レイアウト兼住居 | 沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム公式ブログ

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このページでは、沼津港深海水族館の飼育員が水族館で会える生物たちの飼育状況や、日々のちょっとした発見などを随時お届けしていきます。
随時更新していきますので、是非ご覧ください。

みなさんこんにちは!

いぺおです。

 

水族館の水槽の中にはレイアウト品として岩や

サンゴが入っていたりしますよね。

そんなレイアウト品の岩なんかには実は様々な

生物が暮らしていることがあります。

 

例えば特別展示エリアのサンゴトラザメが展示

されている水槽の岩の表面をよ~く見てみると、

真っ赤なイソギンチャクのようなものがあります。

 

👆写真の中央付近です。

 

コチラはイソギンチャクではなくケヤリムシ

仲間です。

ケヤリムシはゴカイの仲間で、触手のようにも

見える部分である「鰓冠」というところを使い

流れてくるプランクトンを捕食することで生活

しています。

 

岩を水槽に搬入した頃には、ケヤリムシはまだ

いなかったので展示期間中におそらく岩を拠点

に成長してくれました。^^

 

 

まだまだ小さいですが、大きなものでは鰓冠の

直径が10cm近くにまで広がるサイズの個体も

います。

只今公開中の特別展示が終了した場合でもどこか

別の水槽に岩を移すため、ケヤリムシの成長を

恐らく今後も観察できます。^^

 

鮮やかな赤色で見栄えもするので是非とも大き

く成長して欲しいです。^^

 

 

いぺお