる様子が、

なんだか怖いような…

可愛いような…

 

複雑な感情を抱かせます…

 

 

お食事シーンを

動画に撮ってきましたので、

ぜひご覧ください!

 

 

どうでしょうか?

 

 

すっごくむしゃむしゃ

食べています。

 

給餌頻度は高くないですが、

ここ最近は、かなりの高確率でご飯を食べてくれています。

 

ここまで食べる個体は初めてなので、

今後も様子をよく観察していきたいと思います。

 

新規個体も増えて賑やかになった

ダイオウグソクムシの水槽を、

ご来館の際は、ぜひ注目してみてくださいね♪

 

 

カエル まゆげ カエル

皆さんこんにちは!きょろた

 

最近の沼津はだいぶあったかくなりました晴れ

お昼になれば17℃を超えることも!

春を感じますねガーベラガーベラ

 

 

そして雑談その②ですが、

先日シビレエイを水槽から移していると

まつげ先輩から

「飼育員としてビリビリ経験してみなよ!」

と恐ろしいお言葉が・・・ガーン

 

意を決し、恐る恐るシビレエイを刺激していくと

ビリっと!!!

 

例えるなら、貼るだけで腹筋が鍛えられる

あの低刺激のやつみたいな感じ、、、!(伝われ)

 

 

でもなかなかいい経験になりました滝汗ドンッ

 

 

 

 

ついつい長話になってしまいましたが、

今日はつい先日水族館にやって来た新しい仲間を

ご紹介します!

 

 

まずはこちら

 

ダイオウグソクムシ!!

 

2月27日に2個体!仲間入りしましたスター

 

先住民のダイオウグソクムシさんよりも

少し小さめですが、苔もなくキレイです笑い笑い

 

現在のダイオウグソクムシは合計で4匹!

たくさんいると賑やかで迫力ありますね!!

 

 

 

 

そしてもうひとつ!!

タカアシガニのオスですかに座かに座

 

漁師さんの網にかかり、引き取らせて頂きました。

 

大きさは2m級!!

 

最大サイズとまでは行きませんが

十分見応えがありますよ~~!!!キラキラ

 

 

先にいた2.5m級のタカアシガニとも、今のところ

争いもなく過ごせていて安心しています。

 

餌も食べてくれたので、このまま長く飼育出来たらと

思います気づき

 

 

 

 

最後に関係ないですが、、、

 

オスがメスを抱きしめているみたいで

なんだか親子のようで可愛かったので

投下っっっスター

 

 

 

皆さんぜひぜひ新しいダイオウグソクムシと

タカアシガニ見に遊びに来て下さいね爆  笑

 

 

 

きょろた

 

皆さんこんにちは

ぽんすけです

 

本日より、当館1Fにて

オサテエビの展示を開始します!

 

 

オサテエビは水深300m~800m付近の深海に生息する深海性のエビです。

ただエビと言っても大きく分類を見るとザリガニ下目に分けられており、確かにザリガニのような形をしていることが分かります。

 

そして、オサテエビの特徴は何といっても、片方が長く大きく伸びたハサミ!

 

実はこのハサミはオスとメスで長さが異なります。

メスの方が極端に長くなるんです。

 

そのため、最近まではオスとメスで別種と思われており、

メスを『オサテエビ

オスを『ドラゴンオサテエビ

という名前で呼ばれてました。

 

今ではオスメスの違いということが分かり、統一でオサテエビになっています。

 

 

なぜ、長くなるのかははっきりと分かってはいないようで謎に包まれているんだとか…

 

この厳つい長いハサミに男心をくすぐられます!

 

 

今回展示を行っているのはオスと思われる個体です!

より長くハサミが成長するメスのオサテエビはぽんすけが担当する回の解説イベント『駿河湾と深海生物』にて本物の標本を使って紹介しているので見てみたいはぜひ参加してみて下さいね!

 

 

こちらがメスのオサテエビ!

確かにこんなにハサミの長さが違ったら別の種類かと思っちゃいますね!

 

 

姿も生態も謎に包まれたオサテエビ!

生きて捕獲されることはほぼ無いため、なかなか水族館で展示されることもありません。

ぜひ、その不思議な姿を見に来て下さい!

 

ぽんすけ

 

皆さんこんにちは!かっぴーですグラサン

 

今日は!おめでたい報告が2つあります!!クラッカーアップ

 

まず1つ目は、当館でも1・2位人気を争う深海のアイドル

メンダコ』が本日で飼育日数31日になりました!

メンダコは主に、駿河湾の深海底曳網漁で捕獲されます。

水深200-600mに生息している深海の可愛いタコです🐙

 

捕獲数がかなり少ないうえに、体がとーーっても柔らかくて、デリケートな為、長期飼育がとても難しく、当館でも展示出来たり、出来なかったりの日々ですえーん

 

現在展示中のメンちゃんは、状態が良いまま水族館に搬入され、摂餌も何回か確認出来ています!

今のところ状態はいい感じですが、いかんせん生き物の為、突然状態が悪くなってしまったり、亡くなってしまうこともありますぐすん

当館も長期飼育に全力を注いでいますが、見れない可能性も出てくることをご了承くださいショボーン

 

そしてもう1つは!!

祝日でお客さんも多いなか!駿河湾大水槽で展示を行っている『ホシザメ』が出産しました!

気付いたら大水槽にちっこいサメが数匹泳いでいて、確認すると赤ちゃんを産んだ直後と思われるホシザメが!!

赤ちゃんたちは水槽の上の方を元気に泳いでいました!歩く

 

このまま赤ちゃんの飼育も成功出来るように頑張っていきたいと思います!!

 

かっぴー

 

みなさん、こんにちは!

 

インスタグラムで紹介していた

サケビクニンの赤ちゃんたちですが、

バックヤードにてすくすくと成長中です♪

 

 

生まれたての姿はこちら。

 

 

 

かなり小さく、色もなく、ほとんど透明です。

当館では、サケビクニンの繁殖は

初めての経験ということで担当者は終始ドキドキ。

 

毎日、成長を見守っています。

 

 

 

 

初めの個体が孵化してから、

早いもので、2ヶ月半程経過しました。

 

サケビクニンの赤ちゃんたちはというと…

 

なんと!無事に飼育を続けられています。

色も黒っぽくなり、体も大きくなりました。

 

 

 

 

アップしてみるともっともっと

可愛いんです。

 

 

 

生まれた時期によって、

大きさには、少し差が出ています。

 

 

2cm程の大きさになりました♪

 

水温が低いため、ゆっくり少しずつ

大きくなっていくようです。

 

だんだんと、サケビクニンらしい形になってきました。

 

 

 

このまま、無事に

大きくなっておくれよ~おねがい

 

 

皆さまにお見せ出来る日が来るよう

引き続き頑張ります。

 

 

カエル まゆげ カエル

 

みなさんこんにちは

ぽんすけです!

 

 

さてさて、ここしばらく、強風や最強寒波とやらの影響でなかなか漁に出れていない沼津…波

シーズン真っ只中でもどかしいですが、天候には逆らえません!

 

 

しかーし、当館では引き続きメンダコを飼育展示中です

今日で飼育日数26日目を迎えました!

 

 

 

 

食は細いもののサクラエビを食べてくれたりとほんと少しずつですが、長期飼育に向けて少しずつ前進していますキラキラ

 

 

メンダコの様子を見に連日ご来館してくださるお客様や遠方から足をお運びくださる方、応援のメッセージなどたくさんの声をいただきとっても感謝しています!

 

引き続き、メンダコの生態の謎や飼育の解明に向けて励んでまいりたいと思います!

 

 

また、2025年2月15日に搬入されたオニキホウボウも引き続き展示中です!

 

オニキホウボウの生体展示は世界中の園館でも展示されている箇所はほとんどなく、当館でも初の展示となりました!

 

 

初の飼育の試みになりますが、こちらも飼育員一同少しでも長く飼育展示が出来るように努めていきたいと思います筋肉

 

ぽんすけ

こんにちは、Sです。

 

寒さに弱いSは冬毎年恒例のギックリ腰にヤラれまして。。

 

早く暖かくなってほしいです。

 

少し前になりますが、駿河湾深海カニカゴ漁を漁師さんにお願いし漁に同行させて頂きました。

3年程前からお話させていただき、やっと実現しました。

 

当日は仕掛けたカゴを引き上げる作業です。

仕掛けた場所は戸田港から20分ほどと非常に近い場所、陸からも距離で2マイル少々。(4kmくらい)

 

水深は、800mを超えた場所でした。

駿河湾がいかに急深なのかを改めて実感しました。

 

仕掛けたカゴは15。

(引き揚げ中の様子)

 

15の内、5つはサメと思われますがカゴを破壊され空。。

残りの10カゴで

エゾイバラガニが300超える数が捕獲できました。

 

今回は他のカニは皆無でエゾイバラガニのみ。

以前はこれにハリイバラガニやニホンイバラガニなどが少量混じっていた、とのことです。

目当てはハリイバラでしたがエゾイバラも展示がほぼ無かったので良かったです。

水族館入口の水槽で展示しています。

ぜひ!

 

飼育長S

 

みなさんこんにちは!

ぽんすけです

 

 

昨日の底曳網漁でとっても珍しい深海生物が捕獲されました!

その名も『オニキホウボウ』

 

名前に鬼が入ってなんだかイカツイ印象の魚ですね!

 

実はこの深海魚、生きた状態で捕獲されることはほぼ無く、そもそも目にすること自体が非常に少ない深海魚なんです!

 

そして生きた状態で展示されるのも世界で数例のみ!

非常に貴重なんです!

 

底曳網漁から戻ってきた漁師さんから引き取った際にぽんすけも生きているその姿を見てとっても驚き大興奮してしまいました!爆  笑爆  笑爆  笑

 

 

 

 

 

 

 

持って帰って来てくれた漁師さんも初めて捕獲したよと興奮している様子でした笑い

 

 

急いで水族館へ搬入し、本日からヘンテココーナーにて展示を開始!

 

 

 

ゴツゴツしたカッコイイその姿にお客様も興味津々でご覧頂いております!

 

 

鎧を見にまとったその姿はまさに『鬼』!

その貴重な姿を見に当館へ足を運んでみて下さい!

 

 

オニキホウボウは非常にデリケートで飼育の難しい深海生物であるため短期間の展示や展示中でも生体の状態によっては展示の変更をさせて頂く場合もございます。

 

ご理解とご協力お願い致します。

 

ぽんすけ