みなさん、こんにちは!
今年の底曳き網漁の漁期が終了しました。
今年はメンダコの当館飼育記録を更新出来たことが一番の出来事だったと思います。
毎年、体感としてはどんどん早くなっていて、本当にあっという間です。また次の漁期に、たくさんの深海生物に出会えるのを楽しみに待ちたいと思います。
さて、そんな今年はきょろたと共に、
エビの卵を採取して、孵化させることに
チャレンジしてきました。
こちらは、漁期が終わった今も、現在進行形です
サケビクニンの赤ちゃんをはじめとし、
小さな赤ちゃんを育てることが好きな私たち。
漁期終盤にかけて
様々なエビの卵が集まりました〜!
今日は、その一部をご紹介します。
オキナエビ
トゲヒラタエビ
アカツノチュウコシオリエビ
アカモンミノエビ
センジュエビ
などなどです。
どうでしょうか?
画像は、それぞれ顕微鏡で覗いたものです。
それぞれ色も違っていて、
そして何よりとても綺麗です!
まるで万華鏡みたいだな~といつも思います。
なかには発眼が確認出来る卵もあります。
甲殻類の繁殖は非常に難しく、
特に生まれてからは、ノープリウスやゾエアなどと呼ばれる、親エビの姿とは全く異なる姿をしているものが多く、さらに浮遊生活を送るため、飼育が非常に難しいです。
なんとか、より長く飼育をし、
みなさんに、この卵たちの成長記録が見せられるように
一生懸命頑張ります。
まゆげ