色の秘密。 | 沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム公式ブログ

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このページでは、沼津港深海水族館の飼育員が水族館で会える生物たちの飼育状況や、日々のちょっとした発見などを随時お届けしていきます。
随時更新していきますので、是非ご覧ください。

こんにちは、Sです。

沼津は昼過ぎから雨降りです。

 

火曜日の天候はどうでしょうかね?

底曳き船乗船予定です。

 

館内でお客様から

『派手な色で敵に見つかりやすくないですか?』と

よくご質問頂くベニテグリ。

 

エサを啄む姿が非常に可愛らしい生物です。

 

この鮮やかな体色。

赤というか朱色というか。

 

確かに目立つ色ですが、

水の中に光入ると

赤い波長が真っ先に吸収され深いところまで

届かなくなります。

 

赤い波長が無くなった光が当たると

赤は黒っぽく見えるようになります。

 

ということで鮮やかな赤、は深めの海では

逆に黒く(暗く)見え、『保護色』となるのです。

 

派手なのに保護色。

不思議です。

 

飼育長 S