巨ウナギ | 沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム公式ブログ

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このページでは、沼津港深海水族館の飼育員が水族館で会える生物たちの飼育状況や、日々のちょっとした発見などを随時お届けしていきます。
随時更新していきますので、是非ご覧ください。

今日の沼津は雨模様。

こんにちはナメタケです。

 

深海生物好きの方にはお馴染みの

『ヌタウナギ』

 

 

見た目はとても似ていますが、

展示水槽には

『ムラサキヌタウナギ』

展示されています。

 

体色や鰓の数などに

違いはありますが、

 

 

なんといってもです。

 

ヌタウナギよりも

ムラサキヌタウナギが

大きいのです。

 

こちらがムラサキヌタウナギ。

 

ひときわ目立つ大きな体。

ヌタウナギが60cmほどなのに対し、

ムラサキヌタウナギは80㎝ほどにまで

成長する個体もいます。

現在水槽にいる個体も、

少し曲がっている

こともふまえると、

およそ70㎝ほどでしょうか…

 

他のヌタウナギを測ってみると、

ちょっと小さめですが、

おおよそ30㎝。

 

比べるとやはり

ムラサキヌタウナギは大きいですね!

 

しかし、大きさだけで

生き物を同定するのは

実は確実ではありません。

 

大きなヌタウナギや

小さなムラサキヌタウナギ、

成長段階のムラサキヌタウナギの

可能性があるため、

鰓穴の数を数えるのが

一番確実ですね。

 

思い込みで同定しないよう、

知識で応戦できたらと

思います。

 

 

ナメタケきのこ